~かしこいシマリスのお話~ 第五話
次の日、クルルは森のシマリスたちを集めました。
クルル: 『みんな聞いてくれ!』
クルル: 『昨日、家族と話したんだが…えと…つまりその…なんだ…。』
キロロ: 『あなた、がんばって!』
アルディ:『…みんなで協力!』
クルル: 『そ、そうだ…みんなで協力して暮らそう!』
アルディ: 『…役割分担!』
クルル: 『役者は文太!!!』
シマリスたち: 『…さっぱりわかんねぇ…。』
クルル: 『…つまりその…なんだ…アルディ!説明して!』
アルディ: 『みんなで仕事を分担するんだ!』
シマリスたち: 『分担?』
アルディ: 『食料を捜すもの、鳥やキツネを見張る者に別れて、みんなで協力するんだ!』
シマリスたち:『食料を捜す者はいいが、見張り役の食料はどうするんだ?』
アルディ: 『食料を捜す者が集めた物をみんなで分けるのさ!』
シマリスたち: 『それじゃぁ食料を捜す方が損じゃないか!』
アルディ: 『そんなことはないよ!見張り役がいてくれば、安心して食料を捜せるよ!』
シマリスたち: 『そりゃぁそうだけど…。』
アルディ: 『それに食料を捜す者と、見張り役は交代にすればいいのさ!』
シマリスたち: 『…なるほど!』
アルディ: 『そしてどんぐりは一カ所に集める!』
シマリスたち: 『ふん。ふん。』
アルディ: 『そうすればどこに隠したかわからなくなる事はないよ!』
シマリスたち: 『すばらしい!!!』
クルル: 『わたしの子だ!!!』
キロロ: 『…あなた…。』
それから森のシマリスたちはみんなで協力して暮らし始めました。
まだまだつづく