1/3
0話.プロローグ
初投稿の作品となっております。
タグ付け等誤りがあるかもしれませんが、優しく指摘してくださると幸いです。
――――嗚呼、綺麗だ。
真赤な空が、私を朱く照らす。
誰かの嘆きが、誰かの助けを求める声が、私の耳にこだまする。
助けて、痛い、嫌だよ、死にたくない、苦しい、怖い。
無数の怨みが私に纏わり付いて、きっと、幻覚を魅せる。
幸せな気持ちで、心が一杯になった。
紅く萌える日の光が、何処か悲しげに揺らいだ。
「…ほんとに、綺麗。」
ぽつりと、小さな声が洩れた。
きっと、私にとって神様は、優しい人だと思う。
…他の人からしたら、無慈悲かもしれないけど。
ありがとう、神様。
こんなに素敵な世界に来れて、私は幸せだよ。




