九魔皇グラン
頭の中からうるさい声が聞こえた後、
「デゲデゲデゲデデーンデーデーデードーン❗️」
「レベルが2アップだよー❗️」と聞こえた。
一気に2上がったのか。そういえばこの前レベルが上がった時からステータスの確認して無かったなと思った私は、
「ステータスオープン」と叫んだ。
・個体名、リージャ
・種族名、黒蛇
・レベル、10
・体力、52
・魔力、41
・力、56
・物理防御、45
・魔法防御、44
・速力、60
・精神力、61
・スキル、弱毒、脱皮
・魔法、光
・???、未発言
ふむ。進化したけどステータスの伸びはそんなに良くないか。と私は自分のステータスを見ながらそんな事を思った。まぁそんな事はどうでもいい。レベルが上がった事で使った魔力も回復したので、私は生き残りがいないかを探す事にした。
何軒か小屋を巡った何処に行っても小妖精達は死んでいた。そして一つだけボロボロの小屋を見つけた。
……ここがセラちゃんの住んでた場所?と思い近づいてみると、酷かった。
小屋には沢山の落書きがされていて、よく見ると、壁には血がこびりついていた。セラちゃん。今まで辛かったよね。なのに私に優しくしてくれてありがとう。自分が辛いのに私の復讐を手伝ってくれるって言ってくれてありがとう。そう心からセラちゃんに感謝をしていると、
「これは一体どう言う事だ?」と言う声が聞こえた。
「誰もいないのか❗️今すぐ俺様に酒を持って来い❗️」と大きな怒鳴り声が聞こえてきた。
まさか❗️九魔皇のグランが来たのか❗️何でこんな時間に❗️まだ夜中だよ。
いやだから小妖精が全員起きていたのか。正直小妖精が起きていた事に私は驚いたもん。だって本当は寝込みを襲って手足を噛みちぎって動けなくしてセラちゃんの事を聞き出す予定だったもん。てかそんな事は今どうでもいい。今すぐこの場を離れないと。と思い動こうとすると、
「貴様ここで何をしている?」私の目の前に、緑の髪をしていて、顔に変な刺青の入った男が現れて。顔はまぁ悪くない。だが目つきがかなり悪いな。そして、何その?背中?亀の甲羅?修行でもしてんの?と私が思っていると、
「何故何も答えない。」と言い私の下半身を消し飛ばした。
「ウアァァァァァァァア❗️痛いいぃぃいぃ」と私が叫んでいると、
「黙れ。そして俺の質問に今すぐ答えろ。ここで何をしている。」
コイツ、イカれてる。どうする。嘘をつくべきか?……いやここは正直に答えよう。だって私は、セラちゃんの忠告を無視してここにきてる。セラちゃんはこうなるって分かってたから何も言わなかった。だからその罰だと思えばいい。それにコイツはラザンの故郷を滅ぼしたんだ。だからコイツも倒さないといけない。そんな奴に下手に出るなんてごめんだ❗️
「私は小妖精を殺しに来た。親友を虐めたのが許せないから。そして皆殺しにしたんだよ。九魔皇グラン❗️」と告げると、
「俺を知っているか。しかし貴様が奴等を貴殺したのか。ここの酒は美味かったのにな。非常に残念だ。だから貴様には死んでもらうがその前に、酒がないならこんな場所は必要ないな。」と言うと、
辺りが一瞬強い光を放った。目を開けると、
そこには何も無かった。小妖精の里も無ければここに来るまでに通ってきた森も影も形もなくなっていた。
え?どう言う事?グランは?と思いあたりを見渡すと、
巨大な亀がいた。
山のような巨大に荒々しい棘が無数に生えた頑丈そうな甲羅、頑丈な顎に鋭い牙や爪。これもしかしてグラン?
「さて。必要のない場所の掃除は終わった。次は貴様の番だな。」と私に告げてくるのだった。




