表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/42

33

「レオ、僕たちは…そうだな…研究所の奴らには騙されてたけれど…実のところ本当に「正義の戦士」だと思うんだ。僕とヴァルゴとレオは…ハイブリッドソルジャーは『正義』、それ以外は『悪』なんだ! いくらでもやっつけていいんだよ! レオ、この通り、前にしたことはちゃんと謝るから! 今すぐにこの拘束を解いてくれ! 2人で『悪』を倒そうよ!『正義』のために戦おう!」


 俺はジェミニに背を向けた。


 ジェミニは俺が部屋を出ていくまで、大声で何かをわめいてた。


「ジロー!」


 モッキュが駆け寄ってきた。


「ジロー、顔が真っ青だよ」


そう言って、モッキュは俺の脚に抱きついた。


 Thanks モッキュ。


 本当にありがとう。


「敵のリーダーと爆弾の場所は分かったのか?」


 グスターヴ軍の将校が言った。


 俺は頷いた。


「教える代わりに条件がある」


「条件?」


「俺も『惑星爆弾』奪還チームに参加させてもらう。ハイブリッドソルジャーが入って、悪いことは何もないだろう?」


 将校の顔が曇った。


「首謀者もハイブリッドソルジャーだ」


 俺の言葉に、将校は目を見張った。


 そして、こう答えた。


「あなたの参加を認めよう。しかし、あなたは兄弟同然の存在と戦えるのかね?」


 そう、兄弟同然だから。


 家族だから。


 決着をつける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