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宿屋を探そう

全然長く書けませんね・・・たくさん書いてる人は凄いです。

(追記)

2/26改稿しました。

宿屋を探し始めて一時間。俺らはある問題にぶち当たっていた。


「・・・何処も宿屋が埋まっているな。」


なんと、宿屋が空いてなかったのだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 先ほど宿屋に寄った時に店主に聞いてみたところ、どうやら今は観光客が多い時期なのだそうだ。それで宿は埋まっていたのか。しかしこのままでは街中で野宿というスラムの人間みたいなことになってしまう。どうしたものかと悩みつつ歩いていたらいつの間にか街のはずれのようなところに来てしまった。

仕方なく引き返そうと思いライオルドの方に目を向けるとなんか別の所を見ている。


『どうした?』

「ああ、そこにある建物なのだが・・・宿屋、のようだ。」


そう言いつつライオルドが指でその建物の方を指した。そちらに視線を向けると


「え?」


ギリギリ廃墟では無いレベルのボロボロな二階建ての建物があった。周りには紛れもない廃墟しか無いので見間違いという訳では無いだろう。思わず声が出てしまった。


『なあ、なんであれを宿屋だと思うんだ?』

「まあ当然の疑問だろうが、よく見ると看板があるだろう?」


あ、ほんとだ超かすれてるけど部分的に読める看板がある。そこには《ま〇〇く亭》(この世界ね文字で)と書かれてあった。〇は読めない部分である。まあ恐らく《まんぷく亭》なんだろうなぁ。しかしこの名前だと料理店の可能性もあるのでは?とライオルドに言ってみたが


「横に料金表があるからな。」

と言われた。


確かに料金表がある。シングルとかダブルとか料理店にあるわけ無いので宿屋なんだろう。

とりあえず宿屋だとは納得したのでそこに行くことにしたのだが・・・


『本当にここ営業してんのか?』


近づけば近づくほどボロさが際立ってくる。壁に大きな穴が空いてたりはしないが、ところどころ店の塗装が剥げているし、看板はかすれて傾いてる、出入口はウエスタンな酒場の出入口みたいな感じなのだが片方蝶番が外れぶら下がっている。


『「・・・・・・・・・」』


2人揃って店の前で沈黙していたのだが、次の瞬間強い風が吹き、煽られた看板がすぐ目の前にガシャアン!と落下して来た。呆然としてそのまま2人揃って硬直していると、


「あちゃー、また看板外れてもうたか〜」


というやや軽い感じの男の声が店の中から聞こえてきた。マジで人がいるみたいだ。俺らが反応出来ないでいるとソイツは中から顔を出し、そして俺らに気づいた。


「おん?誰やアンタら?」


その男は見た限り結構若いようだった。見た感じ16〜18歳くらいである。ちなみに背は大体170センチ、体型は痩せすぎず太すぎずといった普通の体型、髪の色は血のように濃い赤、顔面偏差値は平均よりやや上といったところか。ってなんでこんなに分析してんだろ俺。

で、俺が店主(仮)を観察している間にライオルドが店主(仮)に話しかけてくれた。


「すまない、我々は今日この街に来て宿屋を探していたのだがーー」

「え?何?お客さん!?嘘やろ?ここが宿屋と分かっても来るアホそうそうおらんやろ!」


うわ話遮りよったこいつ。つーか何この口調微妙に関西弁じみててウザイ。いや、博多弁か?まーどっちでもいいのだがウザイ。(ちなみに日本語に訳した場合こんな口調として捉えられるということである。)

そのまま見詰め続けているとソイツはこちらに気づいた様だ。とりあえず話しかけ(文字)しようとしたところで急に血相を変えこちらにずんずん歩いてきた。

え?俺なんかしたっけ?とか思ってる間にもう目の前まで来た。


「アンタ・・・」


え、ちょ、怖い怖い怖い。何?俺が内心焦っていると、なんとソイツは頭をぐいっと下げて、こう言った。



「一目惚れした!!付き合ってくれ!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へっ?

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