表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『Another・under・World〜all・Multiple・dimension〜』  作者: Naikuro@シロ naisiro@クロ
Platycodon・Parallel・Bath~偉人編〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1008/1014

第百六十話『死を超えて』

『ピンピン』


『それでは本編へどうぞ』

流石に死んだかと思ったけど……平然とレオナルド・ダ・ヴィンチが私の前に立ち


『死なせないと言ったからには実行しないとね』


そう言って手を翳して私を治していた


「あれは……?」


ソレである方に指を指していて


『ピンピンしてる』


泣けてくる話だった


「どうしたものか……」


剣を手にして回りきったテスラコイルを見てからソレを見た


『どうするも……倒すしかないでしょ?。アレは多分だけど……他の皇帝でも倒せない。倒せるとしたら……それこそ神で、神に近しいのが君なんだから』


頼られてるのか……


「その神は何でも出来る?」


彼女は笑みを浮かべ


『馬鹿を言え。その事が出来れば神なんて幾らでも生み出せるし、私だって必要が無い


だからこそ……神にもならない、神を頼ることも無い近大化学何だよ』


放電を発生させて空間を歪ませていた


「じゃ、神にはなれないと思うけど?」


彼女は笑みを浮かべ


『人間の心理を利用だよ。正しく、今の私達の状況の様にね』


アレが勝てない……そう思い込んでるから無敵になってる


ただ、運営が意図してこの場に出現した訳じゃないと思う


偶然にしては……出来すぎてる


『仮にそこ思い込みが勝てるにしても結果は今のまま。何かしらの手段があると思うけど……』


目の前のソレは動いた瞬間に、私とレオナルド・ダ・ヴィンチは左右にずれて躱した


私達が居た所にソレが居り、地面に凹みを生み出していた


『そういう事だよ』


手を合わせてゆっくりと伸ばすと放電が纏わりついて放っていた


だけど、その攻撃すらソレは跳ね返してレオナルド・ダ・ヴィンチに直撃させて、私の方に


勿論分かってるから防御態勢に入って防ごうとしたけど、金属の破片が視界に入り、そのまま吹き飛ばされて木々に叩きつけられた


金属の破片が鳴る音が周囲に響いて2本の棒が地面に突き刺さっていた


折られた……そう認識した。だから……ニコラ・テスラの装備も使えない


今度こそ死んだ……


だけど……腕を押えながらレオナルド・ダ・ヴィンチは来て笑みを浮かべながら


『別に対抗策が無いわけが無い。でも、それは私達じゃない


アレがもし仮にそうなら、私という存在は作れない。私はこの世界の理から外れて存在してるからね


死の恐怖がある生きてる偉人がそうなら……アレは……』


彼女は黒いモヤの発生源を見ながら


『項羽自身だよ』


その瞬間に風が切るのと同時にソレは吹き飛んでいて黒いモヤによって思いっきり地面に叩きつけられ、項羽の拳が胸元を貫いていた


『見よっか……彼女の本物を』


そう言って項羽はゆらりと立ち上がると何も言わずに蹴りを入れて浮かせたのと同時に回し蹴りで横へと吹き飛ばしていた


そして黒いモヤの中から槍を取り出すと投げて突き刺していた


項羽は私を見て微笑むと歩いてソレに近づいて


『私の予想が当たれば……』


支えられながら歩く。そこには項羽が黒いモヤを外してソレの正体がはっきりと見えた


『やっぱり。根本的なのは向こうだと思うけど……クリエイターが作り出したものがソレだと思う』


ソレの中身が……項羽そっくりだった


「勝てる勝てない関係無い……て事?」


レオナルド・ダ・ヴィンチは頷いた


『はなから勝てない敵だろうね。ただ、勝てるとしたら……己自身だろうね』


なるほどね……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


普段出てこない私……ログイン時よりも頻度は少なくなっていた。転生した桔梗が私を克服しようとしてる


だからこそ……椅子に座る彼女が目に入ってしまう


この中は桔梗の中の世界。私しか居ないはずなのに……存在してる何か


本来なら私……だけど、今は違い、私は桔梗の……巫刻(みこと)の意思によって動く


この世界に居る事で顕著になってる


「……何者?」


刀を手に警戒した。偉人として……この世界でしか会えない目の前の人物を見て


「何者か……君も良く知る人物だよ……」


透き通る声でそう言う


「……何が目的?」


彼女は笑みを浮かべて


「行く末……私は生き過ぎた……平行世界を見て私は生きれなかった……


オリジナルは数多といる。その中の私がただ運が良かっただけ……


安心して……その一人の巫刻(みこと)は覚醒するから……」


……


「どういう意味?」


私が聞く。彼女は笑みを浮かべたまま


「もう分かってるはず……変わってきてる事。君が呼ばれなくなって来てる事……


巫刻(みこと)は成長するから……」


……


刀を納めて


「それを見るしか出来ないと?」


彼女は小さく頷いた


「消えてしまう?」


彼女は小さく頷いて


「かもね……ただ、今じゃない……」


そう答えた。分からない……と言うよりかは分かりたくなかった


彼女が未だ不安定なのは確かだから


「まぁ、何れ……」


そのまま彼女に切られた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


2人と合流するために戻ろうと思ったら嫌な感じがして立ち止まってしまう


その感じが外れて欲しかった……


だから目の前が急に真っ暗になっていた


何かに襲われたとかじゃない。一瞬だった


周囲を見渡しても真っ暗な空間。項羽、レオナルド・ダ・ヴィンチすらも居ない空間だった


『嵌められたわね……』


足音が聞こえて振り返ると、白銀の少女……ジャンヌ・ダルクが居て


「消滅したと思った……」


彼女は微笑むと


『私もよ……彼奴……エドワードは無理だったみたい……』


……


『クリエイター……?


そいつにね……私が残って……ここに居るのは、項羽ちゃんの力……と、私の力……』


……


『どうでもいいけど……アレどうする?』


ジャンヌ・ダルクが指さした方向に……ソレが立っていた。ただ何か違う。だからなのか……ジャンヌ・ダルクが私の前に出て旗を突き刺して剣を抜いていた


『……わかってると思うけど……能力……私しか使えないみたい……シュレディンガー?……それそのもだけど……貴女は元は普通……消されたのよ……』


厄介な事に……


彼女の足でまといになってしまった

『解説』


『死に対する恐怖は体験しないと』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