表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/33

申し訳ございません 【10】

「それで__」

殊更に、チェレミーの事を無視するかのような気配で伯爵が言った。

「日常の生活に不自由は無いかね、タツロー君__」


父が何を言わんとしているか、明敏なチェレミーは咄嗟に感じ取っていた。と言うより、最初から何を言うかは大体察しが付いていたのだ。伯爵の言いたい事の意味は無論タツローにも分かる。だが、それにどう答えればよいのかまでは答えを出しかねた。


「ええ、その__」

タツローにとっては困る質問である。

「正直、人様に身の回りの世話をお任せしたことなんてなかったですさかい__」

タツローの正直な本音ではある。

「却ってやりづらい事も__」


「成程__」

伯爵がさも愉快げに言った。

「色々と言いたい事もあろうが、気を使ってくれているのだな、申し訳ない」


そう問われても、はいそうです、とは言えないタツローである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