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番外編;テンセイヌの読書

平城が転生する前にいた世界のアパートで、テンセイヌは読書していた。

その本は、記録書。

ページの一部が真っ白だった。


「渡 マキ」についてテンセイヌはよく知っていた。

世界の中で、そういう役割を持っているからだ。


渡マキを見て、彼女は今こうして平城たちを使っている。

誰よりも、無能で。誰よりも、尊大な彼女は。

妄想する、自分の雄姿を。


その度に快感を得る。

そして、夢想する。


「この雄姿が現実になった時、いったいどれほどの快楽が駆けるのだろうか?」と。


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