終了宣言
珍しくペンが進む
割と早くかけた気がする
駄文はさておき
待ってないだろうが、お待たせしました
only by dabun
英語苦手なので勘弁です。
奴隷生活数日目。
尾毬様曰く徐々に借金は減っているらしい。俺の人間性も徐々に減っているらしい。そのうち、しゃべる犬と化して「勘の良いガキは嫌いだよ」などと言ってそうである。
どうも、借金駄犬の千藤己道です。
従順に拷問され記憶を消し続けるというルーティンを確立して早数日、今日も今日とて吠えて喚いて泣きじゃくる閻魔様も感心の生き地獄であります。
本日の拷問コースは、まず、身悶えしそうな黒く血で錆びた部屋にはいる。その部屋は、今までの拷問で付いた血が油の様に、こびりついた拷問道具がある。それらを上書きするかのように、毎日俺の血が塗られていく。ここまでは全て日課。
いつも通りの予定通り。
本番はこれから、今日のメインディッシュのお時間というわけだ。
内容はというと…まぁ、いわゆる焼死というやつだ。そのまま、焼き殺された。本気で冗談抜きで真剣に死にました。
まぁ、実際生きてるので死んではないのだけれど、ある意味死んだのは事実なのである。
簡単に言うと、えーと、えーーと、殺されながら生かされたと言うわけだ。
蘇生魔法を使った状態で致死の炎に見回れたと言えば分かって貰えるだろうか?
一瞬で血が沸騰気化する火力であぶられ続ける苦痛は聖女でも本気で自殺を考えるだろう。
さて、これで終わりと思った方もいるでしょう。
しかし、終わらないのが奴隷のさだめ。
わかりきってたことでしょう。
ディナーの後にはデザートがあるものです。
肉体攻撃の後には精神攻撃のお時間ですよ。
具体例をあげて地獄をお教え致しましょう。
例1─壁舐め。
自分自身の血、何の物、者かも知れない腐りきった血が染み込んだコンクリートの壁をひたすら舐めさせられる。舐めると口のなかに血がネットリと舌にこびりつき舌が麻痺しそうな味が広がる。それを何十回と繰り返すと、どんな魔法を使っても吐き気が止まらなくなり50を越えると一回舐めるごとに吐いてしまう。
吐瀉物は処理されず腐った血と吐瀉物の臭いが交わって、ますます吐き気を促す。
これだけでも地獄足り得ると思われるのだが、これは自分が苦しむだけ。
鬱になること間違いなしだが、この拷問はあくまでも個人。
さて、次の例題を挙げるとしよう。
例2─街中徘徊。
その名前の通り、街中を歩き回るだけのお仕事。
ただし、裸犬耳尻尾で極限まで犬らしくしなければならないという条件付き。
これは、日中街中良い年した男が裸でしかも首輪もつけられている変態が歩き回る。
無論通報されるされる。
おばさんのネタにされる。
国家権力の方々に迷惑かけるかける。
何より、俺の心にくるのはナノハへの風評被害である。
さすがのクソババァでも噂は止められないらしくナノハの旦那が露出狂。奴隷。などという噂は耐えず、「あの女の子の旦那だから「とか「奴隷少女のせいだ」とか訳のわからないナノハへの風評被害は日々増していく。
ナノハ狂の俺としては全くもって見逃せない暴挙なのだが、犬はしゃべらない。
ただ、見ているだけ。どんなに吠えようとも犬はいぬ。
傍観の域からは出られないと言う、最悪の拷問。
自責の念を抱かされ、自分への嫌悪がカンストする。
さて、お分かり頂けたでしょうか、これが地獄です。自分だけでなく自分の愛する人すら不幸にする地獄、本物の地獄。
ここまで来たら自暴自棄になるのも必然というもので、死ねばナノハの為になると、ご乱心した己道は拷問道具で自殺を始めたのでした。
しかし、そう簡単に死ねないのが一族の運命みたいなものでして、尾毬に助けられたのです。
さすがに本気で自殺を試みたので千春さんも焦ったのか、自殺まで追い込んで満足したのか、はたまた、次の遊びでも思い付いたのか。
唐突に、この奴隷ごっこの終了宣言をしたのでした。
次回 この作品も終了宣言でいいかな?
急展開
超都合
終了させたいだけ
これで地獄の一ヶ月終了ですよ
何だかんだで読んでくださっている
神様な方々へありがとうございます。




