東の洞窟に行きたいのですが! 怒 その2
というか、遊者よ。お前は昨日、レイラと別れたばかりだろ? それなのに次の女性に気持ちを向けるなどやってはならんだろ!
こいつら自分の欲望のままに生きてやがるな。
「女性とムフフフでごわすか」
「もし妻が出来たら、パーティーに入れよう」
「そうでごわすね。おいどんの妻とライトの妻で4人でごわすね」
......それ、ただのダブルデート‼︎ いやちょっと待て完全に俺とイムが抜けていないか? さすがにそれは許せない。少し口を挟むことにしよう。
「あの、僕と、イムも遊者と冒険をしたなって」
「いいけど、ちょっと離れたところから着いてきてくれないか?」
......はぁ?
「そうでごわすね。セブンはブサイクでごわすが、万が一おいどんの妻、イザベラがセブンをチラ見するんは許せないでごわす」
イザベラ! 妄想の域がすごい。すごすぎてディスられていることが吹っ飛んでしまったよ‼︎
「カルバン、まだまだだな」
「まだまだでごわすか?」
「妻というのはどうしても心の浮気をしてしまうものだ」
偏見だ‼︎
「だから男性がそれを大きな心で受け止めてあげることが夫の勤め......それが夫婦円満でやっていくための秘訣なんだ」
「そうでごわしたか。さすがライトでごわす。おいどんの恋愛の師匠でもあるでごわすな!」
「まあなんでも聞いてくれ」
「聞くでごわす!」
遊者よ、もう一度言おう。お前がもっと寛容であれば、レイラと別れていないと思うのだが。
そんな女心もわからないやつを師に持つと恋愛地獄から抜け出すことができないぞ。カルバン、お前は悪い奴ではない。だが、見る目がないんだ。
そこが一番の欠点かもしれないな。
「カルバンどうだ? やる気が出ただろ?」
「イザベラと結婚するために今回は頑張るでごわす」
「その調子だ‼︎ ってことは、この道は俺たちの恋愛ロードってわけだな」
「恋愛ロード。素敵な名前でごわす」
こいつらのネーミングセンスはもう改善の余地はないのか? まあ東の洞窟に入ってくれれば俺自体は問題ないが。
と思っていると遊者とカルバンはこちらを見ている。
「ライト、カルバン、何かな?」
「セブンもこの道を歩くでごわすか?」
「えっ? まあ助けに行かないとだし」
「ダメダメ、セブン、新婚早々、不倫か? 肉食系もいいところだぜ」
......お前らが勝手に恋愛ロードなどとくだらん名前をつけたせいだろ。




