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『Another・under・World〜all・Multiple・dimension〜』  作者: Naikuro@シロ naisiro@クロ
第一幕・第四章・ドキドキサバイバル夏イベント編〜第一節・村編

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第四十五話・1人または独り

契禊姫「はい。注意です。少しだけVRから掛け離れて戻ります」


契禊姫「それでは本編へ……」


契禊姫「どうぞ!」

エディアが虚ろになりながら歩いていく。まるで何かに吸い寄せられるように


『待ってください!』


手を伸ばそうとした時に彼女は私を見てから白い煙に包まれて消えた


『……どうなってるの?』


これは……本当に意味が分からなくなっていた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


優しく撫でられる感覚がした


ゆっくりと目を開けると


『起きたね』


目の前には少女が居た。手には日記が持っていて


「キキョウは?」


彼女は微笑むと


『邪魔だったから貴女と離した。ここには絶対に来れない……貴女は欲しいのだから』


そう言って顔を目の前まで近づけてから消えた。ゆっくりと立ち上がると手足に鎖が歩ける程度に縛られていた


周囲を見渡しても部屋だけだった


武器は全て奪われてるし……どうしようもない。取り敢えずは……


「散策かしら?」


周囲のモノを手当り次第に触れては探した


扉らしき扉はなく、隠し扉かとも思ったけど無かった。でも……違和感を感じる


ずっと視線を違和感の方向に向けていた。何かあるとは思うけど……


それが何なのか分からない


だから触れて確かめた。感触は変わらない


でも、おかしいのは確か。だから分からなかった


能力を使えるかどうか確認してみたら使える様になっていた。取りあえずは使ってみる事に


その時に壁が崩落してその先が見えるようになっていた


その先を見ると扉があったけど左右にガラスが嵌められていて、その奥は見えなかった


「はぁ……どうしたものか」


取り敢えず歩いてみることに。何か起こると思うけど……


「……っ!?」


ガラスを叩く音が聞こえた。その方向へと振り向き確認するが何も居ない


再び向かおうとすると、今度は複数の叩く音が鳴り響いていた。恐る恐る振り返ると……


『あがぁぁぉぁあ!!!!』


そう言う叫び声が聞こえると共にガラスが割れて村人が私を襲ってくる


いや、割と怖い……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


息を切らしながら廊下を歩いていた。取り敢えずは巻いたと思うけど……


「あっ……怖すぎて能力を使うの忘れてた……」


間抜けだった。取り敢えずは見知らない場所に出たし……


「はぁ……怖かった……」


取り敢えずは周囲を見渡してみた。その時に扉が思いっきり閉まる音が聞こえて振り返ると、入って来た所のドアが閉まっていた


ドアノブを捻ったりして開けようとしたが開かずに、また能力が使用禁止になっていた


取り敢えずは謎解きかな?


────


見えない鍵を取り出せ。さすれば見えない扉も見えるだろう


────


前の時は鏡の中だったけど……今回は違うと思う。謎解きと言うよりかはヒントになりそう


見えない鍵……何かを照らしてみるとか?。でも……そう言ったものは無さそうだし……


見えない鍵……


鍵は鍵じゃなくても良いんだ


見えない鍵なら既にある


「後は……扉。これもさっきと同じ」


なら後は簡単。見えない扉を見つけたら良いのだから


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


エディアが消えた方向を見る。そこには館が立っていて


『……』


村中を探しても居ない。そうなれば時間の無駄になりそう


だからといって低い可能性は捨てれない


私の能力は使えない……


『仕方がありませんね』


走って向かう事にした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


何度探しても見つからない


扉が見つからない事には鍵が何なのか分からない


「……キキョウ……」


離れ離れになって居ないキキョウの名を口にした


多分これが少女の目的。解けない事には出れない


私には分からないでいた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『クスクス。混乱してるね』


少女は目の前に座っているプレイヤーを見てそう呟いていた


『分かるはずないもの。だって……鍵と扉は来ないのだから』


少女は手にしていた物をプレイヤーの口に。そして飲み込ませた


ゆっくりと目を開いたプレイヤーは赤い瞳で髪の色や肌色が変化していた


『さて……楽しもう。ようやくなのだから』


少女はそう高らかに宣言していた


『プレイヤーを使った実験。この村での実験は終わった。賢者の石よりも優秀なモノをね』


本来はありえないはずのプレイヤーの干渉。少女はプレイヤーが何なのかを知っている。彼女は……


『どう転んでも私の勝ち。貴女達は勝てない。この閉ざされた村から出る事もね』


これはイベント。普通のイベント。だけど、少しずつとズレていった。それはプレイヤーの意思では無い、別の意志へと

契禊姫「はい。解説です」


契禊姫「今回は3人の視点を届けました。1人は私、1人はキキョウ、そしてもう1人は謎の少女」


契禊姫「今回の謎解きは粗が多いですが、複雑になってます」


契禊姫「察しのいい人は、キキョウの視点で分かると思いますが……お楽しみは後でですね」


契禊姫「それともう1つ。今回はVRゲームでありながら、VRゲームでは無いNPCがプレイヤーへの干渉が有ります。さて……それがNPCなのかは置いておいて……」


契禊姫「こういう感じの話が滅多に無いので試してみました。好き嫌いが別れるかもしれませんね」


契禊姫「シロクロの作品ではこういう路線変更が多いので気を付けてください」


契禊姫「さて、次は予定の変更が」


契禊姫「夏イベントが終わったあとにギルド結成編の後編でしたが、ある物語をする為に、ギルド結成編の前に一つだけ新しい章が割り込みます。これが無いと、次の話が出来ないので……」


契禊姫「あともう一つだけ。この作品は基本的にはシロクロのご都合主義なので、設定はあやふやになってますが、読み返したりして設定を確認してますが……時折飛んでしまったり、消滅したりしますので注意してください。できる限りはその通りにしますが……」


契禊姫「口調の変化ともその関係だと思ってくれて構いませんので……」


契禊姫「それでは今回はここまで」


契禊姫「次の話まで……」


契禊姫「またね!」

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