本編2の64話までの人物紹介(ネタバレです)
登場人物が増えたというか立場が変わって来たので増やしました。
身長と年齢を入れてみました。
ダダ長くてすみません……。
(主要人物)
アローディエンヌ・マイア・ユール(18)
あまり特徴のない髪質の灰汁色(黄色がかった灰色)の髪に深い青の目。
この話の主役というか一応ヒロイン。背は登場人物中一番小さく、150cm無い位。
『悪役令嬢』の義理の妹。元々は没落貴族の令嬢だった。世界に二人と居ない『魅了無効』のスキル持ち。
元々は乙女ゲームをこよなく愛する元三十路以下略の転生者で、前世の推しは義兄アレッキオ。
オタクだが、自分にハアハアされるのは恐怖だと最近知って、美形に脳内でハアハアするのを控えようと誓っている。
本編1では『主人公』のサポートキャラで、やったあリアルでヒャッホウ見放題!と思っていたが、思うようにいかなかった。
ゲーム終了後は義兄に告白されてなし崩しに夫婦生活を送っていたが、最近独身だと判明した。
『ゲームの語り手』の筈だが、4歳から軟禁に近い状態で育っていたが、最近外に出る機会が有ったと思ったらスキルを剥がされて大変な目に遭っている。
無表情がデフォルトだったが、スキルを剥がされて表情が出た。だが、残ったスキルの副作用で義兄の顔を見つめることは出来なくなった。
『義妹』とか『アロン』とか『雨の器の義妹姫』とか『地味に噂の義妹姫』等本人が許可してない渾名が短い間に次々増えている。義妹と付いていたら大体彼女の事。
厨二病だが、厨二病系の渾名は滅茶苦茶嫌がっている
属性は水。
アレッキオ(アレッキア)・ユール(19)
フワフワした髪質の燃えるような赤い髪に薄い青の目。
髪は短く切っており、アレッキアの時は背中までの付け毛を付けている。
アレッキオもアレッキアも両方身長は高め163(アレッキア)~183(アレッキオ)位。
男女どっちにもなれる主人公の敵『悪役令嬢』。
前世のアローディエンヌの推しであるバッドエンドの担い手。隠し攻略キャラではない。
『燃え落とす紅の蝶々』と言う厨二病な他称を持つが、呼ばれても返事はしない。
幼少期から制御しきれない魅了能力のせいで悲惨な目に遭っている上に、両親から半ば放置をされるが、5歳の時にアローディエンヌに救われ、彼女のみを愛するようになった。
かなり幼い頃からアプローチしている。その割には義妹にスルーされていたが、最近ちょっとヤキモチを妬いて貰えるようになって大喜びだったのだが……。
義妹が引くほど偏愛気味。
対アローディエンヌだと喋り方が幼児みたいになる。
他の人物に対してはツンツンかツンケンかヒヤヒヤ対応。だが意識して変えている訳では無いらしい。
能力はゲーム舞台の国1,2を争う魔力を持つチート。
だが、彼が何かを成すのはアローディエンヌに関係することのみ。
最近まで負けなしだったようだが(引き分け含む)王城内でレルミッドには勝てないようだ。
ゲーム中ではよく人やら物やら燃やしていたが、基本無益な殺生は好まないタイプ。でも有益な殺生はするタイプで、喧嘩は売らないが報復行動の準備を怠らず買う派。
無差別魅了以外にも多分一杯スキルは持っているらしい。
義兄さまと呼ばれていたら大概彼のこと。
属性は火と水と?
ロージア・ハイトドロー(17?)
