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メモ  作者: ぴー
1/1

めもーー

【あらすじ】


前回の事件から数日後、導は元上司の武藤受刑囚の元に訪れる。


そこで明かされる妹の存在。


そして西園寺は自身の過去について語り出す。


だが妹の紗絵子は導の事を良く思っておらず、事態は最悪の展開へ…


そして明かされる『SAC』の本当の意味とは



『サイコ×SAC』ここに完結!



最後に一言…


『人は自身で見付けた法則を疑わない』



【内容について】


同シリーズの1話にあたる『ホントにイカれたやつは誰だ?』からお読み頂くとより内容をお楽しみ頂けると思います。


また武藤・紗絵子には兼役を設定していますが、共に似たキャラクターを採用していますのでムリな演じ分けは不要です。


内容を大きく変えないものであればアドリブ・人数変更等お好きにお使い下さい。



小説最終話にあとがきがありますが、こちらは本編とは関係ありません。


皆様の楽しいボイコネライフのお力添えになれたら作者冥利に尽きます。



修正はその都度行います。





0:再び過去回想


0:壊れたように笑いながら泣く紗絵子


紗絵子:ごめんなさい…お兄ちゃん…


武藤:【父親】ギャハハハハ!ホントに刺すとはな!


紗絵子:…紗絵子…悪い子…人殺し…


武藤:【父親】さてと紗絵子!着替えろ!飯行くぞ!


紗絵子:いい事するから…許して…


武藤:【父親】聞いてるのか!準備しろ!


紗絵子:…お父さん。私…お父さんと…したい…


武藤:【父親】あー?なんだ?そんなにぶち込んで欲しいのか?


紗絵子:…うん


武藤:【父親】仕方ねぇな!あの女と同じで淫乱だな!ほら脱がすぞ…


0:父親は紗絵子の体に触れる。その時紗絵子は父親の腹部を刺す


紗絵子:今日は…私がぶち込んであげる


武藤:【父親】が…っ!何しやがるこのクソガキ!


0:殴り飛ばされる紗絵子、だがもう一本の包丁を持って父親の喉に突き刺す


紗絵子:お兄ちゃんの為に…私は正しい事を…


武藤:【父親】…やめ…っ…!


紗絵子:紗絵子は正しい!紗絵子はいい子!だから…!


0:紗絵子は父親にまたがり何度も包丁を刺す。数分後西園寺が目を覚ます


西園寺:…うっ。ボクは一体?


紗絵子:お、お兄ちゃんっ!生き返った!


西園寺:生き返った…?そうか…ボクは紗絵子に刺されて…


0:動かなくなった血まみれの父親に気付く西園寺


西園寺:こ、これは…どういう事…?


紗絵子:紗絵子頑張ったんだよ?だからお兄ちゃんが生き返ったんだよ?


西園寺:紗絵子が殺した?子供が大人を殺した?信じられない…


紗絵子:どうしたの?大丈夫?お兄ちゃん?


西園寺:と、とりあえず救急車呼ばないと!あと警察も…!


紗絵子:なんで?だってもう死んでるよ?


西園寺:それなら絶対呼ばないと…それに紗絵子…手腫れてるよ?折れてる?


紗絵子:ホントだー!全然気付かなかった!あれ?力入らない?


西園寺:だから見てもらお?救急車呼ぶね?


紗絵子:はーい!



0:回想終了


導:最悪の事件ですね…


西園寺:その後北警部に保護されて、紗絵子は精神鑑定の為に精神病院に、ボクは養護施設に預けられたのさ


導:どうして西園寺さんは精神病院ではなかったんですか?


西園寺:正常だと思われたからかな?…ところで何故その事に対して疑問を?


導:だって…子供が死体を見ても平常で冷静にいられるなんて、おかしいですよ…


西園寺:…そうだね。当時の大人たちが導くんと同じように思っていたならサイコカウンセラーは生まれなかったかもね


導:どういうことですか?


西園寺:その後、西園寺少年は月に数度、施設に迷い込んだ動物を刺殺する


導:ストレスによる衝動ですか?


西園寺:いいや?ちゃんと目的があった


導:目的?なんの為ですか…?


西園寺:妹は父親を刺殺していないと証明したかったからさ


導:お姉ちゃんが殺された時も自殺ではないと証明するために患者さんたちを…


西園寺:そう。だからその時の事件が原因なのか…前頭葉の一部が壊れてしまってね。そのせいでボクは2つの大切なモノを無くしてしまったのさ


導:2つの大切なモノってなんですか?


西園寺:何だと思う?



導:1つは証明のためなら他者の命を軽んじる…命に対する倫理観ですか?2つ目は分かりません…


西園寺:その通り。もう1つは…


西園寺:笑顔。あの日以来、ボクは心からの笑顔を出すことが出来ないのさ


導:言われてみれば、西園寺さんの笑顔って嘘くさいですよね。お姉ちゃんといた時もですか?


