告白された(汗)
(追記)
2/26改稿しました。
「一目惚れしました!!付き合って下さい!!」
・・・何いってんのコイツ?え?ホモ?あ、俺今女だから問題ないないか。いやいや、初対面でいきなり告白は大問題だろう。なにより俺は七海以外を愛する気はない。よし、断ろう。
でも、下手に断るとここに泊まれなくなるかもしれない。正直泊まりたくないが、他に泊まる宿がない以上泊まれなくなると困る。どうやって断るか。
パターン①:「ごめんなさい!」で終わらせる。
これだと変に拗れはしないだろうが、泊まれなくなるかもしれない。
パターン②:初対面だから無理だと言う。
これなら泊まれなくなることはほぼ無いだろう。だが、しつこく言い寄ってくる可能性もある。
パターン③:ライオルドに丸投げ
多分これが一番早いと思います。頼りすぎるのも良くないけど。
パターン④:殺してでも(宿屋を)奪い取る
人として駄目だよな。却下。
よし、パターン②と③の折衷案、ライオルドにフォローしてもらいつつやんわり断る、でいこう!
作戦内容をライオルドに念話で伝え準備完了。赤髪の男は期待の眼差しでこちらを見ている。俺は羊皮紙を前に出し文字を表示させる。
『悪いが私には既に好きな人がいる』
「何やて!?」
赤髪はそれを聞き絶望した表情でこちらを見て、ハッとしてライオルドを凝視する。
「ああ、俺の事ではないぞ?俺とこいつは兄妹だ。」
と、ライオルドが言う。赤髪は驚いた顔をしてる。うん、ライオルド俺もそれは初めて知ったわ。
『(念話)おい!なに勝手に兄妹設定つけてんだよ!』
『(念話)いらない誤解をされなくて便利だろう。別に嘘だとバレても義兄妹だと言えばいいしな。』
むぅ・・・まあいらぬ誤解を防げるならいいか。
「そうか・・・もう好きな人おるんか・・・」
なんか悪いことした気分になるなこれ。俺に好きな人がいるというのは嘘では無いんだけどな。
「それはともかくここは宿屋なのか?」
「あ、ああ、ここは宿屋だ。」
「ここに3日程泊まりたい。いくらだ?」
「飯三食ありで一部屋一日100ギルだ。飯抜きで70ギル。」
この世界のお金の単位はギルである。今更だが。しかし高い。普通飯ありでも80ギルだ。
「どう考えても高いだろう。こんなボロボロな宿。」
「風呂付きだからな」
「納得した。」
うん、風呂付きなら納得だ。
「ツインで幾らだ?」
「ウチの所は全部屋二人まで泊まれる。ベッドを分けるか分けないか部屋を分けるかは伝えてくれ。」
「ベッドは分けるが同じ部屋でいい。」
「なら三日で300ギルやな。」
「分かった・・・確認してくれ。」
「ひぃふぅみぃ・・・毎度ありっと。ま、ゆっくり休み〜部屋は二階の1号室。階段上がって右の突き当たりや。」
「分かった。ところで名前は?」
「ああ、言ってなかったな。ワイの名前はレグルスやヨロシクな〜っと。あんたらも名乗ってくれん?」
「俺の名はラ・・・ディアスだ。」
『私はアルティアだ。』
「了解、ディアスにアルティアやな。飯は7時半に下にある食堂に来てくれ。風呂は地下にあるからな〜。」
そして俺達はようやく宿屋で休むことが出来た。っつかライオルド、名前間違えかけたな。
「アルティアかぁ・・・やっぱ初対面じゃ駄目やったかぁ・・・」
寂しそうな声が聞こえてきた気がしたが無視した。
エセ関西弁だから関西人に怒られないかな・・・