3作目ヒロイン。
ピンク色グラデーションの髪にオレンジピンクの目。身長は160cm。
容姿も声も二人と居ない可愛さだが、自分本意で良くも悪くも無邪気。
通称チンピラヒロイン。
残酷な愛に殉じる塔で死にかけているところをティミーに救われ、その甘言にホイホイと乗っかり、スキル剥がしの保管庫となった。
その際に見返りとして声を奪われる。
保管中のスキルを勝手に使い、フォーナを乗っ取り、
アレッキオとルディを自分の好きに出来ると思っていたが、アレッキオから手痛い反撃を喰らい中。
属性は水と光。
ショーン・ジェラルディン・ドゥッカーノ(ルディ)(18)
攻略対象一番手の『王子』。金髪に薄茶色の目。
以前は長く、ひとつまとめに括っていたが、火事の後前髪の短い短髪に切った。
身長はアレッキオと同じ。
見た目はとにかく王子様。キンキラ光り輝く正統派。
表向きは悪役令嬢の従弟で婚約者。実際は悪役令嬢とは親戚で不倶戴天。
高慢で王族らしい王子だが、素直で懐っこい面もある。
子供の頃、悪役令嬢と城を半壊させる喧嘩をして、草原に放り込まれ、レルミッドと仲良くなる。
その際、付けられた『ルディ』の渾名をとても気に入った。
本来の生まれは傍系王族の母親(故人)とレルミッドの叔父ジャド・ルカリウムの息子。
ゲーム中に詳細は出て来ないが、土人形に死んだ者(動物可)を入れて動かせる死霊使いである。
そのせいで両親から無理矢理離され、王子として育つが王族の両親から虐待を受けた。
『主人公』から毒を盛られ、半死半生を半年くらい続ける羽目になるが、レルミッドのおかげで生還する。
女好きで誰でもOKかと思ったら選んでいるらしい。
頭は切れるが、何を考えてるのか分からないと評される。
白っぽい格好が多いが、別に白が好きな訳ではない。
ゲーム終了後は騎士団とルカリウム一族の保護の元、実の父親と暮らしてた。
よく変なタイプに絡まれるが、無駄にキラキラで無自覚のカリスマのせいでもある。
属性は土。
レルミッド・ルカリウム(19)
謎多き『魔法使い』。灰色の髪に濃紫の目。
身長は172.3cmくらいでひょろい。周りが高いのでちょっとコンプレックス気味。
番外編そのろくの主人公。
鳥アレルギーで鳥が全く好きではないのに、鳥に付き纏われる一族の生まれ。乗り物酔いしやすい。
本人は認めていないが、怖がりでオバケが物凄く嫌い。
猫が好きだが、鳥が居るので飼えないのが悩み。
ゲーム中は慇懃無礼な、素直になれない敬語キャラで鳥の話はあまり出て来ない。
だが本来の彼は面倒見はいいが、口は攻略対象随一に悪い上に粗雑で女心を理解しない。
攻略対象中、ゲームエンディング後が一番詐欺かもしれない。
隷属の徴『従順なる囀り』が首の後ろに付いており、勝手に自動翻訳されて本音を喋れなかった。
解けたと思ったら玉座に付き纏われる羽目になる、この話きってのマトモ枠にして貧乏クジ枠。
母親が傍系王族でショーンとは従兄弟だと判明する。
親戚が侯爵やら王家やらが判明し、権力志向がゼロな為嫌がっている。
ゲーム後は母方の祖父(アルヴィエ侯爵家)の家で祖父と叔父と暮らしている。
お年頃らしく、巨乳美人に弱い。
属性は風。
サジュ・ミエル・バルトロイズ(18)
爽やかな『騎士』。青い髪に赤茶色の目。
身長は攻略対象中一番高い185cmだが、騎士の中では目立たない。
数少ないマトモ枠。困っている人は助けるタイプ。
所属は騎士団の従騎士で、学校と騎士団を行き来して訓練したり学生をやったりしていた。最近は騎士団が殆ど。
ゲームでは語られないが戦闘狂でバーサーカー。
銃剣の扱いに関しては群を抜くが細かい事にはからっきし向かない。軍略ならまだ興味はある。