西園寺:あぁ。笑顔が下手とよく笑われたよ


西園寺:と、まぁボクの過去はこんな所だ。中々につまらなかったろ?


導:いいえ。私の想像以上で驚きました。…話してくれてありがとうございます


西園寺:こちらこそ。ボクも導くんに伝えられて少し落ち着いたよ


導:でもどうして紗絵子さんを医療刑務所に入れたがってるんですか?


西園寺:不起訴ではあるが紗絵子は傷害事件を幾度となく起こしている。男に襲われ正当防衛ということになっているけどね。真偽はもちろん闇の中さ


導:そういう事だったんですね…


西園寺:急なのだが、もし良かったら明日、紗絵子の所に行かないか?ちゃんと紹介したい


導:是非会わせて下さい!明日は非番ですし!ちゃんとお土産も持っていきますね!


西園寺:あぁ、では…また明日



0:紗絵子の病室にて


武藤:【父親】おい!起きろ紗絵子


紗絵子:なに?またアンタ?なんの用?


武藤:【父親】俺を殺しておいてお前らが幸せになれると思うなよ


紗絵子:そんなの分かってる


武藤:【父親】いいや、分かってない


紗絵子:あなたの言葉に興味ないわ。さっさと消えて


武藤:【父親】お前の兄貴が女刑事にたぶらかされてる。と言ってもか?


紗絵子:…どういう事よ?


武藤:【父親】アイツはある女刑事に脅迫されてるせいで自由に動けない


紗絵子:…信じろと?いるかどうかも分からない人間に畏怖いふの念を抱けと?


武藤:【父親】前に弧涼が話していたろ?忘れたのか?


紗絵子:そういえば話してた…。じゃあ…その女がお兄ちゃんを…。私が助けないと…!



心結:分かってた。こんな日が訪れることを…。だってそれは変えられない事実だから


颯太:叶うなら…あの日の自分に戻りたい。そして…やり直したい。俺たちの関係を無かった事にしたい


心結:だから…生まれ変わったら…今度は…



0:レストラン内。テーブルには叶恵と心結が座って颯太と太一を見つめる


颯太:オヤジ…これはどういう事だよ?話が違うだろ


太一:そうか?久しぶりに飲みに行こうと誘っただけだが?


0:3人と周りの客は小綺麗な服を着ているが颯太はスウェットにサンダル。顔を僅かに赤くして怒る



颯太:おまっ…!ふざけんなよ!なんで俺だけこんな恥ずかしい思いしなきゃ…!


叶恵:まぁまぁ颯太そうたくん。落ち着いて?その格好でも問題ないから座って?


颯太:…分かりましたよ


0:乱暴にイスに座る颯太。その後に太一も座る


太一:今日はみんな忙しい中、集まってくれてありがとう。コイツが愚息の颯太だ


颯太:どーも。颯太でーす


太一:こら、ちゃんと挨拶しろ!


颯太:うるせぇ!俺は納得してねぇからな!


太一:叶恵かなえ、あとでキツく言っておくから気にしないでくれ



叶恵:男の子だもん、これくらいヤンチャな方が良いよね!


颯太:ヤンチャって…。当然の反応だと思うけどな


叶恵:颯太くん、初めまして。私は叶恵と言います。お父さんと同じ職場で働いてます。そしてコチラが…


心結:心結ここえです!心を結ぶと書いてココエと言います!


太一:心結ちゃん可愛いだろ?良かったな!


颯太:何が良かったんだよ?見た感じ若いけど高校生?


心結:は、はいっ!受験生です!


颯太:別に面接じゃないから気張らなくて良いよ


心結:は、はい!


叶恵:颯太くんは日大に通ってるのよね?


颯太:えぇ、まぁ


心結:私も日大志望なんです!だから色々教えてくれますか?


颯太:は、はぁ…?


太一:良かったな颯太!後輩で妹の女の子が出来るなんて夢みたいだな!


颯太:んな夢しらねぇよ!ってか何?2人は結婚するの確定なわけ?


叶恵:ゆくゆくは…と思ってます


颯太:別に良いんじゃね?アンタ達の人生だし。良かったなオヤジ。不倫して出ていったオフクロの代わりが見付かって


太一:そんな言い方するな


心結:…颯太さんも?


颯太:ん?何か言った?


心結:い、いえ…


颯太:ふーん。ってかさ…心結ちゃんも2人の結婚には賛成なわけ?


心結:は、はい!お2人が幸せならと思ってます!


太一:心結ちゃん…!良い子に育ってくれて父さんは嬉しいぞ!


颯太:もう父親気取りかよ。分かったわ。んじゃ、式には呼んでな


0:席を立つ颯太


心結:待って!…あ、待ってください…。颯太さんの事色々聞かせてくれませんか?


叶恵:そうそう。折角だからご飯食べていって?お酒も好きな物頼んで良いから


太一:そうだぞ!新しく家族になるんだからな!


0:イスに座る颯太


颯太:はいはい。このまま帰ったら悪者になりそうだしな…。ってか、オヤジは何ですぐ結婚する前提で話してんだよ?


