第六百三十四話『armored knight』
咲舞「今回は特にありません」
咲舞「それでは本編へどうぞ!」
机に手を着いて意識を戻して呼吸を整えていく。何が何だか分からない……
それに腐敗したはずの場所が腐敗してなかった。死体の方を見ると張り付けられたまま
だからこそ分からなかった。彼女が何をしたかったのが……
結局……分からないまま調べる事にした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゆっくりと目を開けた。目の前には少女が立っていて、私の隣に桔梗が佇む
「ようやく起きたね……いや、貴女の場合はあの子の覚醒と共に目覚めるのだったのね」
私が桔梗を見ると細く笑みを浮かべて見ていた。こんな性格だったけ?
まぁ、今はそんな事は良いや……
「妹の中に侵入して私の元まで来るとはね……」
少女は微笑み
『貴女という存在と話したかったの。繰逆紬希。あの偽物とは違う本物とね』
一応……私の体だけど……良いか
『これは私を作った人からのメッセージよ。『期待してる』と』
私は細く微笑み
「誰かは知らないが……期待されても困る。が……咲舞は本体。私は裏人格。咲舞の能力によって侵食され突き刺さった命を無理矢理動かす。桔梗がそうのようにね」
私は桔梗を見ると
「死にたくても死ねない……私はあの日……最初の発症者になった日から呪われてるから」
私は彼女を見て
「桔梗の力は本来は消すべき。なのに、今は咲舞の中に居る。本来は有り得ない。でも、ここに居るて事はまだ役目が残ってる。そういう事になる」
立ち上がり彼女の前にたって頬に触れた。繋がれた鎖が鳴り響くと
「あまり……期待されても困るのよ。私……ではなく咲舞なのだから」
そのまま軽く押し込むと黒い煙のように消えていく。振り返ると
「……間違えた?」
私は首を横に振り
「正解よ。にしても……めんどさいね。この世の中……死人もろくに休ませてくれない……だから嫌なのよ」
再び椅子に座って
「静かに死にたいのにね」
桔梗に同意を求めるように聞くと
「そうだね。確かに死にたいね……でも、少しは生きてみようとも思う。だってそれが……私達なのだから」
私は微笑み頷いた。そうだったと
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
布を被せた死体を横に本やら紙を乱雑にぶちまけて探していた
本来はいけないことだと思うが悠長にしてられなかったから
「……此奴は何で……」
分からないまま時間だけが過ぎていく。気が付くと夜になっていて
「……」
時間的にもそろそろかな時に……気配を感じた。私以外は誰も居ないはずなのに……
横の死体を見ても特に何も無くそのまま立ち上がり
「……疲れた」
私は横になった。その時に落ちていた紙を手に見ていた
『
この国は縛られている。平和と言いながらも下層は存在する
この国は表だけの存在。裏は見てない
壊さないと
だが力は無い
そうだ……
彼等に頼もう。俺の命と引き換えに
』
『
話が違う
違う……
俺が望んだのはこれじゃない!
そうだ……何もかも手遅れなんだ
そうだった……
これが終わりの時か……
』
起き上がり読んでいた。これか……これが原因なのが分かった
となると……キアラが原因でとある何かと協力し変えようとした……が、想像とは別の方向へと向かった……
そそのかされた……という訳ではなく、彼自身が求めた平和が……
平和……
「まさか……」
立ち上がり向かおうとしたら甲冑を着た数人の人が立ち塞がっていた
この状況でこれは……もうとしか言い様がない
警戒しながら
「何者?」
が、相手は無反応。流石に……手を出すのは不味いが……
その時に甲冑を着た一人がいきなり揺れ出すと中から化け物が飛び出して、そのまま他の甲冑を着た人を次々と取り込み始めた
姿形を変えて彼の屋敷を破壊するほどの大きさに
外に投げ飛ばされて上手いこと着地してから見上げると
両手が生えていて無数の筋肉がむき出しの気持ち悪い姿をした化け物が私を見ていた
流石に……これは不味いかもしれない……
勝てるか勝てないかで言えば……多分勝てる気がしない。腐敗の力を全力でしても勝てるかは五分になる……
でも、やるしかない……それに……今の私なら……
何故か不思議と訳の分からない自信がみなぎってくる
楽しくなってきそう……
周囲が腐敗していき私は化け物の方を見た。勝てないからこそ……勝ちたい。そんな意思が私の中に
これが……ゲーム。現実を忘れる事が出来る唯一のモノ
ゲーマーが常に感じてる感覚がようやく分かった気がした。勝てない相手に勝てるまでやるんじゃなくて……
勝てなくても勝つ意識があれば挑める……
何時しか私の口元はつり上がって笑みを浮かべていた
咲舞「解説」
咲舞「いよいよ確信に迫りつつも再びの戦闘です」
咲舞「もう露骨ですね……はい」
咲舞「それでは今回はここまで。次の話まで……またね!」