元々は他の国の出で、遠縁に養子に行った過去を持つ。その縁故を逆手に取られ、1歳上の姉を国元で人質に取られた。不本意ながら僅かな間、国元の間諜になっていた。
裕福な家に引き取られても貧乏性は抜けていない。
養父と二人暮らし。とても男所帯。
ネーミングセンスは壊滅的。若干味音痴。国元でのトラウマにより、好みは普通の攻撃力がない可愛い女の子。
魔法を使うと何も起こらないか大規模洪水が起こるかどっちか。
国元での渾名は『溢し屋』。食べ方が汚いわけではないが、良くもない。
属性は水。
ウォレム・ディマ・ドゥッカーノ(34)
『旅人』。実は王弟殿下。今は国王陛下。
攻略対象中一番年上の三十路。茶色の髪に緑色の目。身長は175cmくらい。
王家の中ではマシ枠。マシだと言うだけでいい人ではない。
アレッキアやショーンの事も気には掛けていたので陰で救っていたりした。
ただ、他の王族が傍若無人な中、貧乏くじを引かされ続けていたため、キレて出奔して諸国を放浪し、それから旅をガチで愛するようになる。
気紛れに戻ってきたら16歳年下のロージアに絡まれて絆されて、放置された可哀想な役割。
最近は王子と悪役令嬢と魔法使いに振り回されている。
昔は本気で愛し合う婚約者が居たが、実兄によって引き裂かれた。
今は気が乗らないながらも婚活中。マトモで大人しい女性がいいらしい。
まあまあ自分が可愛いタイプ。趣味は森林浴とアウトドア。夢はツリーハウスで悠々自適。
お家で引き籠るのは大嫌いなので、王様稼業は蕁麻疹が出る程嫌がっている。
属性は木。
ドートリッシュ・ムニエ・モブニカ(19)
番外編そのにの主人公、崖っぷち令嬢。
ポニーテールにした髪を三つ編みに結った薄紫の髪に青紫の目。
今いる登場人物の女子の中で一番背は大きい168cm。
アレッキアと同い年。愛称とたまの自称はドリー。
コレッデモン王国にある実家の危機を救うため、入り婿を求めて婚活目的で留学してきた。
恋愛経験皆無な所、ダメ元で女神像に祈ったら恐ろしい呪いを授けられ、奮闘した。
本人は至って普通の令嬢を自負しているが、貧乏生活で培われたその戦闘力は結構普通ではない。
上から数えた方がいいレベルの守銭奴スキルを持つ。他のスキルもまあまあ優秀。
サジュの実姉。あまり顔は似ていないが何かやっぱり似ていると納得される。
アレッキオに頼まれて、アローディエンヌのお友達になった。
ネーミングセンスは壊滅的かつ味覚音痴気味。発想は若干物騒。
弟に焚き付けられてルーロを落とそうとしたら逆に落とされていた。
頭の回転は悪くないが、細かい事は苦手なので人質に取られていることは気づいていない。
魔法のセンスは全く無い。机の上のハンカチなら落とせるかもしれないレベル。
属性は風。
カイジュ・ルーロ・ノロットイ(16)
番外編そのにのヒーロー、銭ゲバ商人。
砂色の髪に薄い黄色の目。今居る男性登場人物の中で一番背が小さい。155cmくらい。
若干目つきの悪い美少年。迫害されていた為に若干人嫌い。
ドリーが呪われた女神像の神殿の神官一族。呪い関係はお任せを。
解呪も掛けるほうも出来るタイプ。お金の勘定が得意。
現代世界のタブレット端末のようだが、そんなに万能でもない重めの石板を操る。
素直になれないお年頃かつ、恋愛経験皆無でドリーには実は戸惑っていた。が、雰囲気ブレイカーのドリーにキレて実力行使に出る。
現モブニカ伯爵は彼だが、彼の主人は悪役令嬢アレッキオ。そのせいでコレッデモン王国の某5人から睨まれている。
ゲーム中には登場しないし。攻略対象ではない。
どうしても彼に会いたければゼニゼロを貯めて何か神様的なものに呪われよう。
魔法はチートでは無いが、得意。
属性は土。
フォーナ・トドロン(17)
4作目主人公。
ショートカットの紺色の髪に濃いピンク色の目。
身長はアローディエンヌよりは高い、160cmくらい。
