お前が俺の側近?面白い!ククククク
平城は、玉座に座り辺りを見回していた。
不気味でおどろおどろしい雰囲気。
REDのカーペットとか敷かれてる、怖い。
平城は理解した。
ああ、俺は魔王となったのだ。
俺は今から魔王なのだ。
平城は死んだ、いまから魔王平城の誕生なのだと。
「フ……」神であり、魔王である男などどれほどすごいのだと平城は笑った。
そして溜めて
「クー――――ハッハッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」高笑い。
ふいにすぐ横から声をかけられてびっくりする。
「何わらってんですか?」「な!貴様!?」
平城はその声をかけてきたものを見た。
メイド服を着たやや小柄で愛らしくデコを出した髪型という容姿の奴。
「……ああ、私ヨウコっていうからよろます」よろしくお願いしますを略したことは咎めず
(それより気になることがあったから)
平城は聞いた。
「・……………………………………貴様、何者だ?」
するとヨウコと名乗るそいつは高らかにキメッキメにかっこつけたポーズをとって
叫ぶ。
「魔王の側近というロールを与えられた転生者!ヨウコ!死因は八代天っていう殺人者!」
この物語と関係ない人の名前をだしながらヨウコは自己紹介をした。
「ほほう、つまり小娘貴様は俺様の部下なのか?」
平城はにやけながら確認する。
「え、違う」
そう返され愕然とする。
__部下じゃない!?どういう__
「私男だし」
平城はそう聞いて深呼吸、平静を取り戻した。
そして
「……フ、神であるはずの俺が人の性別を間違えるとは……」
自分の神力が衰えたと思い込む。
それは置いておいて、高らかに平城は宣言した。
「ヨウコ!彼女、いや、彼が記念すべき私の初めての側近!」
ヨウコは平城をなにいってんだこいつみたいな表情で見ていた。
それに気づかず平城は宣言を続ける。
「どうやら側近がいたり!俺様は本当に魔王になっている!
ならば魔王として活動をこれより開始する!」
「ついてこい貴様ら!」
平城は空虚に向かって叫んだ。
「……だれに話してんすか?」
ヨウコには平城に他の人に見えない108の守護霊がついている(と平城は思い込んでいる)ことを知る由もなくそれは奇行にしか見えなかった。




