第九十四話・『最凶のプレイヤー』
契禊姫「今回は特に無しです」
契禊姫「それでは本編へ……」
契禊姫「どうぞ!」
私は否定して
「それなら良いけど……」
そう言って渋々納得してくれた
「それとは別で……『最凶のプレイヤー』が今、暴れてるらしい」
目を細めた。聞いた事はある。桔梗から聞いていた危険で最悪のプレイヤーで、関わらない方が言われている程……そのプレイヤーが?
「何か知ってる表情ね」
私は首を横に振り
「又聞きだからね。それに……いや……これは良いかな?。取り敢えず気をつけるよ」
私はログアウトした
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屋上で
「『最凶のプレイヤー』……ね。彼奴かな?」
私は頷いた。桔梗が生きていた時に話題になった最凶のプレイヤー
私も桔梗も……そして
「会ったこと有るね。『歩く災害』だったけ?。またなんで?」
私は首を傾げた
分からないからの方が正しいから
「でも……ろくな事にはならないと思う。アレは最悪だから。で、『二重死神』としてからは?」
私は首を横に振る。儚夢姫と悠姫と組んでいた時は見なかった……
「そう。まぁ……気をつける事かな?。て、顔色悪いけど大丈夫?」
顔を覗き込んで聞いてきた
「……大丈夫。それより、ギルド決まったの?」
彼女は頷いて
「桔梗が居たら最高だったけどね。だからギルド名は『桔梗』よ。それでいいでしょ?」
私は目を見開いてから
「何でかなぁ……でも……良いかもね」
私は微笑み彼女の言葉に答えた
でも……桔梗の関係者がここまで集まるとは……
「何かの因縁かな……」
私はそう呟くと
「桔梗の関係者が『最凶のプレイヤー』て事?」
私は頷いた
「今は情報が薄いから言わないけど……多分ね。暴れてると言っても『七つの大罪』が対応してくれると思うけどね……まぁ、あの人らは別の場所で遊んでると思うし……『最凶のプレイヤー』は伝説のギルドを相手にしないと思うしね」
想像だけど多分そうだと思う
「そうだといいね」
朱雨がそう呟いていた
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再びログイン
そのままシュウと合流した
で……
「何か、ギルド兼任するなら……エディアが良いと」
うーん……めんどくさいんだよね……
「まぁ、分かったよ。取り敢えず……何かあっただろうし……署名するから」
シュウは嬉しそうにしていた
取り敢えず……冒険者ギルドじゃ面倒だし……
「て……何で王国に?……てか……えっ?。城?……」
門番に王女様から貰った髪飾りを見せると、慌てて走っていった
「えーとね。まだ内緒だけど……『終末の楽園』は王国に所属するギルドになったのよね……だから繋がりは一応は有るし気に入られてるから」
あの時は本当に偶然だったけど……まさかね……
「あっ……そう言えば、帝国見つけたと言うプレイヤー居たらしいのよ。王国とは違って実力主義で、王国との戦争的な何かの話が……」
私は目を見開いてから
『エディアさんの仲間は色んなこと知ってますね』
そう言って王女様が出てきた
『ちょうど良かった。合わせたい人も居ますし……着いてきてください』
いや……本当に嫌な予感がしてきた……
案内された先の扉で王女様は扉を開けた。そこには多分紅茶を飲む少女が居て
『貴女が話していた人が君達ですか……それは……なるほど』
私を見てそう呟いていた。いや、正確にはキキョウとレーバテインを見てだった
『安心して私は戦争反対だし……』
その時にガラスが割れる音がし、少女は倒れ込み、私とシュウは王女様を守る形で盾になり、レーバテインを構えた
『狙撃ですか……』
キキョウは少女を守り、そのまま手を広げて弾を見ていた。その後に複数回の狙撃をキキョウは全て防いだ
「誰?」
私は覗き込んで分かった
「……彼奴。『最凶のプレイヤー』。何かしらに関わっているんだと思う」
私は覗くのやめた
『……襲撃ですか?』
私は首を横に振った
「多分……行くから纏めておいて」
私は部屋から飛び出して走る
何となく向かった場所を推測しながら向かうと
「……」
フードを被った人が待っていたのか、佇んでいた。肩にはライフルのような銃を掛けていて
「目的は何?。『最凶のプレイヤー』……」
私は聞くと
「……無い。依頼されだけ。でも、桔梗の弟子が居るなら……ここから手を引く。それと……」
『最凶のプレイヤー』が私の所に近づいて
「桔梗……彼女は私のライバルだった。だから私は貴女を狙わない。でも……皇女は狙わさせてもらう。そうすれば終わるから」
そう言って踵を返すと森の奥へと消えていった
契禊姫「はい。解説です」
契禊姫「はい。戦争の話が僅かに出ましたね。勿論同時進行なので、本当にギリギリです」
契禊姫「さて、『最凶のプレイヤー』が姿を現し狙撃しましたが、本当に『最凶のプレイヤー』がそう望むように動いてるのか……」
契禊姫「それはこの章で『最凶のプレイヤー』の目的が分かります」
契禊姫「にしても……少女=皇女を狙う『最凶のプレイヤー』……ろくな事にならない」
契禊姫「さて、『最凶プレイヤー』と桔梗の関係がライバルとは……意外でしたね。でも、そうなると対等関係を考えるとそうかもしれませんね」
契禊姫「さて……2人は何の目的で密会していたのか……次の話まで……」
契禊姫「またね!」