何処に出しても恥ずかしくないショートカットの美少女で『正義を掲げ携える御神』に使える神官。
派生先で聖女にもなれるらしいが、オルガニック曰くパラ振りがガサツ過ぎるらしいので無理らしい。
物理的に浮いてる、薄着、喋り方があざとい、庶民から皇帝の義理の娘になる等、実に属性過多。
人の言う事を丸ごと信じて、分からない事を丸投げしたりする傾向は有るが、素直で一生懸命で信心深い。
雨の中(仕方なく)助けてくれたレルミッドにほのかな想いを抱いている。
年頃らしく、恋愛沙汰にも興味があるようだ。
ヒロインの割にドレスに興味がないし、男装も平気。
自分を飾ることに興味が無いようだが、他人が綺麗に着飾るのを見るのは好きらしい。
夜会で踊るようなダンスは踊れない。
だが、天井から壁を伝って降りられるので、運動神経はかなりいいようだ。
属性は土
フィオール・ブライトニア・ソーレミタイナ(13)
4代目悪役令嬢にして、垂れ耳な蝙蝠ウサギの『フロプシー』の正体。
薄茶色で裾が黒くなったグラデーションの髪に、紫色の目。いつもは耳の上で括っているツインテールらしい。
身長はフォーナと同じ位。
能力は音波。風を起こしたり、振動を起こしたりとかなりのチート。
ウサギ?時から気は強かったが、喋り出すと益々気が強い。
フォーナの父親違いの3つ歳下の妹で、顔は似ているのに全く似ていない美少女。
姉を含め兄弟には物凄く辛く当たる。
ニックを愛していると言って憚らない、全裸に全く躊躇いが無い、などかなりオープンな性格。
ウサギ?時にはニックの服の中に入り込んで好き放題していた。
属性は風。
オルガニック・キュリナ(27)
フォーナの幼馴染。サポートキャラにして、攻略対象。渾名はニック。
クリーム色の髪に、茶色と臙脂色のオッドアイを持っている。身長は170cm行くか行かないか位。
何時もは軽い鎖帷子を縫い込んだフードがカッコイイと気に入り、被っているが拐われた際に行方不明となった。
重度の厨二病患者にして末期オタクな転生者で、一人称が拙者かボクの神官画家。
『火気厳禁』『音波無効』のスキルを持つ。
どちらもかなりのレアスキルだが、『火気厳禁』は自分で魔術を使うと大火傷を負う弱体化にしてマイナススキル。
前世からの推しはアローディエンヌだが、本人にドン引かれ怯えられている。
ガサツ寄りにパラメータを振ったフォーナは好みでは無いらしい。
此れでも三十路近いが、キャラを決めかねてブレブレの小心者。
人懐っこく、二次元に垣根は低いが三次元には普通の感性を持っている。
皇族姉妹からモテモテだが、ギャルゲー主人公並に気付かない生活を送っていた。
一緒にフォーナとドゥッカーノに来て、ティミーに拉致られ、ルディと脱獄した。
自分が作った前世の知識を活用した道具『スキル剥がし』のせいでアローディエンヌを傷つけたことを悔やみ、少しでも報いたいと思っている
属性は火。
ティム・ジニー・ドゥッカーノ(14)
4作目攻略対象の『王子』。愛称はティミー。
白い髪に濃い緑色の目。眠そうなぽっちゃり瞼の美少年。身長は160cmくらい。
ドゥッカーノ王国の第二王子、となっているが前国王と血の繋がりは薄いらしい。
兄や従兄からは『暗い引き籠り』と評価されており、公式行事にも姿を現さなかったらしい。
影が薄い事を利用して抜け出し、隣の国でニックの弟子となっていた。
ゲーム中では触れられないし披露もされないが、ラッコの獣人である。
彼自身内陸で育っており、貝類が好きでは無く、泳ぎが不得意だから変身しないらしい。
『スキル剥がし』の真犯人のようだが、その真意は分からない。
属性は木。
ファーレン・カリメラ・ソーレミタイナ(31)
ソーレミタイナの第一皇女。
