第三十七話・お見舞いとキキョウ
契禊姫「はい。今回はご都合主義が入ってますので注意です」
契禊姫「それでは本編……」
契禊姫「どうぞ!」
久しぶりに彼女の実家に刹那姫と悠姫、そして結花璃、儚夢姫と共に
手には花束やその他色々な手土産を持っていた
「……良いのかな?……」
結花璃が聞いてくる
「良いの。私に新しい仲間が出来た事や家族を教えたいから。それに……幼なじみをまだ教えてなかったしね」
私はそう答える。気分は晴れていた。もう悩まなくていいと
彼女の家に着くと
「契禊姫ちゃん!?。珍しいね」
インターホンを鳴らして、暫くすると桔梗の母親が
中に入れてくれて私達は彼女の部屋へと
色々と話した後に彼女のお墓に
私は手を合わせて目を瞑っていた
「私の家族と幼なじみ。桔梗……私は……」
泣いていた。その時に優しく撫でられる
「向こうに行ってるね」
悠姫がそう言って皆を連れた。私は彼女の前で沢山話した
やがて
「……桔梗……キキョウ……貴女の……弟子は……強かったよ……」
シアが隣に居てそう言っていた
「……契禊姫は……私の弟子に……なった……キキョウの力と……私の力……契禊姫は……多分……超えるね……桔梗が……見るべき……モノを……私が……桔梗の目となって……見るね……」
風が舞った。その時に一瞬だけ彼女の幻影が見えた。私はそれを見てから微笑み家に戻った
泊まる様に勧められたけど……断った。多分帰れなくなるから
その時に私に渡されたのは髪飾りだった。桔梗が着けていた髪飾りで
「貴女が持っておいて。あの子の願いが込められてるから……きっと守ってくれると思うの」
私は髪飾りを見てから着けて頭を下げた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『……出来たよ……『魔導人形姫キキョウ』……』
キキョウの着ていた服である黒の巫女服型ドレスに床まで伸びた漆黒の髪色、赤い瞳を持ったキキョウの姿を彼女。目の前には目を開けたキキョウそのものが私を見ていた
『……エディア……再現……出来た?……』
私は頷いた。彼女はゆっくりと立ち上がり
『マスター。私は……どうしたのですか?』
口調は違う。でも……私は彼女を抱き締めていた
『……良かった……』
そう言っていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
彼女に膝枕してもらい優しく撫でて貰っていた
彼女に彼女の元となった人の事を話した。彼女は感情を見せながら
『その人が私の……凄いのですね』
私は頷いた
「貴女はキキョウのフリしなくていいの……貴女は貴女だから」
彼女は細く微笑むと
『分かっています。頑張って役に……ううん。傍に立てるように頑張ります』
彼女は嬉しそうにそう言った
私は起き上がり彼女の顔に狐の仮面を着けた。バレて欲しくない……
仮面の目の部分は赤瞳が覗かせていて
『似合いますか?』
狐の仮面の口元は彼女が喋ると動いていた
「似合ってるよ」
彼女は微笑んでいた。私は彼女に
「貴女は送還しない。常に傍にいて欲しいの……私では対処しきれない時に任せたいの」
彼女は自分の手を見て私に向けて
『こうですか?』
その瞬間に氷が横切っていた。彼女は私の頬に触れて
『治せるよ?。ごめんなさい……まだ能力の事よく分かってないの』
そう言った。成程……私もまだ分からないし……確認してみようかな?
────
『魔導人形姫キキョウ』
……思いが形となり生まれた例外的存在で『魔導人形姫ウォーレン・ヒギンズ』が聞いたままに作った
・能力
『煉獄と氷獄の呪い』
……無から溶岩を生み出す事が出来る
……無から猛吹雪を生み出す事が出来る
……自身が能力によって与えた傷のみ回復が可能
────
えっ?。本当に意味が分からない……
取り敢えずは彼女を連れて向かう事に。その時に
「その子が新しい子?」
キアとレスティアが聞いてきた
「うん。試してくる。それと……」
私は2人に向かって
「また本気で相手欲しい」
2人は目を丸くしてからクスクスと微笑み
「当たり前ですね。『慈愛の死神』相手に手は抜けませんから」
レスティアが微笑みながら剣に手を掛けていた
「良かった。でないとまた……殺して敵対しないといけないと思った」
嘘だけど。私だってこんなに過ごしやすい場所は無いから
「それは困るね……止めれるのは多分、シアとユウ、ハナだけだと思うからね」
そう言って笑っていた。私的にはシアがしんどいけど……まぁ、その辺かな?
取り敢えずは飛び出して、彼女の能力を試す事に
試してみた時に分かったのは……
『災害ですね……』
森林が溶岩と猛吹雪によって訳の分からない状態になっていた
そしてこれが……『謎の自然災害』と話題になる事に私は知らなかった
契禊姫「はい。解説ですね」
契禊姫「あまり説明してませんでしたが……この世界は言葉で正確に伝えるとNPC基住人は正確に作ってくれます」
契禊姫「ありとあらゆるデータが入ってますので……似た様なのを使って再現してる形です」
契禊姫「なので、本来は実装されない物も上手くいけば自動的に実装されて唯一無二性のモノが手に入ります」
契禊姫「真似しようにも、本人の伝えた事をそのまま言わないといけないので……一言一句。それが元なので……なので、私がウォーレンに頼んだ事は詳細で私は常に見ていた為に、『魔導人形姫キキョウ』と言う者はほぼ再現不可能に近いです」
契禊姫「今回の章で話した事以外にも伝えてますから……余計にですね」
契禊姫「さて、この章はここまで。結構走り書きなので矛盾とか出てると思いますが……一応は私の過去編です。これで、色々と分かったと思います」
契禊姫「次は……ようやく……ようやく……」
契禊姫「夏イベの章です!」
契禊姫「すみません。本来はこの章が夏イベでギルド結成編の後編とかでしたが……予定だいぶ変えました」
契禊姫「予定通りなら……夏イベ編、ギルド結成編の後編で、次のイベントですね」
契禊姫「他にも思いつけば……繋げる形で続けていきますので」
契禊姫「次の章はキキョウの能力の全容が明かせると思います。能力的な内容では予想出来ますが……一応はと」
契禊姫「それでは今回はここまで」
契禊姫「次の話まで……」
契禊姫「またね!」




