2話 -学び場-
「雨夜 優成。初日から遅刻ギリギリか。気をつけろよ。」
と一応の注意をしてきたのは恐らく担任になる人だろう。
「はい。お前ら初めましてだな。今日から守護科を受け持つことになった阿澄だ。卒業までよろしくな。」
男の口調で話しているが見るからに女だった。
実践経験を積んできたならあり得るがやはり女というだけで下に見られることもあるだろう。
「今日は基本的な説明と書類の提出ぐらいだからすぐ帰れるぞ。それと今日から部活見学も行っていいからなー。」
言われた通りに説明などが終わり3時間もたっていないが解散となった。
部活には一切興味がないためすぐに帰宅準備をする。
「ちょっといいか?」
と、男二人組が話しかけてきた。
「なんだ?」
「俺は一条 将太でこっちが最上 怜。急いでないなら飯でも行かないか?交友を深めるのも兼ねてなんだが。。。」
「いいぞ。別に部活も興味ないし、用事も特にないからな。」
これから卒業まで付き合うことになるだろうからさすがに友好関係を築くべきだろう。
いい情報源にもなるだろうし。
「じゃあ。学食に行こうぜ流石にいいものがあるだろ。」
一条の提案で学食に行くことになった。
しかし、学食は本校舎にあり移動が必要になる。だからこそ懸念していたことがあったが運悪く的中してしまう。
「おい!守護が学食使ってんじゃねぇよ。すぐに出ていけ。」
急に切れられたと思ったが制服的に1年だろう。同い年なのにも関わらず、この態度で威圧してくる。
また面倒な奴に絡まれたものだな。
そんなことを思っていると。
「なんでだよ!学食に使う権利とかないだろ!思えの方がおかしいだろ!!」
一条は頭に来たのだろう。すぐに言い返している。
「俺たちは領土の拡大で国に貢献しているのにお前たちはなんだ?国に引き籠ってるだけじゃないか。そんな奴らが領域者名乗ってる方がおこがましいだろ。雑魚どもが。」
向こうもすぐに反発してくる。いじめるのが好きな性格なのだろう。
自分より下がいるという優越感に引っ立ている。相手をするだけ無駄だな。
「一条。行こう」
「そうだよ。一条君。いこ」
俺と最上はその場を離れようとする。
「でもいいのか。こんなに言われっぱなしなのは」
「へっ。自分の立場を理解してる奴がいるじゃねえか。そうだお前たちはさっさと失せろ。」
「なんだ「もういいから。相手にする方が面倒だ。」
一条はまたも言い返そうとするが途中で終わらす。本当に面倒だ。
そんな言い争いが起こっていた時
「あれ?優じゃん。お昼なの?一緒に食べよ~」
声をかけてきたのは紗夜だった。
また面倒になりそうだ。
「いや、いいわ。今日はクラスメイトと食べるから。お前もそうしろ。」
さっさとこの場を離れたほうがいいと判断した。
「確かに。じゃあ、明日はいいでしょ?」
「相沢さん。幾らあなたが優しいからってそいつらはやめといたほうがいいよ。そんなゴミどもよりこっちに来て食べようよ。」
横からさっきの暴言君が紗夜を誘う。
「??ゴミって何?私が誰と何をしようとあなたには関係ないでしょ?なんであなたに従わないといけないの?さっきから聞いてたけど同じ学校の同級生だよ。同級生に上も下もないでしょ。それとも自分は特別な存在だっと思ってるの?まともに外にも出たことがない分際で何ってるの。私が誰とご飯食べようと私の勝手でしょ。わざわざ関わってこないでよ。」
オーバーキルぐらいに相手をボロクソに言っている紗夜
食堂は少し騒ぎになったためその間に二人を連れて逃げる。
「どうして相沢さんから逃げたの??」
最上が聞いてくる。
「あいつとは幼馴染だから分かるけどあんな風になると面倒になるからだ。飯を食べるだけなのに巻き込まれたくなかったんだよ。」
「幼馴染だったんだ。だから声をかけてきたんだね。」
「そんなことよりも一条。あいつのことは気にするな。相手をする方が疲れるぞ。」
「わかってるがあそこまで言われたら腹立つだろ。」
「お前の気持ちもわかるがあいつはおかしいから無視でいい。それより学校前のハンバーガーをに行こう。それでいいだろ??」
「僕は構わないよ。」「俺もだ」
二人も納得したので昼はハンバーガーに落ち着いた。