第二十九話・ようやく城へ
契禊姫「はい。今回も特に無しですね」
契禊姫「それでは本編……」
契禊姫「どうぞ！」
ゆっくりと目を開けると
『……起きた……』
優しく撫でられ、目の前には私の『魔導人形姫』達が
『ご主人様。良かった……』
私はゆっくりと起き上がる。やはり……夢？
周囲を見渡してみると意識を失ったのと同じ場所だった。あの場所は……
『私の能力よ』
ジュディの声が聞こえた。けど姿が見えなかった
『少し待って』
暫くすると彼女達は1つになって私に似た姿で現れた
『私達は『魔導人形姫ジュディ・エンフィールド』……2体で1体の魔導人形姫』
そう言って片膝を立てて頭を下げていた
『……揃った……うん……全員……居る……』
ウォーレンがそう言った。確かに集まったけど……これでいいのかな？
「それよりも……何故2人は肉体が……」
その瞬間に腕が引っ張れる感覚がしてそこを見るとアンジーとラガディが扉を開けていて
『……これ』
その中には壊れていて完全に動かないのが分かる人形……エンフィールドとジュディが手を繋いだ状態だった
『そう。私達は壊れて動かなくなったの。貴女が触れてようやく体を手に入れたと思ったのに……』
そこで分かった。あの時にこれに触れたから彼女の能力によってあの場所に
て事は……
「私が酷い目にあったのは……」
彼女は微笑むと
『楽しかった。仲間になったから……従うけどね』
うーん……2人の人格が引っ張りあってるのかな？。取り敢えずは
「久々に切れたから……」
私は城の方へと向いた
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ウォーレンに彼女達の事を聞いたら
『……一つの体に……二つの意志を……持たせた……人形……どうなるか……分からなかった……あの二人は……人形……人形から……一人になった……』
ジュディを見た。他のアンジーやラガディ、ジュリエット、ロレインと話していた
やはり生きてる様にしか見えない
『……それで……良いの……そう思ってくれる……そういう人が……居てくれるだけ……嬉しいの……』
彼女は寂しそうにそう言った。多分……これから会う敵は彼女達にとって宿敵では無いが怨みになる相手が居る
それに……城自体に何かありそうだし……
『目の前に敵ね。私に任せて』
ジュディ・エンフィールドは嬉しそうにそう言うと手を掲げて振り下ろすと……
無数の人形が出現して敵に向かっていく。そう言えば……確認してなかった……
「ロレイン、ウォーレン。守って。アンジーとラガディとジュディ・エンフィールドは遊んでて良いよ」
私はそう指示してから確認する事に
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『魔導人形姫ジュディ・エンフィールド』
……二人一人の魔導人形姫で、一体で二体分になる
……元々は二体だが老朽化と人形自体のがたにより機能停止した後に実態の有象無象な人形に
・能力
『死霊館』
……亜空間に死霊館を生み出し閉じ込める事が出来る
……人形を無数に生み出す事が出来る
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やはり能力か……
まぁ、良いか。次はステータスと
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名称：エディア・シャングディア
種族：魔導人形姫
職業：暗殺者
ステータス
レベル：64
HP：1366+【150】
MP：1381+【150】
腕力：1270+【150】
体力：1485+【150】
敏捷：1390+【150】
知力：1197+【150】
魔力：1190+【150】
器用：1299+【150】
・能力
『終眼』
・『終眼・呪絶華』
……見た対象にありとあらゆる状態異常を付与する事が出来る。代償として自身のステータスの50%減少
・『終眼・封絶華』
……見た対象の能力を封じる事が出来る。代償として自身の能力はこれのみの発動となりその他の能力は発動しない
・『終眼・彼岸華』
……見た対象に死の直前が見える。代償として見た秒数に比例してHPが消費する
・『終眼・崩壊華』
……見た相手の部分崩壊を起こす事が出来る。代償として使用後に魔力を全て消費する
・『終眼・蘇生不死華』
……見た相手を蘇生させる事が出来る。代償としてHPを全て失い即死する
『終眼・遅延華』
……自身から見えてる範囲全ての動きは遅く見える。代償として他の能力は使用不可能になる
『終眼・消滅華』
……見た相手の部位を消滅させる事が出来る。代償として自身も同じ部位を消滅する
称号
『偉大な愚者』
『星二十二遊戯の偽善者』
『ジャイアントキリリング』
『黒い狼と白い兎』
『第一回イベント・第二位』
『魔導人形姫の主』
『殺生』
『消滅者』
『魔導人形姫の支配者』
装備
【魔導人形姫の白黒衣装】
【自動回復【特大】】
【暗器セット【無限】】
……針
投げナイフ
仕込み刀【杖】
シークレットナイフ
スリリングショット
刀
クロスボウ
剣
糸
『自動回復【特大】』
『攻撃力アップ【特大】』
『魔導人形姫修復キット【∞】』
眷属
【魔導人形姫アンジー・ドナ・アナベル】
『終腕』
・『終腕・武装変幻』
……左手を『アンジー・ドナ・アナベル』へと変化させる。変化後一週間は戻らない。見た目は刃の生えた腕
【魔導人形姫ラガディ・アン】
・『呪契約』
……指定した相手に契約を交わし、破った場合のみ相手を即死させる
【魔導人形姫ジュリエット】
『連鎖呪』
……触れた相手に呪いをかける。触れられた相手は10分までに接触した相手と共に即死する
【魔導人形姫ウォーレン・ヒギンズ】
『？？？』
……無限触手と呪字を込めた呪いを扱う事が出来る
……呪字は見た相手の精神状態を破壊させる事が出来る
【魔導人形姫ロレイン】
『浄化の呪い』
……『魔導人形姫』の能力の効果のみ、触れた者を無効にする事が出来る
【魔導人形姫ジュディ・エンフィールド】
『死霊館』
……亜空間に死霊館を生み出し閉じ込める事が出来る
……人形を無数に生み出す事が出来る
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うん。上がってたけど、やはり大量に倒さないと上がらないみたい。そう考えると初期は本当に運が良かった……
でも、上げるのはしんどかった……
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『魔導人形姫の支配者』
……全ての『魔導人形姫』を所持した証
・ボーナス
全ステータス＋150
『終眼・魔導人形姫』
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うわぁ……何か色々と手に入れた気がする……
契禊姫「はい。ややこしい解説ですね」
契禊姫「『魔導人形姫ジュディ・エンフィールド』はそのまま2人の意志を持つ人形ですね」
契禊姫「彼女の能力によって、私は意識だけを彼女の能力を受けて、前の話みたいな事が起きました」
契禊姫「一応は現実と同レベルの状態ですが……私は彼女の意思が宿っただけで、別ですね」
契禊姫「ジュディ・エンフィールドは生きる為に私を宿主に、新たな体から復活してます」
契禊姫「もう一つ。一応は私は支配されてません。彼女の命を繋げる為の心臓的役割で彼女を生かしてます」
契禊姫「彼女は敵対してる訳でなく、彼女も生きる為に私襲って奪おうとしたのを、エンフィールドが私の味方して攻略されたのが事の顛末ですね。かなり雑くなってますが……」
契禊姫「まだまだ人形の館編は続きます」
契禊姫「それでは今回はここまで。次の話まで……」
契禊姫「またね！」