太一:お姉さん!生3つとオレンジジュース!


颯太:聞いてねぇのかよ


心結:颯太さん…お兄ちゃんって呼んだら怒りますか?


颯太:別に怒らねぇよ。それにタメ語で構わん


心結:うんっ!ありがとうございます!…間違った、ありがとうお兄ちゃん!


叶恵:良かったわね心結


心結:うんっ!


颯太:どうせ顔合わす機会もそうないだろうし、気にする必要ないか


心結:え?お兄ちゃんも一緒に暮らすんだよ?


颯太:は?何言ってんの?


叶恵:そうよ?私たちの家は日大まで徒歩5分の所にあるの!だから颯太くんも是非一緒にって話で進めてたのよ?ね?太一さん?


太一:ん…。あぁ…。そう話したろ颯太?


颯太:そんな話、聞いてねぇんだけど?そもそも今の家から出るつもりないし


心結:えっ…じゃあ家庭教師やってくれるって話もナシ…?


颯太:ん?家庭教師?


太一:みんな…すまん。どうやら俺の手違いで颯太に伝わってなかったみたいだ。残念だが、同居の件は無かったコトにしような…


叶恵:そうなのね…仕方ないけど残念ね…。今住んでる分の家賃もお小遣いとして渡すつもりだったけど…


颯太:え?小遣いまでくれるの?


心結:分かったよ…。ママ、新しい家庭教師探してくれる?


叶恵:もちろんよ!心結には日大に通って欲しいからね…


颯太:ちょっと待って!家庭教師ってどゆこと?


心結:元々家庭教師頼む予定だったんだけど、お兄ちゃんが代わりに勉強教えてくれるって聞いてたの



颯太:マジかよ。ちなみに今の話だと小遣いは月4万になるけどマジでくれるの?


叶恵:えぇ、そのつもりだったんだけど…


颯太:だったら一緒に住みます!こんな高待遇断る理由なんてねぇから!


太一:なにも無理に一緒に住まなくて良いんだぞ?


心結:そうだよ?お兄ちゃん…本当…?



颯太:あぁ!本当だ!絶対合格しような!


心結:やったぁ!ありがとう!お兄ちゃん!



叶恵:詳しい話は後にしましょ?料理も来たことだし


颯太:(M)こうして俺は神代家に転がり込む形になったのであった



0:それから2週間後


颯太:意外と勉強できるんだな。んじゃ次はこの問題集やるか


心結:はーい!お兄ちゃん先生っ!


颯太:その呼び方はやめてくれ


心結:じゃあ何て呼べば良いのさー?


颯太:普通にアニキ呼びで良いだろ?


心結:えー


0:叶恵がお茶とお菓子を持って部屋に入ってくる


叶恵:こら心結、あんまり颯太くんを困らせるんじゃないの!


心結:だってー


叶恵:だってじゃありません!ごめんね颯太くん


颯太:いえ、別に問題ありませんよ


叶恵:颯太くんもかしこまらなくて大丈夫よ?もう家族なんだから?


颯太:あ、はい…


心結:お兄ちゃん変なのー!あの日はバリバリタメ語で話してたのに!


颯太:仕方ないだろ!あの時は色々ありすぎてだな…


太一:叶恵すまない。聞きたいことがあるから下に来てくれるか?


叶恵:はーい!今行きますね!じゃあ2人とも勉強頑張ってね!


0:部屋から出ていく叶恵


颯太:集中力切れちまったな、1回休憩するか


心結:そうだね、一休み一休みっと


颯太:ぷっ…。お前何歳だよ?よく知ってるな


心結:私は18ですー!おばさん扱いしないでよ!


0:頬を膨らませながら菓子を口に放り込む


颯太:わりぃ、わりぃ。いや…お袋がよく言ってた言葉だから…つい、な…


心結:そう言えばお兄ちゃんのママは不倫して出ていったんだっけ?


颯太:あぁ。5年前にな…。周りからオシドリ夫婦って言われるくらい仲良かったんだけど…急にな…


心結:5年前?私のパパも5年前に不倫して急に出ていったの…


颯太:お前もか…


心結:うん。…あとお兄ちゃん、私の事ちゃんと名前で呼んでくれる?


颯太:わりぃ…何か恥ずかしくてさ…。あんまり女の子と仲良くした事ないから距離感よく分からなくてな…


心結:へー!私の事ちゃんと女として見てくれてるんだー?


颯太:ち、ちげぇよ!妹との距離感な!


心結:そんな事言ってー、顔赤いですよー?颯太お兄ちゃんー?


0:颯太の頬をつつく心結


颯太:や、やめろって!あんまり大人をからかうな…っ!


心結:ちょ、あんまり引っ張らないで…っ!


0:心結の手を掴み動きを静止させる。だが力加減を誤り自分の方に寄せすぎてしまう


心結:きゃっ!


