第四話・売却からの過去
契禊姫「はい。特に無しですね」
契禊姫「それでは本編」
契禊姫「どうぞ!」
結果から。完全に負けましたね。あの後、胴体真っ二つからの頭を潰されて即死しましたね
それでも狼の前足一本取れだけでも良しかな
それとデスペナルティは基本的に無いみたいから助かる
はぁ……何しよ。取り敢えずはステータス確認しでもしようかな?
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名称:エディア・シャングディア
種族:人形族
職業:暗殺者
ステータス
レベル:11
HP:21+【150】
MP:36+【150】
腕力:25+【150】
体力:40+【150】
敏捷:45+【150】
知力:52+【150】
魔力:50+【150】
器用:54+【150】
能力
『終眼』
・『終眼・呪絶華』
……見た対象にありとあらゆる状態異常を付与する事が出来る。代償として自身のステータスの50%減少
・『終眼・封絶華』
……見た対象の能力を封じる事が出来る。代償として自身の能力はこれのみの発動となりその他の能力は発動しない
『終眼・彼岸華』
……見た対象に死の直前が見える。代償として見た秒数に比例してHPが消費する
称号
『偉大な愚者』
『星二十二遊戯の偽善者』
装備
【魔導人形姫の黒衣装】
【自動回復【特大】】
『暗器セット【無限】』
眷属
【魔導人形姫アンジー・ドナ・アナベル】
能力
『終腕』
・『終腕・武装変幻』
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何か増えてる……と言うよりかは何これ?
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『偉大な愚者』
……レイドボス単体に挑み死亡した時に手に入る称号
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『星二十二遊戯の偽善者』
……星二十二遊戯レイドボスの遭遇時に手に入る称号
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うーん……酷いけど良いか。取り敢えずは溢れた兎と狼の魔物の素材でも売ろうかな
何処か……いい所ないかな……
無いか。仕方が無い。ハナに紹介してもらおうと
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契禊姫……エディアからメールが来たから返しておいて
「彼女。仲間にするんじゃないの?」
見上げるとリーダーが立っていた。私は微笑み
「出来たらね。でも……まぁ、敵でも面白いからこのままで。それにエディアに勝てるのは多分私だけ」
私はそう答えた
「そんなに?。是非戦いたいよ」
私は手を振って
「辞めておいた方がいいよ。あの子……アレでも全国大会でやり過ぎて出禁になったぐらいにやばい子だから」
契禊姫は……弱いなりに強い
「うーん。それなら聞いた事あると思うけどなぁ……」
私は微笑み立ち上がり
「だってあの子は優勝出来るのにしなかった子だから。ただ戦いを楽しむだけの。勝ち負けも関係なしにあの子は争いを好む。多分今頃何かやらかしてると思うよ」
私はログアウトしようとメニューを開いていた
「まぁ、任せるけどね。あの子は……多分……いいえ。またね」
私はログアウトした。何か言いたそうだったけど面倒だしいいか
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ハナに送られた住所の所に来たけど……分からん……
目の前の店がそうだと思うけど……
取り敢えず入ってみようかな?
「いらっしゃい。珍しい子が来たね」
少女?。少女だろうね。その子がそう言った
「えーと、ハナからの紹介で。売却が出来ると」
彼女は嬉しそうに
「ハナからね。了解と。取り敢えずここに売る分だけ置いて」
指定された場所に、大量の皮と肉、骨を置いた。勿論状態は良い筈
「おー。凄いね。腕が鳴るよ」
そう言って鑑定していた。私はそれを眺めて待っている事に
「初日でこんだけのモノを。ハナの知り合いは化け物が多いね」
私は首を傾げた。何の話だろう……
「あー、知らないの?。ハナはベータ時代は最強のギルド【星十二騎士団】の一人だったのよ」
それは知らなかった……と言うよりかは私にとっては興味無かったけど……なるほどな……
「取り敢えずは金額的にはこんな感じだけどどうかな?」
意外と早かった。私は納得して受け取ると直ぐに再戦に向かおうと思ったけど
「まぁ、今日は止めておいた方が良いよ。多分ハナに紹介された場所は今は人気だしね。レイドボスが出たて噂でやってるみたいだしね」
あー……完全に私が悪いね。仕方が無い。ログアウトしようかな?
「名前だけでも」
私は彼女を見ると
「分かった。エディア・シャングディア」
そう答えると彼女は納得して
「キアよ。ここの店と、一応ベータ版でランキングのTOP10の内の一人。よろしくね」
私は差し出された手を見て、握らなかった
「やはり凄い観察力ね。まぁ、何もしないし、私は公平だからね」
今度は私は手を握る。怖かった……
「ギルドとか作らないの?」
結局ログアウトせずに話す事に。その間に他の売ろうか分からないものをキアと共に確認しながら話していた
「一人が好きだから」
おっ?。チケットが複数枚……
「へぇ。私もよ。なら……お互い組まない?」
手が止まった。話を聞いていたのかな?。何か裏がありそうで怖い
「単純よ。貴女……とある大会で勝つのにわざと負けた子でしょ?。理由は確か、優勝者が貴女に対して興が冷める事をしたからだったかしら?」
私の事を知ってるのか……面倒い……
「そうね……あんな強いのに手を抜かれるのは好きじゃないから。それは貴女もでしょ?」
確認しつつ私は返した
「そうね。やるなら本気じゃないとね。だから気が合いそうなのよ」
私は手を止めた
何か……めんどい子を紹介されたもんだ……
その間に『ランダムチケット』が3枚。レアドロップがあったけどそれを売って、引き換えに【攻撃力アップ【特大】】を買った。うん……お金が直ぐに尽きた……はぁ……金策かな?
後は……謎の卵が1つ。これは私が持つ事にして終わりかな?
「本当に……どんなけ倒したのよ」
知らない。それしか答えようがないよで
契禊姫「えーと。今回は『魔導人形姫』と『魔導人形姫アンジー・ドナ・アナベル』ですね」
契禊姫「『魔導人形姫』はそのまま。それに世界観的には魔導人形の方がしっくりくると」
契禊姫「姫はそのまま姫で。魔導人形の上位種的なヤツですね」
契禊姫「次は『魔導人形姫アンジー・ドナ・アナベル』。これは元ネタとしては人形ですね」
契禊姫「アンジーとドナはゲームの中の人形使い的な敵の名前。シロクロはようやく倒して可愛いと嘆いてますね……何処が……」
契禊姫「アナベルは言わずながらもあの人形です」
契禊姫「なので人形関係の名前を組み合わせたのが『アンジー・ドナ・アナベル』ですね。姿形が無いのはアンジーとドナの影響ですね。能力が幻影系なので」
契禊姫「今後もこういう系の人形を出していきたいと。行けるよね?。うん。多分大丈夫」
契禊姫「はい。今回はここまで」
契禊姫「次の話まで」
契禊姫「またね!」