第四十六話・イベントなのにイベントまたイベントが……
契禊姫「はい。今回も注意です。推測と憶測が混じってますが……ありえない表現的なモノが有ります」
契禊姫「それを踏まえた上で本編……」
契禊姫「どうぞ!」
急いで向かうと、予想通りに
『エディア!』
様子の可笑しいエディアが立ったいた。髪が真っ白で、一筋に黒い髪の束のラインが
私は警戒すると
『これは予想外。案外早く来るのね』
少女がエディアの頭を撫でていた
『エディアを返して欲しいのですが?』
私は聞くと彼女はエディアの耳元で何かを囁いていた
するとエディアは私の方を見ると向かってくる
『エディア……』
その瞬間に嫌な感じがして飛び引くと目の前には斬撃後が
『惜しい。彼女は私の命令しか聞かないよ』
横にエディアが居て蛇腹剣を振り上げていた。能力が使えない中で彼女の攻撃を喰らうのは不味い
『良くも!』
彼女は白い霧の中へと姿を消していた
よそ見をした瞬間に衝撃が走り吹き飛ばされていた
エディアが蹴りを入れて私を吹き飛ばしたんだと
『能力さえ……』
私は彼女を助ける為に動く事に
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良く分からない……こんな部屋の中で扉と鍵を探すのは……
それに意識が朦朧としてきた
これはゲーム。なのに……
─────!!!
何かの音が聞こえた……声?
分からない……
─────て!!!
声が響いていた
─き────て!!!!
ハッキリとはいかないが大きくなっていく
見えない鍵と見えない扉……扉…………鍵…………あの時の館は……ガラスで幻想……なら……何時から……それは……キキョウと離れた時……
──────!!!!!
その瞬間に部屋にヒビが入っていた。それを見ると明るい光が
やがてそのヒビが大きくなりに連れて割れていき、最後はバラバラになって
『起きて!!!』
その瞬間にキキョウが目の前に飛び込んだ
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無感情で襲ってくる。どうにかして止める方法を考えないと、こっちが死ぬ
剣を弾き飛ばして、抱きつこうとするが目の前に銃剣が
そして目の前が崩落した
『使えないはずでは……!?』
彼女は確かに能力を使った……使える様になっていた……なっていた
あの少女がそうなのか……厄介な事に。幸い……攻撃系で補助系は使ってこない
『殺すのみを指示したのね……』
何となくそう推測した
彼女の攻撃が止まない。でも、前に進むしか無かった。止めるには……確実に彼女が私を作りあげた理由になるから
躱しつつ彼女の懐まで。銃剣で私を切り裂こうとするが腕を犠牲に
そして彼女を抱きしめた。暴れる彼女を片腕で必死に押えて
『起きて!』
呼びかける。私は彼女の願いで生まれた。なら……
『起きて!』
無駄な行為だとしても
『起きて!!!』
彼女に呼びかける
『起きて!!!!!』
それが最善の方法で私だから出来る荒業
彼女は動きを止めて目を瞑っていた。やがて目を開けると元の瞳に戻り
「キキョウ……?」
彼女はそう私の名を言っていたから私は微笑んだ
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ゆっくりと目を開けると目の前にキキョウが居て、その周囲は斬撃の後と銃痕があった
そしてキキョウの片腕は無くなっていて、その近辺に落ちていた
「私……」
彼女は微笑み
『戻ってきてくれましたね……疲れました』
彼女は私を抱きしめながら崩れ落ちたから私もつられて同じように崩れた
「どうなってるの?」
彼女は説明してくれた
私が表では意識を失いキキョウを襲っていたのを。そして少女の意思で私は操られていた事を
そこで疑問に思った
「プレイヤーに干渉する……可笑しい」
普通はありえないから。もし仮に日記に出てきていた少女が私を操った少女と同じなら……ありえない
考えられるのはプレイヤー、運営……そしてバグか……コンピューターウィルス
1つずつ潰していく事に
先ずはプレイヤーだが、もし仮にプレイヤーならキキョウから発せられたプレイヤーの言葉がそのまま少女の意味合いで伝えられるはず……私がプレイヤーなのは教えてるから、その状況的判断でプレイヤーと思うはず……
だけど、疑問点としてキキョウはプレイヤーである私をその少女が操ったのを見たから。プレイヤーなら私を従わせるには支配系を使うのに、キキョウから私は虚ろだけどしっかりと攻撃していた。それもラグもなく
それも彼女が居なくなっても私は動き続けた。仮にプレイヤーが誓約無しに出来たとしても……見ないと行動が分からない
だからプレイヤーの線は無い
次に運営だけど、最初から無いのは分かっていた。運営はこの世界では神でプレイヤーを使って何かをすることは無い。基本的には監視して悪ければ動く
私が何かしたのなら……アカウントを止めるはず。操る意味が無いから
そう考えるとコンピュータウイルスも無い。となると
「バグか……」
ハッキングの線も考えたけど……コンピュータウイルス同様、運営が気づくはず
となると……運営でも想定しないバグがイベントとして本来のイベントにくい込んでる事になる
契禊姫「はい。解説です」
契禊姫「はい。今回で部屋の謎が分かりましたね」
契禊姫「私は精神世界で現実と思い逃げていましたが、キキョウの視点では現実でした」
契禊姫「本来は逆ですが……私からのキキョウの方が分かりやすいかと思いそうしました」
契禊姫「さて、そうなるとプレイヤーの干渉の謎が残りますね」
契禊姫「ヒントは既に答えを出してます」
契禊姫「そう言えば自ずと分かってしまいますね」
契禊姫「私が考察した話はシロクロが思う事で、実際はどうか知りません。なのでこの世界ではそう言う表現です」
契禊姫「さて、答えは後にして、仮にこういう事が起きたらこうなるのが面白いかなと。それを運営が利用したとかなれば、今までのVRの話ではあまりないと思いますね」
契禊姫「ここの運営は面白ければ利用するスタンスなので、これもそう言う演出かもしれませんね」
契禊姫「後は……これは夏イベントであり普通のストーリーイベントではありませんが……」
契禊姫「仮にこれがストーリーイベントにするのなら……複雑かつ、章として作りますかね……」
契禊姫「雑談を踏まえて今回の話はシロクロなりの頭で考えた謎です。まだ残っていますが……回収は出来る限りします」
契禊姫「さて、今回はここまで」
契禊姫「次の話まで……」
契禊姫「またね!」




