超能力
角の生えたモンスターは獲物を捕まえてご機嫌だった。
しかし少年はまったくあきらめてる様子ではなかった。
なぜなら少年は今までも何度もモンスターに捕まってきていたのだ。
ではなぜ今も少年が生きているかとゆうと・・・
モンスターが腹を鳴らし言った。
「サア ランチタイムダ!」
「お前らなんか豚でも食ってな!!」
バン!!!!!!
その瞬間モンスターは凍っていた。
文字どうりに。凍っていた。
少年・・・ヒョウガ=シェルは氷を自由自在に使える超能力者なのだ。
核爆弾の影響により、モンスターの変化するものはかなり多かったしかし微量の放射能を受け超能力的な力が使えるようになった者もすくなくなかったのである。
このもの達はクレイジーヒューマンと呼ばれ化け物扱いされていた。
「さて、薬もらって帰ろっと」
ヒョウガは何事もなかったのように平然と帰って行った。
「シャーベット」と言われていた彼は、
自分のことを軽蔑する街の人々を憎んではいなかった。
むしろ、大好きだった。
ある日彼の母がしんだ。
あっけなかった。
彼は、旅へ出ることにした。
唯一の友シャウトにはそのことを話した。
シャウトは言った。
「俺も行くゼ」
「しかし危険な旅になるぞ」
「親友を守るんだゼ」
「シャウト・・・・」
こうしてシャウトもついて行くことになった。
「まず魔界の森へいくか」
「わかったゼ」
二人の不思議な旅が始まった。