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『Another・under・World〜all・Multiple・dimension〜』  作者: Naikuro@シロ naisiro@クロ
第一幕・最終章・神々と深淵編

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第百三十三話・旧支配者の長

契禊姫「今回は特に有りません」


契禊姫「それでは本編へ……」


契禊姫「どうぞ!」

ログインして直ぐにキアの元へと向かうと抱きしめられた


長く伸びた髪をかき分けて私の頬に触れて


「怖かったの……ごめん」


私は微笑み


「気にしてない。キアの思いは分かったから。それに……私もキアに巻き込まれて作られたからね……」


優しく抱きしめて撫でて


「ギルマスはキアで。私はただ見てるだけでいいから」


キアは小さく頷いていた


「と、最後の仕事しないと」


その瞬間にキアが私の腕を軽くつまんで


「ギルマスはギルマス。2人でギルマス」


そう言った


何か面白くなり


「分かった。取り敢えず、そうなると副ギルマスがもう一人必要になるね。で、私とキアがお互いに作ってまた……うん。出来そう」


私はそう言うとキアは頷いて


「エディア。私も頑張ってみるよ。だから待ってて」


そう言うと行ってしまう。何を……かな?。取り敢えず……『旧支配者』の戦争とかまでには帰ってくるかな?


「さて……見ているのなら出て来たら?」


黒いモヤが溢れて歩いてくるのが聞こえてきた


『見に来たら俺達側になってるとはな。まさかアザトースがか?。おもしれぇ。裏切り者の力も感じるし……お前は……敵だが納得する』


私は視線を移して


「何しに来た?」


『旧支配者』……つまりはあの、国家反逆罪の貴族が来ていた


『旧支配者』によって支配され……多分だがもうこの世に存在しないか


『敵になるのを見に来たが……弱いな』


私はそこ瞬間に一気に間合いを詰めて、キアに作ってくれた剣で切り裂こうとしたのを受け止められ


『お前だけか……つまらない。こんなのは余興だ。さて……目的も達成したし……アレをするか』


そう言うと黒いモヤとなり消えた。形が無くなったからそのままバランスを崩したが何とか立て直して虚空を見た


「……崩壊か?」


私はそう呟いた。分かっている。無理すれば駄目なの。でも、この世界が消えるのは嫌だから……


「消える?」


何故そう思ったのか……


そもそもヨグソトースは何故裏切り、アザトースは崩壊する側なのに私に?


確かにどうでもいいとは言っていたけど……それにしたっては何で私なんかに?


いや……


「エディア?」


気が付けばレスティアが目の前に居た、私は顔を上げてると目の前まで迫っていて


「難しい顔してます。リラックスしてください」


そう言われた


「聞きましたよ。出なくて正解でしたね……さて……エディア。どうするおつもりですか?」


見ていたんだ……でも……アレは気が付いて無かった……そして私も……


まさか……


彼女は私の表情を見て微笑んでいた


「私の能力は、気配……私の存在を遮断する能力」


成程……


「力を貸して……多分、持って行けると思う」


彼女は頷いて微笑む


「ヨグソトースとアザトースがエディアと混じって進化した……そう考えると……」


私は頷いた


「勝てる可能性はある。でも、簡単に行かないから……おびき出す」


私はレスティアに言った。どうするかを。これなら……少なくとも残りを誘き出せると


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


建物の屋根に。多分、衛兵が消えたのは『旧支配者』が原因


となると、私が……


「……っ!」


そのまま建物を破壊した方が早い。勿論国王に許可取ってるし、何せアザトースの力もある。まぁ……


それよりもだけど……


『やはり貴様はそういう奴だ!』


そう言って簡単に出てきてくれた。取り敢えずは


「待ってたよ。旧支配者……」


そう言うと怒りの表情が無くなり微笑む


『此奴に引っ張られてか……まぁ……良い。お前をこちら側に引き込めば勝ちだからな』


そう言って炎が舞い上がった


『俺はクトゥグアだ!』


そう言って炎が周囲を焼き尽くしていた


「なぁんだ……それだけ?」


私は手の指を上へと向けると、溶岩が吹き出してそのままクトゥグアへと直撃しそのまま凍結した


何か……呆気ない……炎よりも溶岩の方が強いから


『やはりソイツとは相性が悪いな』


あの貴族が出てきた


「出てくると思ったよ」


ソイツは笑いだして


『準備が整ったからな』


その瞬間に空が黒く染った。そして


「あがっ……」


襲うとしていたレスティアを見ずに受け止めてそのまま地面に叩きつけていた


『さて……俺達を此奴らごと取り込め!。ヒュドラ!』


その瞬間に雲の隙間からから無数の触手が私達の方へと


『アハハ!!!。そうだ!。殺れ!』


私の体を貫くと何かを抜き取り、そのまま引っ込んでいく。そして貴族の奴はそのまま連れて行かれる


「エディア!。元の姿に戻ってます!」


出来ていた水溜まりを見ると確かに元の姿に戻っていた


その瞬間に、無数の隕石が落ちてくる


「やりやがった……」


何かが羽ばたくと、雲が一気に消し飛び姿を表したのは、無数の触手と無数の頭を持った、『旧支配者』のヒュドラだった


それが全て王国へと降り注ぐ


「エディア!」


私達のギルドのリーダーが集まっていた


「……街は?」


聞くと


「一応他のギルドメンバーと、プレイヤーが。これワールドクエスト?」


ルシアが聞いてくるから


「だと思う」


立ち上がろうとした瞬間に触手が猛スピードで向かってくる


ルシアとミカエルが弾こうとするが逆に弾かれ


シュウとシズクは触手を切り落したが、瞬間回復でそのまま左右に弾き飛びされ


エンは能力を使って阻止しようとしたが、それすらも向こうにされ、脇腹を抉られていた


だけどその瞬間に狙撃音と共に触手は杭に撃たれてその場で動きを止めた


だけどそこから左右に広がるように無数の触手が、それを杭で撃ち抜いて止めていくが……


「間に合わない……」


その瞬間に、血の雨が振ってきた。歩いてくる音が聞こえて


「……」


『全知全能』と『全能』のハルカが歩いてくる


「全く。ギルマスとか他のリーダーがこのザマじゃ……なんの為に入ったんだか」


ハルカが不機嫌そうに言って私を見て


「こんな化け物、ギルマスなら倒すのだろ?。さっさと倒して?」


私は笑みがこぼれて


「ならさ……もっと早く来てくれないかな?」


「悪かったな。街はプレイヤーに任せて、『終末の楽園(ラグナロク・エデン)』……エディアとキアのギルドが集まるのに時間が掛かったのだから」


私の横に歩く


「早かったね。結構……にしても、あの化け物に勝てる?」


見上げるとキアが手を差し出していた


「うーん……どうだろう……勝てないかもしれない……私達なら勝てるかもだし……」


私は手を握って立ち上がる

契禊姫「はい。解説です」


契禊姫「と、ここで予定が変更です……」


契禊姫「結構、最終章感増してしまいましたので……この人形少女に一区切りを付けようかなと思いました」


契禊姫「VR系で進めていたこの話ですが……最終章としてこの話を終わりにし、次の為の話に繋げようと思います」


契禊姫「なので、この章が終わり次第、次の新しい話へと……進めます」


契禊姫「一応完結はしませんが……この『Another・under・World』の世界の新しい主人公として物語が……一応このイベントの数日後の話になります」


契禊姫「それでは今回はここまで。それでは次の話まで……」


契禊姫「またね!」

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