茶色の髪に灰色がかったピンク色の目。身長は155cm。
真面目でマトモだが、思い込みが強い。
融通が利かず、空気が読めない。
皇族として扱わなかったニックを初めて会った時から好きになっており、それが原因で夫となる人に逃げられた過去を持つ。
アローディエンヌにニックを諦めさせようとするが失敗し、アレッキオに『まめしい傍仕え』の徴を捺された。
属性は土。
フェレギウス・ナサニエル・ソーレミタイナ(12)
ソーレミタイナの皇太子。
黒い髪に灰色がかったピンク色の目。身長は163cm。
褐色の肌の姉想いの大人しめの美少年。愛称はレギ。
姉ファーレン・カリメラを盾にされ、アローディエンヌのスキルを奪ったのは彼。
ニックがアローディエンヌへの想いを赤裸々に語って聞かせていたらほのかな恋情を抱き、出会ったら惚れてしまったらしい。結構諦めが悪い。
思い込みが物凄く強い傾向にあるが、本来は真面目でマトモで善良な性格。
属性は水。
(主要じゃない人物)
ジャド・ルカリウム(44)
ルカリウム一族の一人。レルミッドの父方の叔父。
傍系王族のジェラルディーヌ・ドロテ・バルトロイズと結婚してショーンを授かるも、生まれながらに持っていたスキルのせいで息子を国王夫妻に奪い取られた。
従順なる囀りのせいで丁寧だが、本来の性格と喋り方は雑。
今は戻ってきた息子と2人幸せに暮らしていく…筈だった。
オーフェン・ジェイル・バルトロイズ(36)
サジュの養父。元々は遠い親戚。
薄紫の髪に青紫の目。何故か養子の姉にカラーリングがそっくり。
王都防衛騎士団の副隊長。独身。
顔は怖いが、おおらか。だが、怒ると物凄く怖い。
王女ローリラの被害者『騎士』の息子。
異母妹が居たが、息子を奪い取られて心労で亡くなった。
『王子ショーン』の実の伯父。
その風貌から女性には敬遠されがちだったが、
仕事していた夜会で巨乳美女にいきなり口説かれると言う稀有な体験の持ち主。
むっつりがっつりスケベらしい。
属性は風。
ロナウド・レヴィ・アルヴィエ(36)
『魔法使いレルミッド』の母方の叔父。
青灰色の髪にくすんだ緑色の目。
近衛騎士団副隊長。父親は侯爵。独身。
女遊びがまあまあ激しく、チャラい。最近駅馬車の車掌の女の子にコナを掛けているらしい。
愛称はロン。甥っ子にロン叔父上様と呼ばせるよう強制した。
王女ローリラの被害者『貴公子』の息子。
たまに語り手になったりする。
回復魔術が得意だが、本職ではない。
属性は水。
デイン・チェネレ(34)
近衛騎士団の隊長。
緑の髪に赤い目。
平民の出で王弟の同級生で悪友。
王様にズケズケ物を言える人の1人だが、ズケズケ言える人は結構いたりする。
基本無表情で無感動。恐ろしいくらいテンションが変わらないが平民の出故に苦労人。
妻はアローディエンヌと同い年で、実家のパン屋で働いているらしい。愛妻家。
属性は火。
マデル
コレッデモン王国のリメイ公爵令嬢。
本名はディメイラ・マデリーン・リメイ。
結い上げた白菫の髪に、黒い目。
通称『舌切り令嬢』の巨乳美女。身長は165cm程度。
ドゥッカーノの国王の伴侶を探す夜会には、フィルル皇女を叩きのめす為にやって来た。
語尾を伸ばして優し気に喋るが、押しは強い。
何気にアレッキオに真っ向から意見できる数少ない女性である。
オーフェン・バルトロイズをダンスフロアの真ん中で口説いた。
ドレスで敵地に乗り込むのを嬉々としてこなすタイプ。
属性は風。
ミーリヤ
コレッデモンの王国のダンタルシュターヴ伯爵令嬢。
肩までのふわっとした黒い髪に翡翠色の目。
通称『花咲か令嬢』の巨乳美女。身長は160cm。
花や果物の種を持ち歩いており、攻撃に使う。
牢屋の1フロアを木属性のボスが居そうなダンジョンみたいな見た目にする魔力を持っている。
