奴隷
伏線なんてなかったんだ。いいね?
未回収伏線?そんなものはない!
え?突然誘拐とか何を考えてんだって?
人生とは不足の事態が付き物なのです。
突然誘拐とかリアリティがあるでしょう!
すいません。構成能力がゼロの人間が言い訳しているだけです。
まぁ、とりあえず前書きはこの辺にして
ではでは、こんな構成ゴミの駄文を始めます。
ナノハの悲鳴が真っ暗な空に響く。
やられた、さっきの窓の音は俺を外に出すためのダミーか!
「ナノハァ!!!」
喉が張り裂けんばかりに叫ぶ。
だが、さっきまで座ってたはずの椅子は無様に倒され
ナノハの姿は何処にもなかった。
くそっ!くそっ!!!
何がどうなってやがる!
どうしてナノハが消えるんだ!
わけがわからない!
何処だ!?何処にいる!
不意に母の声が脳に直接届く。
「こーちゃん!ナノハちゃんは今そこに居る!?」
とんでもなく慌てた声で叫び散らす。
「ごめん、いま、、たぶん、拐われた」
「それで!犯人は見た!?」
「ちょっと待ってくれ。なんで母さんがついさっきの事を知ってるんだ?」
「突然、緊急回線で連絡がきたのよ。『あんたの娘はいただいた』って」
連絡がきた?じゃあ計画された誘拐。なら
「要求は!?身代金か?」
「それが何もないのよ。ただ『いただいた』とだけ」
余計わからない。ダミーまで使った計画犯罪で要求がないだと?
「じゃあ、何が目的なんだよ!」
「そんなの、わからないわよ!あなたこそ何か犯人の手がかりとか、拐われる心当たりとかないの!」
手がかり、、
「ちょっと待ってくれ」
周囲を見渡す。
大きめの足跡があった。明らかにナノハの物ではない。
他には、窓が切られてる。綺麗に鍵の部分だけが。
確実にプロだ。それもかなり凄腕の犯罪者。
そんなものに狙われるなんてナノハに何があると言うのだ。
「母さん頼みがある。町に検問を張ってくれないか足の大きさが大体32㎝で確実に窓を切る為の道具を持ってる」
「わかったわ、直ぐに始めるわ!」
俺はなにもしない、わけはない。
町の方は母さんに任せて俺は森の方に探しにいく。
時間はそれほどたってない、車の音がしなかったから
犯人は徒歩のはずだ。ましてや人を一人担いでるんだ、そう遠くには行ってないはずだ。
「四重強化発動」
全力で走る。全魔力を走力の強化に振ってるせいで
あまりの速さに体が悲鳴をあげる。
骨が軋み、今にも足の筋が切れそうである。
だが、そんな事気にしてる場合じゃない。
ナノハ!ナノハ!ナノハ!ナノハ!ナノハ!
今にも狂って泣いて叫んでしまう
はやく、見つかってくれ!
ナノハ!!!!!!
「ご主人様?」
ご主人様の呼ぶ声が聞こえた気がした。
でも、ご主人様はいない。
「ここは、何処ですか?」
声が反響する。
どうやら洞窟か何かの様だ。
何故こんなところにいるんだ。
「けひっひ、やっとお目覚めかいお姫さま、けひっ」
聞き覚えのある下品な笑い声が聞こえる。
それもそのはずだ。声の主は奴隷商人。
確か名前は風間信也だったはず。
「何故あなたがいるのですか」
「おやおやぁ、まだ自分の状況を理解できてないのか。けひっ、教えてやるよ。お前は奴隷に戻っただけだ、けひっひ」
え?奴隷に、戻った?
全く理解できない。
「私はご主人様がいます。奴隷に戻るなんてありえません」
奴隷に戻るときはご主人様に売られる時だけだ
ご主人様が、己道様が私を売るはずがない。
「けひひひっ、憐れなこったぁ。身元不明のガキ探すのに警察が動くと思うか?見つからないガキをどうしようが俺の勝手だろぅ、けひっ」
「商人のあなたが何故そんな不毛なことを?
買い手が見つかった奴隷など不要でしょう」
「けひっひ、簡単な話だ。俺は商人らしくしただけだ。
お前を買いたいって貴族がいてなぁ、五千万出すって言われたら拐いもするだろぉ。商人なんだから」
虫酸が走る。
「どうやって、誘拐なんて成功させたのですか。ご主人様がそう簡単に貴方の侵入を許すとは思えません」
「その貴族様は相当お前を気に入ってたみたいでなぁ。わざわざ、その手のプロを寄越してきやがった。けひひひっ笑えるだろうお前を犯すためだけにいくら金を使う気だよ、俺には理解できねぇな」
犯される。
奴隷として一番多くて一番簡単なお仕事。
私も例に漏れず犯され、12歳の時に処女をやめている。
特に悲しく思ったことはなかった。
なぜなら、一番満足してもらえる仕事だからだ。
満足してもらえれば、それで終わりだ。
それ以上仕事をしなくてすむ。
だから、私は積極的に犯された。
下手に反抗して殺されたくなかったから。
生きるために必要不可欠な行動なんだ仕方ない。
ずっとそう思ってたはずなのに
今は自分の顔から血の気が消えていくのがわかる。
恐怖しているのがわかってしまう。嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ!!!!!!
怖い怖い!助けて!助けて!!!
「助けて!ご主人様!」
「あはっはぁ。望み通り助けに来たぞナノハ!」
次回俺、何書きたかったんだっけ?
はい、すいません!
許してください。ちょっとでも伏線の回収法方に
期待した方々、本当に申し訳ございません。
読んでくださる神々様、駄文を読ませて
時間を無駄にしてしまいすいません!
赤子でもわかる無茶苦茶で続けてしまった。
こんな物でも読んでくださり
感謝の気持ちもなんて言ったらいいかわかりません。
もう、とにかくありがとうございます。
一章は次回で終える予定ですので
お時間があれば是非読んでください。
ありがとうございました!