第百五十五話『eスポーツ』
『特にないです……』
『それでは本編へどうぞ』
学校で使ってるアカウントは別のアカウント……それにログインすると制御出来なくなっていた
お姉ちゃんにも言われた通りの暴走状態……つまりは血の枯渇によるもの
契約してる二人の偉人、その偉人が吸血鬼のモデルだった
そこは良かった。使わなかったのがこれだった。常に血を貰わないと駄目だった事
普段なら放置してれば終わるのに……
今回はeスポーツの為に長くやってなかったのが原因だった……
止められプレイヤーは居ない……そう思ったら……
「電気……?」
微かに放電する何かが見えた
放電するプレイヤーと言えば……
僅かながらの希望をようやく見つけれた事に安堵した
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『血だね。となると……枯渇させて止めるか、そのまま倒すか……どうする?』
レオナルド・ダ・ヴィンチが聞いてくる
血なのはようやく確信出来たけど……まさかね……
『暴走状態だよ?。お姉ちゃん達』
ですよね……
となると……その原因を元に戻せば良い
「レオナルド・ダ・ヴィンチ……引きずり下ろして」
困惑した表情したけど分かったのか、更に放電し無数の雷を落としていく
分かっていたけど……
「やべぇ……これ、絶縁帯や避雷針対策しないとなぁ……」
回りきったテスラコイルの剣を地面に突き刺して上下から攻撃を仕掛けた
赤い液体……血がそれを防ごうとするが本体へのダメージが大きくなっている
「……項羽」
ライフルを取りだして回りきったフル充電状態のテスラコイルを取り出してライフルに装填。リロードして……
暴走してる人に向けた。その時に項羽の手がライフルに添えられて黒いモヤが包中へと入っていく
「『超電磁砲』」
引き金を引いたのと同時に、空と地面の雷が的となり、焼ききれたテスラコイルの弾丸が速度を増して……
人に貫いて消えていく
「項羽。お願い!」
ライフルを項羽に投げ渡して、走りながら手首を切って血を流しながら落ちていく人の元へと向かった
受け止めたのと同時に手首の血を飲ませた。
あれだけやって死なないとは……
「……」
優しく撫でながら落ち着いたのか口から離れて気絶した
『さて……どうする?』
周囲を見ると落雷は止まってるが燃え広がっていて……
「消化お願い……」
レオナルド・ダ・ヴィンチは呆れつつも頷いて項羽を連れて向かっていく
その間に……
『何をどうしたらこうなるの?』
エリザベスを呼んで事情を説明した上で私と彼女の手当を受けた
『なるほど。と言うよりか……この子、貴方と同じよ?』
……?
あっ……
「プレイヤーだ……」
いや、分からなかった……
『まぁ、安静にしておいたら明日には無茶出来るから』
それはそれで大丈夫なのか……?
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暫くすると呆れた感じで響澄が来たと思えば……
「お前……何、真白を抱いてるんだ?」
……
…………は?
「待て待て……真白て、うちの学校の真白?」
響澄は頷いていた
「大会の時は別のアカウントで、このアカウントが本来らしい。能力自体は聞いてなかったけど……何してるんだ?」
……
「暴走状態を止める為に放電してたら放火してしまった……」
そう答えるしか無かった
「まぁ、見れば分かるけどな……と、そういえば真白のこと知らないんだったな?」
関わりあまり無いからなぁ……
「彼岸真白。プレイヤーネームはトワイライト。俺達プレイヤー間で皇帝の一人と呼ばれてるな……まぁ、目の前に2人いれば俺はどう反応したら良いのか分からないがな……
まぁ、分かるのはお前程に綺麗で美人だな」
……
「セクハラな上に口説いてるの?」
響澄は首を横に振って
「もうお前との恋無理なのは分かってるからな。それに真白とは一応恋人だしな」
……
「いつから出来てる?」
予想外過ぎて冷静になれた……
「幼馴染なんだ。まぁ、許嫁の様なもんだな。ただ、好きだった訳だし、何より、この話は自然消滅したのに……お前のおかげでもあったからな」
……
「どういたしまして」
はぁ……楼に文句言おうかな……
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仕事して楼に文句のメールを送ってから
「お前……嫌いなんか?」
……
「嫌いであり好きかな?。まぁ、この世界では夫婦だったし……この世界で離婚したのが終焉シナリオだからね
まぁ、現実では遠距離恋愛。この歳だし、まだ無理だからね」
そろそろかな?。と言っても……年齢が年齢だからなぁ……
はぁ……
「響澄。真白お願い。ログアウトするから」
彼女を預けてログアウト準備をしようとしたら
「あっ、巫刻。俺達でパーティー組まないか?」
……
「考えておくよ」
そのままログアウトした
『解説』
『eスポーツはやらないと……』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』




