第百三十二話・才能?
契禊姫「今回は特に有りません」
契禊姫「それでは本編へ……」
契禊姫「どうぞ!」
息を切らして肩で息する。まさにこんな感じかと……
『うーん。やはりここまでやっても死なないとなると……本格的に勝てないかな?』
ヨグソトースの能力は多分時間系……それも操作する感じ……
で、私の死を見る力……だからこそ決着が付かない
『仕方が無い。能力は使わないで行こうかな?』
そう言うと向かってくる
斬りかかろうとする剣を、刀側で受け止めて逸らしてこら剣側で攻撃を仕掛けるが
それを腕で弾いてそのまま私の腕の残りを持っていった。そのままの勢いに両足を斬り落とされて
『さて……女王様。1つに』
私を優しく丁寧に抱き上げると
「何を……んむ!?」
口付けをされた。その瞬間に黒いモヤが私を包み込みはじめて、体だった少女が抜け殻となりその場に
『ヨグソトース……楽しそうな事してるね』
視界に写ったのはもう一人の少女
『力を与えてる。それよりも裏切り者である私の所に来ていいのかしら?』
そう言うと私を優しく抱きしめて聞いていた
『構わないわ。私はその子に興味があったから』
そう言って私の方を見ていた
『うん。決めた。ヨグソトース。この子と混じるから片腕と片足は残しておいて』
その瞬間に少女が何時の間にか間合いを詰めてきて
「何を……!」
彼女は微笑むと
『治すのよ。私達の攻撃を喰らってるのだから治すのは不可能よ』
何の話……治すて……
『落ち着いて。ヨグソトースは裏切り者だけど……この子はこれでも優しい子だから』
その瞬間にヨグソトースは目を見開いてから私を抱きしめて
『私は正直裏切り者とかどうでもいい。私は私だから。それにこの世界を支配しようとかどうでもいい』
だから何の話……
『気にしなくていい。止める為の存在になるのだから』
黒いモヤに飲み込まれた
ゆっくりと腕が再生していき、髪が更に伸びていく
再生した腕や足が獣みたいな黒く染っていて爪が生えていた
「……止めないと……」
私は髪を引きずって歩く。何を止めるのか分からない。でも、止めないとこの世界は終わる
「お姉ちゃん!」
その瞬間に衝撃が来て受け止めた
抱きしめていたのは
「お姉ちゃん。正気に戻って!。お姉ちゃんは」
アトラと
「お姉ちゃん。これはゲームだから!」
私は二人を見て
「……アトラ?……アイズ?」
私はそう呟くと、強制的にログアウトになった
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次の日に学校休んで病院に桔梗のお父さんと共に向かっていた
どうやらVRの適合率的なのが異様な数値たたき出したらしく
『Another・under・World』内での世界に感化されて現実と区別がつかなくなってるとからしい……
で、病院で検査してみると
「やはり二重人格の可能性がありますね……こちらとあちらの世界での意識の切り替え。正しく夢恢さんが言ったように『並列並行人格』。その可能性がありますね」
そう言われた
確かに時たまにそう感じるけど……前も話してその話で纏まったのに……病院でも認められるとは……
「続けても大丈夫……なの?」
私は聞くと
「今の所は問題は無いです。ですが……止めてくれる人が居ないと、そのままゲームプレイを続けてしまう可能性がありますね」
つまりはあの時みたいにしてもらわないと現実に戻って来れないと……
厄介な事になってしまったなぁ……
「安静にしておいて下さい」
私は頷くしか無かった
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家に帰ると
「お姉ちゃん!」
2人が駆け寄ってきて抱きしめてきた
「大丈夫。取り敢えずはね」
私はそう言うと2人は安心して座り込んでいた
「契禊姫ちゃん。取り敢えずゲーム暫くは禁止ね」
えっ……
「出来れば……今の問題を解決してから……」
悠姫の目は私を見てからため息をついてから
「分かった」
私は微笑んだ。その時にチャチャとソラが擦り寄ってくる
しゃがんで優しく撫でて
「大丈夫。ちゃんとするから」
私はそう答えて部屋へと戻る。はぁ……
『並列並行人格』……
これも桔梗の影響かな?
「やれてるよね?」
私はそう呟いた。桔梗のお父さんも知らない桔梗の才能……
私も受け継いだのかな?。いや……多分桔梗の方が……
桔梗の方がきっと上手いんだろうなぁ……だからあんなにも強かったのかな?
「さて……ログインしてさっさと終わらせないと」
私はそう呟いて『Another・under・World』にログインした
契禊姫「はい。解説です」
契禊姫「ほぼ出ましたね」
契禊姫「桔梗が何故強いかの秘密……まぁ、才能である『並列並行人格』が元凶ですね」
契禊姫「症状としては前にも話した通りに、現実とゲーム内の区別がつかなくなる。無意識による意識の切り替え。ゲーム内世界が現実の世界と思う」
契禊姫「これが、主な症状ですね」
契禊姫「教えれば誰でもなれるが……基本は才能ありきの症状なのでかなり特殊ですね」
契禊姫「現在は私のみですね」
契禊姫「と、今回はここまで。それでは次の話まで……」
契禊姫「またね!」




