運命の選択
昨年、3月4日(現総理大臣)誕生日
皆が、国会に呼ばれた日本人皆が列をなした。
来なければ死刑だからだ。仕事を皆休み皆で向った
ここで行かなかった奴は、どんどん消えて行った。
だが行かなかった俺は、気づかれて無いのか消されなかった。これから消されるかもしれないが…
そして、行った者が次々と口々に言う。
(クル)
「なんか変なチップみたいなの体に入れられてさ」
(俺)
「へぇ、何だろうなそれ?」
(カンタ)
「すげぇ、痛くてさぁ、たまに光るんだ、何かはわかんないけど、じきに痛みは無くなるらしいぜ、それと、そこで言われたんだか」
(俺)
「うん、」
(カンタ)
「嘘は絶対つくなよって、注意されてよ
痛いし面倒いし最悪だったよ」
その時思った何だろ、そんなに国をあげてまでやるほど重大なことなのか?
次の日、すごい数の人間が、姿を消した。
カンタもその中の一人である。
(カンタ)
あのさぁ、嘘ついたらどうなんのかな?
(俺)(クル)
止めとけよ 今日はまずくね
(カンタ)
まぁ、いいだろ。俺が世界一の金持ちだー
(俺)
嘘つくなよ
おいっ!なんだこれ光りだしたぞ
そして、どこかえ走り出すカンタ
「おい、どこ行くんだよ」
姿を消したきり彼は戻ってこなかった
大人数の人混みの日本では、見つけるのは至難の技だ
それから皆、嘘の数が減り
次第に本当のことばかり言うようになった
これが、嘘の世界の始まりにすぎないことを誰も知らない