船長の昔話
「リージャちゃん嫌い。もう私に近づかないで。」
………………そこで私の意識は覚醒した。
……夢か。……そっか。私セラちゃんと喧嘩しちゃったのか。
でもこれは仕方ない事だ。私はセラちゃんが止めているのに勝手に行動したのだ。
私は親友との約束を破ってしまったのだ。私がセラちゃんを助けたいというエゴで。
私は周りを見渡すと、近くにはアルガーそしてラザン。そしてセラちゃんがいまだに眠っていた。
とりあえずどうしよう。と考えていると、
あれれ〜もう起きちゃたんですか〜。まだ寝てから1時間しか経ってないっていうのに随分と早いお目覚めですね。まぁ君とは少し話し買ったので少し船長とお喋りしませんか?
と頭の中からクララ船長の声が聞こえた。
なので私がその場でうなづくと、
すると私の体は光だし、次の瞬間私はクララ船長の目の前に居た。
そしてクララ船長は、
「喧嘩の原因は君が悪いんですよね?」といきなり聞いてきた。
私は素直にセラちゃんを怒らせてしまった原因を話した。
「なるほど〜。君は友達の復讐をする為にした事だけど、友達は君に危害が及ぶから復讐なんてして欲しく無かった。実際に君がその行動のせいで、九魔皇のグランに殺されかけた。うーーん難しいですね〜。」とクララ船長は言い、そして、
「実は船長も昔、大喧嘩をした事があるんですよ。」と突然語り出した。
「どうやって仲直りしたんですか?」と私が聞くと、クララ船長は悲しそうな顔をしながら、
「実はまだ仲直り出来て無いんですよ。」と言い、
「という事で船長の昔話聞いてくれますか?」と聞かれたので、私が頷くと、
「では話させていただきます。」と一息ついてから船長は語り出した。
「あれは私がまだ新米海賊の頃の話です。当時私は、小さいながらも自分の海賊船、ペルサードフリージングノーグラウンドマリン号Iを買った頃で、一人前になったと思い少し調子に乗っていました。そして調子に乗った罰が当たったのか、私は人間に捕まってしまいました。そんな時船長は1人の強くて可愛い魔物に助けて貰い、船長はその少女に恋をしました。」
「その少女は、世界一の可愛さを持つと言われる、九魔皇の一角、永愛蝶、エーテル・シズアール。船長の元カノです。」
うん?九魔皇?元カノ?どゆこと?と驚いていると、
「船長は、助けて貰った恩もあるけど、そのどんなお宝よりも可愛いらしい容姿に一目惚れでした。」
「船長は助けられてすぐに、貴方は、どんなお宝よりも価値がある。だから結婚を前提に付き合って欲しい。」
と言いました。
……初対面でそれ言うのキモくね?
「勿論断られ、船長は海に叩き落とされました。」
だろうね。
「しかし船長は諦めずそれから何度も何度も告白をしました。航海に出て、お宝を手に入れた際には全て彼女に送りました。そしてそれを続けて50年くらいたった頃ですかね。」
50年って執着ヤバ。
「50年も経てば、船長は大海賊になっていました。それでも私は彼女と言うお宝を手に入れる事が出来ていませんでした。
そこまで脈なしなら諦めろよ。
「……べ、別に脈なしって訳じゃ無いんですよ。最初の頃よりは明らかに態度が良くなっていましたし。」
なるほど?で?結局どうやって付き合ったの?
「…………脅し?」
うん?脅し?どう言う事?
「付き合ってくれないなら死ぬ。って迫ったら何とか付き合って貰えました。」
マジかよ
「そして付き合ってから100年私は凄く幸せでした。」
「でも喧嘩別れしてしまったんです。」
そこで船長の顔色は今まで以上に暗くなり、声のトーンI段階いや2段階ほど下がった。
クララ船長……
「どうして別れてしまったんですか?」
「船長の浮気です。」
………………は?……………………は?え?浮気?ゴミじゃん。同情した私が馬鹿みたいじゃん。
「そ、そんな事言わないで下さいよ❗️確かに浮気はしてしまったけど、体だけの関係でした❗️愛してたのは絶対にエーテルでした❗️でも迫られたんですよ❗️可愛くて凄くおっぱいの大きい子が船長の事を好きって言ったんですよ❗️だから仕方ないんです❗️」
と反論してきた。マジで最低だな。なるほどそれが原因か。と納得すると、
「それもあるんですけど、浮気がバレた時に、大喧嘩して、雨の中私から離れるエーテルを私が追うことが出来ず、後日誤りに行こうとしたら、会う事も出来ず、未だに後悔しています。だから、君は後悔いや、リージャ貴方は後悔のない選択をして下さい。」
……最後いい感じにまとめたけど、お前が悪いんだからな?