0:心結は颯太に覆い被さるような形に倒れ込む


颯太:わ、わりぃ!どっか痛いとこないか?


心結:だ、大丈夫…。少しびっくりしただけ…


颯太:そ、そうか…。なら良かった…。わりぃけど降りてくれるか?


心結:…もう少しだけ…このままでいさせて…


颯太:は?叶恵さん入ってくるかもしれないだろ!降りる気ないなら無理矢理…


心結:…お願い。あとほんの少しだけで良いから


颯太:…あと30秒だけな。


心結:ありがとうお兄ちゃん。…どうしても…怖くて…我慢出来なかったの


颯太:我慢?何をだ?


心結:…色々。女の子にしか分からない恐怖って沢山あるんだよ?


颯太:そんなもんか?まぁ困ったことがあればいつでも言いな?一応、心結のアニキなんだからさ


心結:…ズルいよ


颯太:なにが?


心結:なんでもないっ!


颯太:なんだよそれ?


心結:秘密ー!あっ、30秒経ったから降りるね!


颯太:へいへい。さてと勉強再開するか


心結:はーい!


心結:(小声で)お兄ちゃんが恋人なら良かったのに…


颯太:なんか言ったか?


心結:なんでもありませーん!


0:太一が部屋に入ってくる



太一:颯太、再来月の合宿について色々聞きたいから下来てもらえるか?


颯太:ん?あぁ、分かった。じゃ心結1人で進めてくれるか?


心結:えっ…わかった…


太一:なら父さんが勉強を見てあげようか!えっと…ここは…


颯太:うっせぇ!クソ親父てめぇも下行くんだよ!


太一:は?父親に向かって…


颯太:勉強の邪魔になるから行くぞ!じゃ、心結勉強頑張ってな!


颯太:(小声で)ふーっ…さっきのはちとヤバかったな。まだドキドキする…


0:太一を連れて部屋を出る颯太


心結:ありがとう…颯太お兄ちゃん…。お兄ちゃんが恋人なら本当に良かったのに…




颯太:(M)さらに1ヶ月が経ちオレと心結は互いをより意識するようになっていた。


0:心結の部屋にて


颯太:おっ!この問題解けてんじゃん!


心結:でしょでしょ!お兄ちゃんの教え方が上手いから出来るようになったんだよ!


颯太:サンキューな。でも心結が頑張ってるからだぞ?


叶恵:やっぱり先生が良いと成績が伸びるものねー。これはバイト代も増やさないと!


颯太:さ、さすがにそこまでは貰えないですって…ホントに家賃分を小遣いで貰えてるし、生活費だってオレ払ってないのに


叶恵:家族なんだから当然でしょ?それに私たちはお金にそこまで困ってないし


心結:そうだよお兄ちゃん!貰っておきなよ!


颯太:でも…


心結:じゃあさ!バイト代貯めて私と旅行行こっ!


颯太:旅行?


心結:うんっ!旅行!私、海のキレイな所に泊まりたいなぁ


叶恵:それ良いわね!家族みんなで旅行なんて楽しそう!


颯太:家族…か。まぁ考えとくよ


叶恵:じゃあ私は買い物行ってくるから後はお願いね


心結:はーい!あ、ママ!私プリン食べたい!クリームいっぱい乗ってるの!


叶恵:はーい。颯太くんは何か欲しいものある?


颯太:後で買い物出るんで大丈夫ですよ。ビール重たいだろうし


叶恵:分かったわ。じゃあ行ってくるわね


0:部屋を出る叶恵


心結:ねぇお兄ちゃん?ビールって美味しいの?


颯太:まぁ美味いっちゃ美味い


心結:何その表現?


颯太:お子ちゃまには分からない大人の表現ってヤツよ


心結:子供扱いしないでよ!私だって子供じゃないから!


颯太:残念だけど18歳は成人であって大人ではありませんー


心結:むーっ!じゃあお兄ちゃんから見て私は子供なの?


颯太:あー?そうだなガキだなー


心結:私大人だよ!これでもクラスの男子から告白された事あるもんっ!


颯太:ふーん、じゃあ今彼氏いるんだ?


心結:今はいない…


颯太:へー


心結:だって同い年の男の子は子供っぽいんだもん


颯太:へーへー


心結:お兄ちゃん話聞いてる?


颯太:あぁ聞いてるよ


心結:もしかしてヤキモチ妬いた?


颯太:あぁ。妬いた


心結:え?


0:颯太は心結に顔を近付ける


心結:ちょ…お兄ちゃん…顔…近いよ…


颯太:心結は普通に可愛いと思う。出来るなら恋人関係になりたいとも思う


心結:あ…え…?お、お兄ちゃん…?


颯太:だから…キス。してもいいか?


心結:き、キス…っ!?で、でも…私たち…兄妹だよ…っ!?


颯太:キス位なら問題ないさ。目…閉じて


心結:ん…。はい…


0:目を閉じる心結。そして颯太は心結の頭にチョップを食らわせる


颯太:あははは!引っかかってやんのー!やっぱガキだな!