喋り方へは賛否両論あるが気にしていない。
おっとりしているが国元では5本に入る剣の使い手らしい。
現在襲って来た輩を返り討ちにして、牢屋でマデルを待っている。
化粧無しに外に出るのを嫌がるタイプ。
属性は木。
フィルル・ナコ・ソーレミタイナ(29)
ソーレミタイナの第三皇女。
通称喚き蝙蝠。血の繋がらないフォーナの姉。
性格は我が儘。美しければ男女どちらでも食い散らかせるらしい。
そのせいで夜会で絡まれたくない人物ナンバーワンを欲しいままにしている。
何故かロージアと同じ声をしているが、三下感に溢れている。
各国で起こったスキル剥がし事件の黒幕だと思われている。
思い切り妹に痛めつけられて牢屋に転がっている。
レッカ(恐らく18)
アレカイナ連合のとある田舎町のゴミ箱に棄てられていた孤児。
パサつき気味の金に裾がピンク色の髪に茶色の目。
鱗が有って爪が鋭いガーゴイル足のお陰で靴が直ぐ傷むのが悩み。
テンパると敬語が混じるが、この頃ずっとテンパる出来事が起きるので喋り方がおかしい。
実は全王夫妻の娘だが、王位継承権が無いからとルディと取り替えられ、棄てられた。
他国ネテイレバの初代王、金色のガーゴイルと何故か同じ姿。
(用語)
女神学園
何故か貴族と平民がごったまぜになって通っている学校。
三代前の王女ローリラの思い付きで建てられた。
貴族と平民の溝はそんなに埋まらないで三年から五年の間を過ごす。
差別も階級も普通に有る。皆仲良し無礼講は建前のみ。
貴族にとっては派閥作り、平民にとっては将来の職場探しの場となっている。
正式名称は『ドゥッカーノ女神学園』
女神像
街中や学園内でよく見かける土着の女神の像。
顔が怖くて威圧感たっぷり。
夜に見ると青く光っている。
独身者が恋愛成就を祈ると
祝福と言う名の呪いをゲットしてしまう。
既婚者&相思相愛は祝わないし呪わない。
殴る蹴るすると呪われる。動かすと増える。とんでもなく増える。
他にも色々呪いの種類はバリエーション豊かだが、基本は無害。
三世代前は掃除の為位置を動かしても増えるだけの普通の女神像だった。
兄弟神が他国にいるらしい。
目立つのが好きで、引っ越しは断固したくない派。
正式名称は『素敵な恋を愛する女神像』
御神像
ソーレミタイナ神皇国に有る土着の神様の像。
ドゥッカーノの女神像と兄弟神だが、性別不明。
ここの神官は岩を運ぶ御勤めが有るので大変らしい。
正式名称は『正義を掲げ携える御神像』
ゼニゼロ
この世界の通貨単位。名前が一文無し感半端ないが正式通貨。
硬貨。紙の札は無い。1から10万ゼニゼロまで硬貨がある。
魔法アイテムで現金無しの支払いも可能。
但しその初期投資は高くつく。
因みに1億ゼニゼロで1ゼニナシの単位になるが、そんなに使う機会は無い。
ゲーム内では1Zと略されていた。
大体略さずゼニゼロと呼ばれている。
王族
基本ろくな事をしない一族。
ろくでもない事が起こったら大体王族のせいと言っても過言ではない。
たまに王族のせいでないこともある。
大火事の後に残っていたのは僅かだった。
皇族
主にソーレミタイナの王族のこと。
昔から皇帝の実子養子が物凄く多く、飽和気味。
腐敗が進んでおり、品行方正とは程遠いらしい。
貴族
基本無関心&自分の事大好き&宴会大好きな身分の高い人々。
冬の夜会大火事で結構減った。
お陰で重要ポストの奪い合いで足の引っ張り合いが続いている。
大体何処の国でも似たり寄ったり。
騎士団
王族と貴族に振り回されている人達。
マトモな人が多いドゥッカーノ王国の良心的集団。
平民
位を持ってない人たち。
虐げられても強くたくましく生きている。
王宮勤めの平民も結構いる。
いい人も悪い人もいる。
神官
女神神殿に居たものの、三代前に平民に落とされた。
