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プロローグ
なんとつまらぬ世界なのだ。
学校ではソロ(ぼっち)で、家に帰ってネトゲに励んでもちっともトッププレイヤーになれる気配がしない。
この世に平等などない。
いっそどこぞのラノベのように異世界に行ってなんやかんやで手に入れたチート能力を使い、ハーレムなどを作り上げたい。
現実のステータスに嘆くくらいならもういっそ異世界に転生したい。
リアルで文武両道の天性の才能を持つイケメンのように、俺も異世界ではきっとラノベ主人公のように剣と魔法で多くの女の子を助け、イセ充(異世界充実)になれる。
そう思っていた時期が俺にもありました。