異世界でもやっぱり風呂
遅くなって申し訳ありません。
(追記)
2/26改稿しました。
飯も食べ終わり今度は風呂に入ることとなった。やっぱり風呂は外せないよね。んで確か風呂は地下にあるという話だったが、何か理由があるのだろうか。
「ん?風呂が地下にある理由か?あんま土地取れんかったから地下に増設しただけや。大変やったけどな。」
そんな深い理由じゃ無かったな。まあそれはともかくさっさと風呂に入ろう。
『行こうぜライオルド』
『ああ。・・・おい、まさか一緒に入るつもりではないよな?』
『え?あっ・・・』
今俺が女だってこと忘れてたな。気をつけなきゃ・・・。
『すまん、忘れてた』
『気をつけろておけ、意識しておかないと面倒くさいことになりかねん。』
『分かってるんだけどなぁ・・・』
『まあ、すぐには無理だろう。とりあえず先に入ってこい。』
『俺が先でいいのか?』
『レディーファーストだ。』
『・・・なんか何とも言えない気分になるからやめろ。先には入るけど。』
強盗な癖に紳士なライオルドだが女扱いされると何か微妙な気分になるからやめてほしい。いや、慣れなきゃ駄目なんだろうけどさぁ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
階段を降りていくと籠と仕切りがあるだけの脱衣場があった。見た限り男と女の区別は無いようだ。
「混浴って・・・女の方からしてみると嬉しいこと一つもねぇな」
そんなことを呟きつつ服を脱いでいく。上着を脱ぐと豊満な果実がたゆんと揺れる。見慣れてるという記憶と見慣れないという記憶が混雑していてなんだか気持ち悪かった。え、彼女いただろって?高校生だから健全なお付き合いしてたんですー。
おっと、そんなことより今は風呂である。ちなみにここまでくるのに軽く水浴びを数回くらいはしたがそれでもやっぱり風呂とは違うのである。風呂への扉を開け、中に入る。
「・・・思ったより狭いな」
風呂は正方形に組まれた石で出来ており現代日本ほどではないにせよ加工が成されていた。サイズとしては大人が2人も入れば余裕が無くなる程度の大きさだった。
「まあ、二人同時に入ることもないだろうしな・・・ってさっきから独り言多いな、気をつけねーと」
そんなことを言いつつさっさと体を洗い風呂に入った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いやー気持ちよかったー、これがあればこの宿屋外見が悪かろうと店長がキモかろうと我慢できるな。
ちなみにだが石鹸は無かったがそれに似た効果を発揮する液体が入った木の実があった。名前はパプロンの実という。正直この体の記憶が無かったら使い方が分からない所だった。
そんなことを考えつつ着替えて1階に上がるとレグルスがたんこぶを作って正座しており、その前ででライオルドが仁王立ちしていた。
・・・まあ予想はしていたよな。できる男であるライオルドがその程度予想してない訳が無い。案の定とっ捕まって説教されていたらしい。
「ほんの出来心なんや、許してくれぇ・・・」
「ほんの出来心だろうと、覗こうとした事実は変わらない。お前はほんの出来心で人を殺した時に許してもらえると思うか?許すわけがないだろう?」
「じゃ、じゃあ飯代タダにすっから・・・それで堪忍して貰えんやろうか?」
「今度は買収か、懲りないやつだな。もう一発拳骨喰らうか?」
俺はとりあえず近寄りライオルドに念話で話しかける。
『おーい、ライオルド、上がったぞー』
『む、ルティナか、待ってろ、コイツに今説教をしている所だ。』
『まー待てって、そこは当事者である俺が許すか許さないか決めるもんだろ?』
『それもそうだが・・・コイツを許すのか?』
『フフ、まさか許すわけがないでしょ?1回深く反省してもらうわよ。』
『そうか・・・なんか口調が違わなかったか?』
あれ?今特に何も意識してなかったが女口調だったな。
『ありゃ、何でだろ。まあ多分ルティナの記憶の部分がコイツ絶対に許さないって思ったんじゃね?』
『そういうものか?まあいい、任せたぞ。』
「レグルス、アルティが風呂から上がったから、許しはそっちに請うんだな。」
レグルスは、ライオルドのその言葉に凄い勢いでこっちの方を向いた。
「ア、アルティア、これは違うんや!ただ、パプロンの実の使い方が分かるのか思うて聞きに行こうとしてちょっと脱衣場の所まで行ったらその前で待機していたディアスに勘違いされて説教されただけなんや!断じて覗きとかそんなんやあらへんからな!」
と凄い剣幕で言い切った。まあ言葉だけ聞けばそうかもしれないと思わないでも無いのだが・・・ポケットの膨らみを隠しきれてない。ライオルドは知らないと思われるものなのでスルーしたのかも知れないが。
さて、ライオルドが羊皮紙を渡してくれたので遠慮なく言わせて貰おう。
『覗きの意思は断じて無かったんだな?』
「もちろんや!絶対にあらへん!」
『そうか、所でポケットに入ってる魔道具にはどんな使い道があるんだ?』
「これか?これはな・・・」
そこまで言ってレグルスの顔が引き攣る。そう、その魔道具とは前世で言うところのカメラに当たる魔道具なのだ。その名も魔道撮影機。まんまである。形もデジカメそのもので、撮影したものは立体映像として映し出すことが可能な魔道具だ。ちなみに、結構お高い値段がする。
まあつまるところ盗撮しようとした証拠なのである。盗撮、ダメ、ゼッタイ。
「こ、これはやな・・・魔道望遠機って言ってな・・・この画面で遠くを覗くことが出来るんや」
なるほど、魔道撮影機を知らない者なら誤魔化されるだろう。確かにズーム機能があるため信用しやすい。しかしその嘘には致命的な穴がある。そこを見逃すはずもなくライオルドが追撃する。
「それは宿屋の業務に必要ないものだよな?つまり、アルティの裸を覗くためにその魔道具を持ち出したということだな?」
「え?・・・あっ」
それはつまり望遠機でも撮影機でも覗こうとした証拠としては充分ということである。という訳で止めの一言といくか。
「・・・サイテー」
「がはっ・・・」
必殺、「女子のサイテー」である。しかも普段喋らない分言葉にしたということはその分の重みがある。そんな口撃をくらったレグルスは前のめりに崩れ落ち、動かなくなった。
その日はそんなレグルスを放って置いて寝るのであった。
タイトル詐欺な気がする・・・あとちょっと無駄な描写入れすぎな気もする・・・