心結:いったー!お兄ちゃん最低っー!


颯太:あースッキリした!


心結:…許さない


颯太:そんな怒るなって?


心結:絶対許さないから


颯太:悪かったって。何でもするから許してくれよ


心結:じゃあ…


心結:私と付き合って


颯太:は?マジで言ってる?


心結:うん。私…お兄ちゃんの事好きだから


颯太:そういう冗談…俺…


心結:愛してるの!颯太さんを1人の男性として好きなの!


颯太:…まじ?


心結:まじ


颯太:…。


颯太:実は…俺も心結が好きだ


心結:ホントに?


颯太:あぁ…でも兄妹なのに大丈夫なのか?って思ってさ


心結:…。大丈夫だよ…きっと。黙っていれば誰にも分からないから


颯太:確かにそうか…。なら合格したら2人で旅行行こうか?


心結:うんっ!


颯太:キスしとく?


心結:しませーん!私はそんなに軽い女じゃありませーん!


颯太:だよな。まっ焦ることないか


心結:…お兄ちゃん


颯太:なんだ?


心結:…頼りにしてるからね?


颯太:ん?あぁ。絶対合格しような?


心結:…うん


颯太:(M)こうして恋人関係になった俺と心結…。だが…結果的にこの事がきっかけで俺は心結を傷付ける事になるのであった









颯太:(M)それから恋人としての関係は特に進展することなく時は流れ、俺はサークルの合宿に行く日になった


叶恵:颯太くん忘れ物はない?


颯太:財布とケータイさえあれば問題ないから大丈夫


太一:それなら良いが。もし忘れても届けに行かないからな!


颯太:わぁってるって!


太一:それに途中で抜け出して帰ってこられても迷惑になるからな!


颯太:迷惑?誰のだよ?


太一:サークル仲間に決まってるだろ!全く…少し考えれば分かるだろ!


颯太:へいへい。…心結は寝てる感じ?


叶恵:見送るのが辛いとかで部屋にこもってるみたいね。本当に颯太くんに懐いてるのね!


颯太:…ふーん。そっか。んじゃ行ってくるわ


太一:気をつけてな!叶恵すまないが頼んだぞ


叶恵:はーい!颯太くん車に乗ってー!


颯太:はーい


颯太:たった3日なのに今生こんじょうの別れみたいな感じだな



0:車内にて


叶恵:駅で良いんだっけ?


颯太:はい。あの…叶恵さん


叶恵:なに?


颯太:叶恵さんはこの3日間仕事でしたっけ?


叶恵:そうなのよ。急な出番でね。夕方には上げてもらえる手筈になってるから迎えには行けるわよ


颯太:合宿終わるのは昼だから歩いて帰るから大丈夫です


叶恵:でも合宿ってホントに出来るの?台風近付いてきてるから外でテニスなんて出来るの?



颯太:室内でも出来るみたいなんで問題ないです。まぁそれに夜の飲み会がメインみたいな所もあるし…


叶恵:そうなのね!だったらあまり飲みすぎないように気を付けてね!


颯太:分かってますよ!とりあえず心結には課題出してるので叶恵さんもちゃんとやってるか確認してあげて下さい



叶恵:分かったわ。着いたわよ


颯太:ありがとうございます。じゃあ仕事頑張って下さい


0:車を降りる颯太


叶恵:颯太くんも頑張ってね!



0:心結の部屋にて


心結:お兄ちゃん…行っちゃった…。大丈夫。この3日耐えればきっともう無いはず…


0:ノック音の後、太一が部屋に入ってくる


太一:心結ちゃん体調はどうだい?


心結:べ、別に大丈夫…。でももう少し寝たら良くなると思うから…


太一:そうかそうか。ま、ムリしないでな?


太一:それに…まだ始まったばかりだからな。一緒に楽しもうな?心結?


0:部屋から出ていく太一、心結は布団を頭から被り震える


心結:大丈夫、大丈夫だから…。お兄ちゃんがきっと…きっと助けてくれる…



0:それから2日後、帰路につく颯太



颯太:ったく、雨漏りして施設使えないからって追い返すか普通?急遽帰るって連絡入れても誰も連絡つかねぇし…


0:颯太は家の前で立ち止まる


颯太:まっ、みんな仕事やら学校だから無理ないか…。鍵は念の為持ってきて正解だったな…っと


0:鍵を開けて家の中に入ると人の気配がする


颯太:あれ?ったく居るなら連絡返せよ…


0:リビングのドアを開ける颯太。ソファの上で裸で抱き合う太一と心結。その光景を見て颯太はカバンを落とす


颯太:な、なにやってんだよ…


0:心結は近くに置いてあったブランケットで体を隠す


心結:お、お兄ちゃん…っ!こ、これは…


太一:お前!帰ってくるの明日だろ!?何で今日帰ってきたんだ!


颯太:この台風で施設が使えなくなって…いや!そんな事よりどうゆう事だよ!?説明しろよ!


