第五話 女神との時間
キャラの立ち絵を描こうか迷っております。かいたほうがよろしいですか?
ここは、どこだ?何もない…地平線の向こうまで真っ白な床と晴天という言葉が似合う雲一つない空が広がる。
俺は、確か覇龍との契約中に、血を飲みすぎて、意識を失ったのか。
死後の世界とかこんなんなのかなーって感じだな。
「あながち間違っていないかもね?」
「誰だっ!?」
声の方向へと体を向けると、そこには、少女が居た。
麗しいという言葉では足りない、銀髪の藍色と青竹色の眼をした少女がそこにいた。
「嬉しいこと言うわねー」
理解が追いつかない。何故しゃべれる?何故ここに居る?何故少女かま居る?この少女は誰だ?
「そっか、色々説明しないとか」
さっきから人の心を読むように話しかけてくるな。
「フブキくんが聞きたいことはこっちも分かってるから」
なんで、俺の名前を知ってる!?
「まず私の名前はニル、正真正銘の女神よ」
「は?」
何を言ってるのか分からない、女神?いや、本当に痛いこと言ってる人にしか見えない。
「酷いなぁ、君をここに連れてきたのも私なのに!」
「あの、まずここがどこなのかを…」
「あぁ、そっか、ここの説明もか…」
「ここは、アトランティスの迷宮の隠し部屋!私が君の魂をここに連れてきたんだ」
えぇ…余計分からなくなったんだけど
「まあ、おいおい説明するとして、ここは魂が実体化する場所だから、君は喋れる」
なるほど、とはいかない。第一、今のは全然説明になっていないじゃないか
「とにかく、君はいま魂としてここに居るから、自分の格好を見てごらん」
あ、これは、五体満足の体、少し小柄な図体、着慣れたスーツ、間違いない、俺の体だ。
「君の精神としての、状態を表している姿がここでは映し出される、だから、音波を常時使用するなんて、やめときなよ」
たしかに、目が見えるのなら、使う意味もないのか?と、言いながらもそれはやめない。それより、スキルを使っていることも分かるんだな。
というか、体が尋常じゃなく痛い。何でだろう。
「あぁ、フブキくん、君は一応、死んでるから」
「へっ?」
「だから、契約の影響で死んでるから」
死んでるって俺はここに居る。
「だから、君の魂を無理矢理ここに連れきたんだって」
え、なんで?
「だから、君の体はもう限界を迎えたから、私がここに呼びに来たんだって」
この人ずっと説明になってないんだよな、根拠を説明してくれない。
「だから、なんで俺なんかを呼んだんですか?価値がないものをわざわざ買ったりなんてしないでしょ」
少し拍を空けて、自称女神様は言う。
「ちょっと!自称じゃないよ!まあ、呼んだのは君が転生者だから、かな」
心はやっぱり読めるんだ。
「ある龍が言ってたんですけど、俺の他にも転生者や転移者が居るって」
「あぁ、あの覇龍か、めんどくさいことしたわね」
「え?今なんて」
「ん、いや考え事をね」
「それより、私が他の転移者や転生者を呼ばなかったのは、他の女神の信者だから」
「他の、女神?」
「そ、なんかスキルとか、加護が貰えるやつ」
え、俺もそこに入りたい…
「だめだめ!そこの女神は死んでいるフブキ君を生き返らせる事はできないんだよ!?」
あ、そっか、俺死んでるんだった。でも、まるで自分はできるような言い方してるな。
「そうだよ、私ならできる。だから、私の信者にならない?」
「は?」
「私の信者に、ならない?」
無理矢理すぎでしょ、そこの女神はできない。自分ならできるから入れって。
けど…入信しようかなぁ…
よーく、これ以上選択肢はないという考えがでるまで悩む。
「今なら使徒になれるよ」
使徒?
「使徒はね、信者や勇者より凄いのよ、加護もいいのが貰えるし、何より神体を見れるし、触れるの」
ん?そうかぁ…使徒かぁ、じゃあまあ
女神様がニヤリと笑う。
「ニル、様?の信者にーー…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「本当に奇跡なんじゃぞ!」
あぁ、本当に濃密な時間だったな、あそこだけで何回笑ったか。
「って!聞いてあるのか!?」
「あー…うん、聞いてなかったわ」
「こいつ…だから、契約で生き残れたのは本当に奇跡であって、今後は絶対に安易にあんなことをするんじゃないぞ!」
この話か、長らく時間が空いてたから忘れていた。
「分かってるって」
ちらりとステータスに目をやる。
そこには、俺の新しい称号が追加されていた。
称号 異世界転生者
女神ニルの使徒
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