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西洋人
広東の街に馬車が着いた。
中から西洋人が降りた。
街を歩いて酒店に入った。
茶を注文する。
店には李達三人がいた。
西洋人は李に近ずいて似顔絵を見せ言った。
「この男を知りませんか?」
「韓だ」周が言った。
「知ってますか。どこにいますか?」
周は「どこにいるかは分かりません」
「そうですか」西洋人は、そう言って店を出て行った。
韓は、その頃、売春宿にいた。
女と遊んだ後、韓は深い眠りに落ちていた。
夢の中に今まで殺した男達が浮かんでくる。
この仕事のキッカケは貧しさにあった。
厳しい修業で身に付けた武術は真っ当な金儲けの役には立たなかった。
武術指導や警備の仕事は合わず、気が付いたら殺し屋稼業に入ってしまったのだ。
しかし、逃げては殺しを繰り返す生活には飽々していた。今度の仕事を最後に足を洗い、南の島にでも行って余生を送りたいと思っていた。
ふと目を覚ますと殺気を感じた。
銃を手に取る。
銃声が闇に響いた。
韓は窓から外に出て馬に乗り走って行った。
韓の部屋に西洋人が入りこむ。女が悲鳴を上げた。西洋人だった。