心結:…ごめんなさい


颯太:心結!何で謝ってんだよ!?どういうことか説明してくれよ!?


心結:…。


颯太:心結…


0:太一はズボンを履き終えて、高らかに笑う


太一:そうか、颯太。お前は気付いてなかったんだな


颯太:何がだよ


太一:お前の大好きな心結ちゃんは俺の愛玩具あいがんぐなんだよ


颯太:は?何言ってやがんだよ…


太一:お前ら2人は付き合ってんだろ?


颯太:なっ…。んなわけあるかよ!


太一:悪いけど俺はぜーんぶ知ってんだわ!盗聴器を通じて聞いた時…これはチャンスだ!って確信出来たからな!


颯太:何言ってんだよクソ親父!さっきから訳わかんねぇ事ばっか言いやがって!


太一:いいや?分かってないのはお前だけだ、颯太


颯太:は?


心結:お父さんやめて!これ以上言わないで!私、何でもするから!


颯太:心結?お前まで何言ってるんだよ…?


太一:まだ気付かないのか?心結はある秘密を守るために俺の言いなりになってるんだよ


颯太:秘密…?


心結:やめて!お願いだから!何でもするから!


太一:お前たち二人は…


太一:実の兄妹だ!




0:遡ること約2年前


叶恵:お久しぶりですね。五条さん。…いえ太一さん


太一:もう15年くらい経つかか?まさかまた同じ部署に配属になるとは思ってもなかったな


叶恵:正確には17年です


叶恵:今回は私が希望を出したんですよ。太一さんと同じ部署になるようにね


太一:…そうだったのか。悪いが不倫の件についてはお互い様という事で落ち着いたはずだが?


叶恵:そうですね。その件についてはこれ以上、糾弾きゅうだんするつもりはありません


太一:だったら何だ?


叶恵:父親として責任を取ってください


太一:父親?俺が?誰の?


叶恵:娘の心結です。あなたと不倫していた時に出来た子です


太一:ウソだろ?だってキミはあの時、旦那の子を妊娠したからと関係を切ったじゃないか


叶恵:私もそう思っていました。でも旦那と離婚してからDNA検査をしたら旦那とは一致しませんでした


太一:それが原因で離婚したのか?


叶恵:いいえ。旦那の浮気が原因で離婚しました。なので慰謝料とかでお金に余裕はあります


太一:そうか…



叶恵:だから今は、心結の為に本当の父親が必要なんです


太一:…悪いが少し待ってもらえないか?


叶恵:どうして?


太一:一人息子の颯太が今年大学受験なんだ。今ここで再婚ってなるとアイツにどんな影響が出るか分からない。だから少し待って欲しい


叶恵:分かりました…


太一:ちなみに心結は俺の事知ってるのか?


叶恵:いいえ。難しい年頃だから伏せてます


太一:分かった。ならこれから先もずっと俺が本当の父親ということを隠して欲しい


叶恵:分かりました。貴方がそれを望むなら



0:現在に戻る


颯太:マジかよ…


太一:異母兄妹で恋人同士とか笑えるなぁ。傑作だよ!でもそのおかげで俺は心結を好きに出来てるんだけどなー!


颯太:心結はどうやって知ったんだ?


心結:お父さんに脅迫されたの…。鑑定書を見せられて異母兄妹って事を突き付けられて…


颯太:どうしてそんな事…


心結:颯太にはこの事は黙っといてやる。一切口外もしない。だから俺のなぐさみものになれって…


颯太:こんな事になる位なら言ってくれれば…どうして俺にだけ教えてくれなかったんだ…


太一:颯太、お前は本当にバカだな


颯太:何がだよ…っ!


太一:心結はお前の為にやったんだぞー?世界で一番愛してる颯太くんの為に心結ちゃんは頑張ったんだぞー?お前はその気持ちを汲んでやれないのかー?


颯太:くっ…!ふざけやがてって!


太一:お前がこの家に越してこなければ、こんな悲劇起きなかったのになー。だから俺がわざわざ遠ざけてやったのによぉ


心結:だからお兄ちゃんは初めて会う話や一緒に住む話とか知らなかったの?


太一:そうだよ!その方がみんなの幸せだったのによぉ!


太一:そんな王子様はお姫様を守ってあげられませんでしたってか?本当に惨めだな颯太?


颯太:俺は…惨めじゃない…っ


0:家を飛び出す颯太


心結:お兄ちゃんっ!待って!



心結:ごめんなさい…私のせいで…


0:その場にうずくまる心結に近付く太一


太一:ほら心結。邪魔者は居なくなった。だからいつも通り父さんを気持ち良くしておくれ


心結:…分かった。その前にお水を一杯飲ませてくれる?


太一:あぁ構わないぞ


0:キッチンに向かう心結


心結:もう…これで全部…終わり…




0:雨の中鉄橋の下で座る太一


太一:ははっ…俺はとんだピエロだな。実の妹に恋して親父に寝取られて、逃げ出して…


太一:もういっそ…


心結:お兄ちゃん…ごめんなさい…


太一:心結?どうしてここが分かったんだ?


