ナノハと……
こんにちはフユトです。
今回の語りはナノハちゃんです。
語りを変えると難しいですね。
前書きは軽めに
ではでは、明日になれば叩かれるくらいに
読んでもらえてると期待してるガキの駄文を
お楽しみください。
扉を壊して30分と少しがたった頃。
親子は、まだ闘っていた。
いい加減にして欲しいです。
凄く楽しそうに戦っているのが無性に腹が立ちます。どこの戦闘民族ですか。
これ以上時間を浪費したくないです。
そこまで思考を働かせるとナノハは常に隠し持っているナイフを2本取り出すとおもむろに、二人の頭めがけて投げる。
音もなく射出された刃に、反応なんて出来るはずない、はずなのだが
「千藤流剣術天妖一閃」
「断絶防壁展開」
ナイフが簡単に弾き返される。
わかってはいましたが、化け物過ぎませんか。
これでも、処世術としてナイフの扱いには自信があったのですが、この二人からすればナイフ遊びって感じなのでしょうね。
「危ないでしょう!」「あぶねぇだろ!」
ヒッ、こ、こわいです。
「あ、ごめん。怖がらせちゃったか」
ラノベ主人公が気付く程、表情が出ていたのですか。恥ずかしいです。
「あーあ、こーくんのせいでナノハちゃん泣きそうじゃない。最低ね」
「あんたにだけは言われたくねぇよ!でもごめんな泣かせちゃって」
泣いてないです。決して泣いてないです。
「あの、お二人は何者なのですか?すこしいいかたが悪いですが、その、化け物のような戦闘能力をお持ちのようですが」
これ以上、私の泣いてるなんて話が続いたら本当に泣きそうなので、話題を変えます。
「いや、そんなことより、ほらハンカチ」
変えてください!バカ!
「泣いてませんから、教えていただけませんか?」
まだ続けるなら、泣きますからね!
「そうねぇ、戦闘能力ねぇ。私は笠凪流剣術免許皆伝ってとこかしら」
笠凪流と言ったら、暗殺術で名高い剣術ですよね。
本物の暗殺者なのですか、お母様。
「俺は魔法が得意なだけだよ」
「得意なだけで、高魔免なんて持ってないわよ」
確か、全魔導師中上位1%しか受けられない国家試験だったはずです。
合格者はさらに1%まで絞られるとか。
私の回りは人外しかいないようです
「そうそう、説明ありがとう」
「勝手に心の中を読まないで下さい」
「ところでナノハの用事ってなんだったんだ?」
………無視ですか。
「私は小学校の様子を見に来たかったんです」
「千藤小か、母さんにしては珍しくまともだった事業だな」
「あらあら、もう一度斬られたいのかしら」
「話が進まないので、やめてください」
私はいつからツッコミ役になったのですか。
「ナノハちゃんがそう言うならやめておくわ。えーと、小学校だったわね?案内するわ」
「案内していただかなくても、いけます」
「私がナノハちゃんについて行きたいのよ」
妙に怖い言い方なのです。
「ほら~、こっちよ~」
お母様の案内で森の中を歩いていきます。ん?森?
「あの、お母様。小学校って森の中にありましたか?」
「ないわよ~。ナノハちゃんと少しでも長くいたいから遠回り」
「早くしてください」
この人、すごいのにすごくないです。
こんなのが笠凪流免許皆伝出来るのですか。
「大丈夫よ~。もうついたからぁ」
私立千藤小学校
立派な建物である。
門構えもさることながら、
木造4階建ての本校舎は、所々に細やかで綺麗な装飾が施されいる。
広い運動場には登り棒などメジャーな物から
何故かコインランドリーまで見える。
そして、何よりのシンボルが巨大な時計塔である。
小学校に不釣り合いなほどに精巧な作りは校舎の装飾が霞んで見える。
こんな物を作れる財力を持つのが千藤である。
この塔を見るたびに、格の違いを、身分の違いを思い知らされます。
「なぁ、お前ここに何のようがあるんだ?」
隣にいたご主人様が話しかけてくる。
純粋な、ただの混じりけのない質問なのに心が苦しくなる。
「ちょっと見たくなっただけ、です」
嘘なんていつもついてたはずなのに。
校舎から生徒が見える。
うん、まだまだ頑張れるです。
「目的は果たせたです。ありがとうございます。
では帰りましょう。我が家へ」
「え?今なんて?てか、もう帰るの!?」
頑張れるです。
それに、今はとっても楽しいです。
次回伏線回収どうしよう
ナノハちゃん語り×シリアス
無理っすね。
無理しすぎましたね。
前回もラストバトルなんて書いちゃって死にました。
ましてや、シリアスなんてちょっと書いただけでガス欠です。
さて、散りばめたつもりの伏線どうしよう。
何はともあれ
ここまで読んでくださった神々に
ありったけの感謝をお贈りいたします。
ありがどうございます!!