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俺は…割愛!
研究所の最後の部屋の扉の前に、俺とモッキュ、グスターヴ軍の特殊部隊は居た。
扉はロックされている。
特殊部隊の兵士がレーザーで扉に穴を開ける作業に入った。
ヴァルゴが雇った傭兵たちと戦闘用のロボット、数々のトラップに、最初は20人居た特殊部隊は、今は4人になっている。
扉の中央部分に人が通れる穴が開いた。
俺が先頭で部屋に突入する。
モッキュと特殊部隊が続く。
広い部屋は吹き抜けになっていて、両サイドに2階へと上がる階段が見える。
1階フロアの真ん中には、高さ2m程の球状の物体が置いてあった。
「『惑星爆弾』です」
特殊部隊員が言った。
俺たちは中央に向けて、一歩踏み出した。
2階のテラス部分に戦闘用ロボットが現れた!
左右に3体ずつ、計6体!
ロボットたちの右腕のオートガンが一斉に火を吹く!
俺たちはフロアの作業用カウンターに隠れて応戦した。
俺のオートガンが左側のロボットを一掃する間に、こちらの特殊部隊員2人がやられた。
残ったロボットは1体だ。
俺の射撃が、ロボットの頭を吹き飛ばす。
よし!
背中に背負ったオートガンのバックパックが弾切れの警告音をたてる。
俺はバックパックを捨てて、大口径ハンドガンを腰のホルスターから抜いた。
周りが静かになった。