心結:兄妹…だからかな?何となくここにいる気がしたの


太一:そっか…


心結:うん…


太一:なぁ…心結?


心結:なぁにお兄ちゃん?


太一:心結はこれからどうしたい?


心結:お兄ちゃんの望む事がしたい


太一:家から出て遠くに行きたいって言ったら?


心結:私もついていく


太一:金がないから銀行強盗するって言ったら?


心結:私も手伝う


太一:…俺が死にたいって言ったら?


心結:私も一緒に死ぬ


太一:なら…どういう死に方が良い?


心結:そうだな…


心結:ガタンゴトン、ガタンゴトン


太一:なんだよ急に


心結:電車に轢かれて死ぬのはどう?丁度真上電車走ってるし!


太一:確かにな…


太一:でも俺は死ぬ前に心結と海に行きたい


心結:海?どうして?


太一:約束したろ?合格したら海に行くって


心結:そういえばそうだったね


太一:だから戻ろう。戻って荷物まとめて二人暮ししよう?それで新しいスタートを…


心結:ムリだよ


太一:心結?


心結:もうムリなの…私…取り返しのつかない事したの





0:砂浜に座る二人


颯太:心結…これで本当に良いんだな?


心結:うん。私…後悔してないよ。でもごめん…最後に電話だけさせて…


颯太:あぁ


0:電話をかける心結


叶恵:もしもし、どうしたの?


心結:ごめんねママ。今大丈夫?


叶恵:えぇこれから帰るところだったけど何かあった?


心結:急に声聞きたくなったの…ごめんね


叶恵:そっかそっか。心結勉強頑張ってるから少し疲れたのかな?


心結:うん…。私…疲れちゃった


叶恵:ならスイーツ買って帰るわよ?いつも通りストロベリータルトで良いかしら?


心結:ありがとう。でも…いらない。もう…何もいらないの…


叶恵:心結?どうしたの?何かあったの?


心結:私にお兄ちゃんと同じ血が流れてる以上…もう生きられない…


叶恵:心結!?今どこなの!?バカな事はやめなさい!


心結:さよならママ。愛してくれてありがとう


0:電話を切り、スマホを海に投げる心結


颯太:これで良かったのか?


心結:うん…っ。これで良いの


颯太:そっか。…最後に聞かせてくれるか?


心結:お父さんの事?


颯太:あぁ


心結:お兄ちゃんが飛び出した後、私もすぐに追いかけたかった…でも…


0:数時間前リビング


太一:心結!ついでに父さんにも水持ってきてくれ!


心結:…分かったよ


太一:おい心結!お前颯太とヤッたのか?


心結:してない。キスもしてない


太一:そいつは愉快だな!颯太は俺の息子のくせして女の扱いが分かってないからな!


心結:でもお兄ちゃんは優しいから


0:心結は水の入ったコップを渡す


太一:優しさと臆病は紙一重だから!お、水サンキューな!


心結:…お兄ちゃんを悪く言うな!


0:心結は太一の胸に包丁を突き刺す


太一:が…っ!な…なに…しやが…るっ…!


心結:全部アンタが悪いんだ!この血が悪いんだ!だから!だから!


0:何度も包丁を突き刺し、辺りは血の池になる


心結:はぁはぁはぁ…。お兄ちゃんを追わないと…



0:現在


颯太:そうだったのか…


心結:ごめんなさい…


颯太:謝る事ないって。でも俺の身体にはあのクソ親父と同じ血が流れてるわけだよな


心結:私にも流れてるよ


颯太:心結…。本当に良いんだな


心結:もちろん。私、お兄ちゃんと一緒ならどこまででも行くよ?


0:二人は手を繋ぎ海の方へ歩き出す



颯太:足元、気を付けて


心結:うん。やっぱり海荒れてるね


颯太:あぁ。絶好の自殺日和だな


0:波が高くなり、心結の肩の深さまでくる


心結:うん。お兄ちゃん?


颯太:なんだ?


心結:これからも宜しくね?


颯太:こちらこそ


0:口付けを交わす二人


心結:ありがとう。そして…


0:心結は颯太の腹部に包丁を突き刺す


颯太:がっ…!こ、心結…っ…?


心結:大丈夫。私も…


0:心結も自分の腹部に包丁を突き刺す


颯太:な、何で…こんな…こと…?


