レベルアップに向けて
そして昼になり、私とセラちゃんは洞窟を出た。昨日二人で長い事お喋りをしたから起きたのは昼だったのだ。そして、取り敢えずご飯を探そうと言う事で、私達は食べ物を探す事にした。そして、二人で食べ物を探していると、気配を感じた。
そうそれは、兎だった。あれは食べれるのかな?と思い、セラちゃんに教えると、
「兎かー。……最近お肉食べてないんだよなー。」とセラちゃんは呟いていた。
確かに❗️私この世界に来てから一回もお肉食べてない❗️じゃあ捕まえよう❗️と思っていると、
「リージャちゃん。ここは私に任せてくれない?」とセラちゃんが言ってきた。なので私は、
「うん!セラちゃん頑張って❗️」とセラちゃんを応援した。そして、
「よしやるぞー。風魔法、小竜巻き。」とセラちゃんが唱えると、小さな竜巻が出てきた。そして、その竜巻きが兎の目の前に行き止まった。
すると、気になった兎が竜巻きに触れると、なんと兎を飲み込み回転を強め回りながらセラちゃんの元まで戻ってきた。そして、
「見て見て❗️リージャちゃん。上手に捕まえれたよ❗️」と嬉しそうにするセラちゃんに私は、
「凄い❗️セラちゃんの魔法凄いよ❗️私も早く出来るようになりたいなー。」とかなりテンションが上がった。
それから二人で兎を食べた。久しぶりのお肉は最高だった。
そして、お腹を満たした私達は修行をする事になった。
のだが、私が勝てる生物はこの辺にほとんどいないのだ。セラちゃん曰く、ゴキブリを噛み殺した事でさえ、奇跡に近いらしい。そこでセラちゃんはこう提案してくれた。
「ねぇリージャちゃん。小蛇を狙わない?」と言ってきたのだ。
確かに、私と同じ種族なら弱いのは確定している。でも流石に同族狩りはちょっとなー。と思ったが、私はあの虐めてきたクソ野郎達の顔を思い出した。アイツらに復讐するなら私はなんだってするんだ。
なので、「うん。そうしよう。」と答えるのだった。
そして、私とセラちゃんは小蛇の巣に向かった。周りには私と全く同じ見た目の茶色い蛇が沢山いた。
「リージャちゃん。ここが小蛇の巣だよ。それにしてもだいぶ数が多いけど、どうする?」と聞いて来た。
確かに数が非常に多かった。軽く見積もっても200はいると見た。このまま突っ込むなのはかなり危険な気がする。
でも、アイツらは皆殺しにする為には、強くならないと行けない。だからどんな無茶だってしてやる。そう決めて、
「セラちゃん。私は突っ込む。だから援護お願いしてもいい?」と言い、小蛇の大群まで突っ込んでいった。
後ろからは、「えっ?危ないよリージャちゃん❗️」と声が聞こえたが私はそれを無視して、突っ込んで行った。
そして、私は1番近くにいた、同族に噛み付くのだった。