今は一族郎党で解呪屋を営んでいる。
商魂たくましいのは多分昔から。
防御系統や攻撃無効のスキルを持つものが多い。
神殿で結婚し、一生を終える者も多く、
世間一般には貴重なスキルは出回らなかった。
他の国にも神官はいる。
仲良くは無いが、若干気にしてはいるドライな関係。
ルカリウム一族
赤と白の鳥と草原にて暮らす一族。
王都からは1日2回遠距離駅馬車が出ている。
収入源は狩りとか出稼ぎ。
基本血の気が多く、過去にドゥッカーノ王国とドンパチを繰り広げた。
その後、あまりに従わないので、隷属の徴を貼り付けられることとなる。
主に一族の男性の口が悪いのが特徴。
魔術
火、水、風、木、土属性が有る。
相生も相剋も無い。手持ちの魔力量と操作技能が全て。
詠唱はしたい人はするし、しない人はしない。
してもしなくても威力は変わらない。
派手好みなら詠唱をカッコよく叫んでみるのもいいかもしれない。
ただ、大幅に隙が出来るので、詠唱途中にぶん殴られても責任は取れない。
光と闇属性も有るが、他の属性で事足りるので「あっ、光と闇属性なんだ……まあ、魔術じゃなくても食ってけるし大丈夫だよ」的な扱いを受けてしまう。
スキル
元々手持ちのものと努力で培うものと大雑把に分けて二種類。
学校で頑張ったら取れる資格的なものもある。
レアスキルは大概血縁者から受け継ぐ。先祖返りで受け継がれたスキルもある。
受け継いだものは変な物も多いし余計に苦労することも多いので、いいことばかりではない。
パラメータ上は上から金銀銅に光り、以降は数字でレベルが分かる。
そして金銀銅に光るスキル持ちは滅多にいない。
実は無理矢理剥がすことが出来るが、剥がされると背中が常に滅茶苦茶痛むらしい。
高位スキルを剥がすのは滅茶苦茶大変で、タダでは済まない。
パラメータ
個人情報満載でこの世界の住人が背負っているものである。
スキルもレベルもこれを確認すればある程度分かる。
何もせずとも見える人も居れば、道具を使って見る人も居る。
因みに服のサイズとか血縁関係までは分からない。
呪い
首の後ろに絵柄が張り付く。徴とも呼ばれる。
気にならない程度から人生を左右するレベルまで様々な呪いが存在する。
解くには大金が掛かるものから物理的に無理な条件下のものなどさまざま。
物理的には取れない。
一方的に掛けられるものも有るが、双方合意の元での契約にも使われたりもする。無理矢理に掛けると、基本人間関係は破綻する。
毒
最悪死ぬものから贈り物に塗り付けたりして心を弱くして操るものまでさまざま。使うと基本人間関係は破綻する。
石板
ノロットイ一族の制作物のひとつ。裏には王の紋章が彫ってある。
通称『家宝石板』
作り方は神殿の機密事項。何時の間にか出したり消したりしているのも機密事項。
置き忘れたり手放したら一定時間で砂になり、他の人の手には渡らないので悪用不可。
ドリーが貸して貰ったペンダントも同じ。
パラメータを見れたり物を調べたりとお役立ちだが、如何せん石なのでかなり重い。
大きさはノートパソコン位。
抱えるのにも片手に持つのも地味に大変なデカさ。持ち歩く際には肩と首へのダメージは必須。
ルーロがドリーを小突くのによく使う。
童話
『きらぴかりんお月様』というクレイジーな名前のこの世界ではベストセラー童話。
これを夢見る女子が増殖中というある意味罪な本。
ロージアが憧れ、アローディエンヌが義兄を誤魔化す為の手段に用いた。
中身は『旅の魔法騎士(実は王子)が庶民の乙女(実は姫)を救いに行く』話。
ある程度の年齢の大人が読んだら『…ねーわ』と言う内容らしい。
恋する乙女の黒歴史書とも言われている。
古い青い表紙の本
アローディエンヌが義兄に童話と偽って読まされた本。
