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『Another・under・World〜all・Multiple・dimension〜』  作者: Naikuro@シロ naisiro@クロ
第一幕・最終章・神々と深淵編

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第百二十話・進化?

契禊姫「今回は特に有りません」


契禊姫「それでは本編へ……」


契禊姫「どうぞ!」

日曜日になり愛姫と共に桔梗のお父さんの元へ。土曜日は少しだけログインしただけで、ギルドメンバーと会わずにのんびり過ごした


「来たね。と、簡単な検査をしてもらう」


私は首を傾げつつ、検査を受ける事にした


本当に簡単なテストで


「少し変に思ったの。ゲーム内のキキョウと混じった状態で安定していたのが。進化的な何かでキキョウは消滅する。なのにゲーム内だけ共存していたから……その上、キキョウを着るようにして反映させた……」


確かにあの時は無我夢中だったけど……


「で、契禊姫ちゃんのアバターを解析した。すると契禊姫ちゃんのアバターに契禊姫ちゃんの意思がデータとして残って向こうの世界に契禊姫ちゃんが存在してる状態に」


首を傾げた


「つまりは向こうのアバターに契禊姫ちゃんの意思があり、契禊姫ちゃんはこの世界と向こうの世界の両方の意思があって、無意識下で切り替えてる。だから、キキョウと混じって自分を保てるのも、それが原因だと……推測してる」


そう言ってパソコンを操作して、私のアバターを映し出していた


それはあの時の姿が全身像で


長く地面を引きずるように伸びた髪。多分地面に接してから1~2メートルぐらいはある。髪色は白を基準に黒のメッシュだった


歩くにしたって……引きずると思うけど……


ちょうどその下に、よく見ると黒いモヤが象った触手みたいなのがあって、やはり漆黒のドレスの下から伸びていた


右腕は黒いモヤが象った触手により絡め取られていていた。そして髪の隙間から目立つように伸びた闇のモヤが作り出した触手。それが……


「キキョウと判断出来る」


そう桔梗のお父さんが答えた


「……つまりは私はその姿の時のみ無意識のうちに、現実と仮想世界を切り替えていた……て事?。それも違和感なく……」


私は聞くと頷いて


「そうなる。向こうの世界が契禊姫ちゃんにとって、現実に。そして……この世界にとっても契禊姫ちゃんは現実に」


確かに感情が高ぶっている時はあったけど……


そうは思わなかった……


「で、契禊姫ちゃんのその状態を『並列並行演算(マルチタスク)』に近しい状態か、『二重人格』の可能性……だから名をつけるとしたら『並列並行人格(マルチタスク・パーナリティー)』。と言っても障害ではなく……一種の才能になる」


そう言った


「まぁ、見ていくけど、体自体に影響は無いが……違和感あったら直ぐにログアウトして」


私は頷いて、頭を下げて部屋から出て帰る事に


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


流石に五日間は出来なかったから、次の土曜日にログイン


背伸びしつつ、ベットから起き上がると黒いモヤから触手が私の手のひらに


『……長かったね……』


キキョウがそう言うと


「まぁ、色々とあってね」


取り敢えずは


「この触手……どうにかできる?」


キキョウに聞く。蠢く触手はどうもね……使っていて違和感なかったし、ウォーレンの時も違和感無かったけど……


実際私が使うと思うと


「うーん……違うんだよね」


キキョウは暫く悩んでいたのか黙り込み暫くしてから


私から黒いモヤが溢れてキキョウの姿に。そして頬に触れて


『……一心同体……』


跨り私の唇に


『……本来なら……消える私を……つなぎ止めてくれた……だから……』


そう言って黒いモヤとなり私の中へと入りキキョウの姿に


『……こう言うのは……』


そう言って黒いモヤをあふれ出させて、蛇の形に


『……エディア……好き……』


そう言って漆黒の蛇が私の頬に


ドレスの裾が若干捲りあがって、それを見ると無数に生えた蛇が動いていた


「まだマシ……で、結局私どうなったんだけ?」


イベント終わったし、無気力感でログインもしてなかったけど……


どうしよう……


取り敢えず皇女の所に行く……かな?


「お姉ちゃん!」


アイズが入ってきて抱きしめてきた。取り敢えず受け止めて蛇で包み込んで優しく撫でた


「危ないよ」


取り敢えず


「皆は?」


聞くと


「取り敢えずは各々適当に動いてる。それと……非能力者の勧誘が多くて……」


うーん……シズクの影響かな?。と言ってもなぁ……


「一応信用出来るか分からない……からなぁ……シズクに任せるけど……」


私はベットの縁に座った


「キアは?」


キアに用事があったのを思い出して聞いた


「居るよ」


私は頷いて部屋から出た。そして扉を閉めると


『来たね。エディア・シャングディア』


振り返るとあの時の神が居て


「助かった……て……これは?」


手首には鎖が着けられていた


『進化ですが……今のまま進化すると大変なので……封印しながら進化させます。今以上になりますが……あらゆる封印されます』


そう言ってニコッと微笑んでいた





契禊姫「はい。解説です」


契禊姫「私の状態が分かりましたね」


契禊姫「一応現実的な話では無いのでご都合主義という事で……」


契禊姫「と、現実と仮想世界の中で私は切り替えによって適応させてます」


契禊姫「なので普通に話してますが、中身は結構変わってます。原因は追求されてませんが……出ないので」


契禊姫「桔梗が原因ですね……」


契禊姫「とまぁ、こんな感じでこの話は終わります」


契禊姫「それと、ここから新章で『神々と深淵編』です」


契禊姫「今回はここまで。次の話まで……」


契禊姫「またね!」

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