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兆し

「噓だろ...?」


七月のある日。もうすぐ夏休みに入ろうかというその時、僕は両親に呼びだされた。

そこで父親の転勤、並びに僕たち家族の引っ越しが告げられたのであった。


ただでさえ現状に悲観的であったのに、やっとの思いで入学できた高校からも離れなければならないという事にもはや一周回って笑うことしかできなかった。苦笑だ。


二学期からはどうやら兵庫にある普通の公立高校に通うらしく、

転校の手続きももうほとんど済ませたみたいだ。

生まれてこの方都内で過ごしてきた僕からしたら兵庫なんて本当にイメージできるものがなかった。

(出身の方には申し訳ないが...)

しかし、僕は思った。


「あれ?これってもしかして青春ルート入ったんじゃね?やり直せるんじゃね!?

 来たぞ!?待ってろよバラ色高校生活ーーー!!」


と某塾の有名広告のようなテンションになっていた。

そう、結城 凛は学ばない男なのである。

こうして僕は二学期から兵庫県にある車川高校へと通うことになった。

バラではなく、地に落ちた土が再び土煙となる未来に期待を寄せて...



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