『チンピラ姫ととばっちりの神官』というタイトルのノンフィクション。
ノロットイ一族が作った本なので一般には出回らない。
古文書になる前にタイトルがダサいし、これ後世に残すけど改名した方がいいんじゃ…と一族内での話し合いが行われている。
結論はまだ出ないので取り合えずそのまま。
玉座
宝石とか彫刻とかで飾られた派手な椅子。
基本玉座の間に置いてある王様の象徴のひとつ。
相応しい王位継承者が座ると、王として認める選定の椅子。
気に入られると迷惑なくらい光るが、気に入られないと消えて腰を強打して大恥にまみれる羽目になる。
ただ、物凄く気に入った王位継承者にはしつこく付き纏い、スキルを勝手に押し付けるなどストーカー傾向がある。
言葉は通じるようだが、喋ったりはしない。
お城の中の事は何でも知っており、気に入った王様には喜んで情報提供するので、王城内での行動には気を付けたい。
ガブット熊
普通より強い熊。体毛が薄紫。
強くて怖めの風属性の人へ畏怖を以ってよく例えられる。
蝙蝠ウサギ
皮膜の羽を持った蝙蝠寄りのウサギ。
フワフワモフモフでプニプニしており、どう考えても羽で飛べる体ではない。
しかし風魔術で浮くことが出来る、何故羽を持つのか解明されていない生き物。
滅多に鳴かない鳴き声は濁音ではないらしい。
主に東の地域にいる。
ラッコ
北の方に生息する昆布にくるまって貝やウニを割って食べるグルメな生物。
現代日本では水族館の人気者。
雨の器
手毬咲のガクアジサイに似た花。
手毬のような丸では無く、ちょっと頂点が凹んでおり、それが雨を受けるかのようで雨の器と言うらしい。
真っ赤な色から濃い青、ピンク色や白など様々な色が有る。
花言葉も植生もアジサイと一緒。可憐だが毒が有る。
この花由来のスキル『雨の器』は、行動によって変化する。
ロージアはバッドエンドフラグである『移り気』に変化させてしまった。
フロプシーっぽいぬいぐるみ
先が黒くなった垂れ耳の薄茶色の蝙蝠ウサギのぬいぐるみ。
大きさは実際のフロプシーより一回り大きい。
ティミーのお手製。
中に人が入って居たらふみみみい!と鳴き、ジタバタは出来るが自走は不可能。
リボンの色が違うのが有るが、基本は濃い緑色。
スキル剥がし
ニックが作った携帯カイロっぽい見た目の道具。
スキル欄がごちゃごちゃして見づらいなあと言う思い付きから作られた整理のための道具。
実際は服に貼って使う。
何故携帯カイロっぽい見た目にしたのか制作者も覚えていないらしい。
(国名)
ドゥッカーノ王国
このゲームの舞台の割には『攻略情報』に書いてなかった名前の国。
結構な王族が牛耳る結構な感じの国だったが、王様が変わったので若干変わるかもしれない。
栄え方は普通。
どっかの王国と読みそうになるが最初は巻き舌で読むのが正しい。
最近王城が燃えて修復中。
コレッデモン王国
三軒隣りの国。ドリーとサジュの故郷。
大体の国民が大概戦える騎士国家。
有名な怖い姫と恐ろしい令嬢達が居り、通称『北の魔王と悪魔の四騎士』と呼ばれている。
未婚女性が多く、婚活に忙しいが芳しくない。
王様が引きこもりらしい。
ソーレミタイナ神皇国
ドゥッカーノの南隣にある宗教国家。
海際の半島と小島で成り立っており、若干気温は高いが、常に薄着で出歩けるほど常夏ではない。
他の国に比べて貧富の差が激しい。
皇帝が女好きで有名。
アレカイナ連合
色んな小国が利害の一致により辛うじて纏まっている国。
仲が良くない間柄から一触即発の間柄迄様々。
国の名前は関西弁だが、関西弁の国民が暮らしている訳ではない。
有名な商売人や商会が多く拠点を構えている。
温泉が有るらしい。
他何か、キャラに対しての御入用の情報が御座いましたら拍手などでお知らせ頂ければ、小躍りした挙句喜んで追加いたします。