心結:いやだっ…たの…。あの人の血を…身体に…残して…死にたく…ない…


0:心結は波に飲まれる


颯太:心結…っ!やば…っ、波が…高す…ぎ…る……


0:颯太も波に飲まれる



心結:(M)これで良かった…。これで血で繋がる『赤の他人』は終わる。深く暗い海の底。何にも染められない漆黒に私たちは沈んでいく


颯太:(M)身体から血液が流れ出る。漆黒に染まった世界を変えることが出来ないまま、赤は黒に飲まれていく。きっと俺が…いや、心結がそれを望んだから



心結:(M)だから生まれ変わったら…今度は…


心結:(M)何者にも染められない『黒の他人』として、アナタと出会いたい











0:こちらは本編とは関係ありません。気が向いたらお読みください


0:

0:作者のぴーでございます。



0:この度はサイコ×SACをお読み頂き誠にありがとうございます。


0:稚拙な文字の羅列ではございましたが最後までお読み頂いた事、重ねてお礼を申し上げます。


0:最終的に西園寺と導はくっついたんかい!?と突っ込まれそうな終わり方ですが、そこは…


0:カウンセラーは自身の年齢や家族構成など他言しない。というルールを盾に公表致しません(笑)


0:そこは皆様が納得のいく形で終わらせて頂けると幸いです。


0:

0:話が変わりますが今回は場違いと思いながらも、こちらに作成に至るまでの経緯など書かせて頂きます。




0:

0:サイコ×SACを書き始めたきっかけは、ボイコネ小説大賞応募の為でした。


0:自身のカウンセラー経験や知識を活かしたい。かつ物語として納得性を持たせながら魅力的な内容を…。と生まれたのがサイコ×SACの1話。


0:密かに読み切りではなく連載出来るように伏線を散りばめてニヤニヤしていました。


0:内容は何十回も読み直し、修正していき、自身の中で手応えがあり、ワンチャン5万もらえる!などと思ってましたが…


0:結果は皆様ご存知の通り落選。


0:コッチは書き方のルール守ってんねん!なんで守ってない作品が受賞してんねん?結局有名所しか受賞出来ないんかい!


0:もっとエロく書けばええんか?表現をもっと、どストレートにしたら良かですか?


0:導ちゃんに一肌脱いでもらいますか?垢BAN覚悟でやれば金貰えるんか?



0:あー!サイゼ行きたい!吐くまでプリン食べたい!


0:などと荒れていた時期もありました(ฅωฅ`)照♡


0:正直結果に納得が出来ずボイコネでも投稿する形にはなりましたが…



0:

0:驚いたことに想像以上の反響を頂けて落選の傷はすぐに癒えました(笑)


0:それから私には珍しく、行き当たりばったりではなく、構想を練り、楽しい作品を作れるように普段やらない事をやりながら内容を精査しながら作品づくりに努める日々でした。


0:気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、本編4作品は『喜怒哀楽』をイメージして構成していました。


0:順番は『怒楽哀喜』となっていますが…


0:

0:何はともあれ今回無事に完結出来たこと嬉しく思います。


0:脳内では西園寺のセリフ『これかもボクの生きる意味でいてくれ、導』の後にテーマソングであるポルノグラフティの『ブレス』をBGMにスタッフロールが流れ、


0:いい感じの所でエピローグ!という妄想をし、1人で涙を流しています(笑)


0:


0:正直な事を申し上げると、今回ボイコネがサービス終了という事で半ば無理矢理完結させた部分もあり


0:描き切れなかった裏話や設定もあり、そちらを公開出来なかった事は正直心残りです。


0:最終話により厚みを持たせる為に『side:A』というタイトルで西園寺と燈の出会い、その後サイコカウンセラーに闇堕ちする話を作成する予定でしたが


0:プライベートや仕事の兼ね合いで3月末までの投稿は厳しいと判断し、断念致しました。



0:そちらのストーリーもいつか書いて公開出来たら良いなと心に秘めています。



0:

0:続きまして、私事になりますが今後の活動についてもご報告させて頂きます。


0:ボイコネのサービス終了までアカウントは存続します。


0:ですが企画や要望等がなければボイコネ内で小説投稿はこの作品以降行いません。



0:言う程人気がある訳でもないライターなので惜しむ方も居ないと思っていますが宣言しておきます(笑)


0:また『家々の事件簿』『ドエムンボール』など未完結のシリーズも多数ありますが、そちらの続編はリアルと相談しながら他アプリ、サイトに投稿するつもりです。


0:現在は小説投稿サイトに『夏につむぐ春の希望』を小説スタイルで連載しております。ボイコネ用の小説ではセリフ量の兼ね合いで描き切れなかった部分も書いています。


0:ボイコネ内でも公開していますので、宜しければ読んでみて下さい!


0:

0:配信に関しても同様に、出来る限りサービス終了までボイコネで配信をしていきたいと考えています。


0:声劇も好きなので時間の許す限りそちらもしていきたいと思っていますので、お気軽にお誘い頂けたら嬉しいです。


0:

0:では最後に…サイコ×SAC作者らしい一言で締めさせて頂きます。


0:『全ての出会いには必ず意味がある。今はその意味を理解出来なくてもね』


0:という事で、本作並びにぴーに出会ってくれてありがとうございました!


0:ボイコネライフも残りわずかですが、皆様に良き出会いと時間が訪れることを祈ってます!


0:最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました!



0:終

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