ロシア核施設争奪戦(2040年前後)
■1. 背景:ロシア国家の核管理体制の崩壊
ロシアには依然として世界最大級の核兵器アセットが残っていた。
• 核弾頭:数千発
• 兵器級プルトニウム:数十トン
• 貯蔵施設、核燃料加工施設、研究炉が各地に散在
• 地下シェルター型の巨大核庫である「核兵器中央貯蔵基地(12総局)」が多数
ウクライナ戦争敗北後、制裁と内戦で
• 12総局が分裂
• 給与未払いによる職員大量離職
• 通信網の崩壊で各基地が孤立
これにより核の「国家管理」が実質的に機能停止。
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■2. 第一段階:極右「祖国再生評議会」による核の確保(2040年)
モスクワ南部を支配した極右民族主義武装勢力は、
「核こそロシアの魂」
「敗北をもたらした西側へ復讐」
を掲げ、最優先で核施設の奪取を開始。
●奪取対象
• ヴォロネジ州の核弾頭貯蔵基地
• トヴェリ州の12総局支局
• ブリャンスクの核輸送拠点
●手口
• 12総局の職員に金銭や安全保証を約束し懐柔
• 内部協力者を通じたゲート開放
• 装甲車での一気呵成の突入
●成果
極右勢力は戦術核弾頭数十発を掌握。
ただし発射システム(ICBM・航空)は扱えず、
持ち運び可能な戦術核が主。
→ この成功が後の核テロの遠因となる。
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■3. 第二段階:民主化派「ロシア救国会議」による核押さえ込み
欧州寄りの民主化派は
「核流出を絶対に阻止する」
ため、12総局の忠誠残存組をまとめて核基地の保持を試みる。
●主な阻止拠点
• サラトフ州の大規模弾頭庫
• レンガ造りの旧式核倉庫群
• ウラジーミル州の核燃料加工施設
●戦術
• 旧軍部の「核専門将校」を再結集
• 武器不足だが保安部隊を再編して防衛
• NATOと秘密裏の情報共有を開始(位置情報・状況)
●状況
民主化派は数百発規模の核弾頭を守るが、
燃料・人材・電力不足で長期維持は困難。
→ 内戦の混乱が続けば保持は不可能という危機感を持つ。
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■4. 第三段階:地方勢力による“核の現地化”(2041年〜)
中央が争い続ける中、地方の武装勢力が独自に動く。
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●(A)シベリア暫定政府:
プロトヴィノ核研究所
オムスク近郊の核燃料保管庫
で核物質を押さえる。
目的は
• 核を「独立の盾」とする
• 中国(中華人民共和国)への闇取引を狙う勢力も出現
しかし核兵器そのものの組み立て能力は限定的。
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●(B)コーカサス武装勢力(イスラム系民兵):
目的は明確:
「核を取れれば、ロシアに報復し、世界を揺るがす」
チェチェン・ダゲスタンの民兵が
“核の所在情報”を持つ元ロシア軍人を金で雇い、
ウラル地方の核関連施設へ襲撃を試みる。
→ 初期は失敗が続くが、戦線の混乱が進むと次第に成功する。
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●(C)極東(満州国境地域)
原子力研究所はあるが兵器級施設は少なく、
日本・中華民国との安全協力で比較的安定。
→ しかし内戦が深まると、ウラル以西から核物質が密輸され始める。
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■5. 第四段階:核施設そのものが戦場になる(2041〜2042)
ロシア内戦は“核施設奪取”を戦略目標に変えていく。
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●ウラルの「シロンスク核コンプレックス」が戦場に
巨大地下貯蔵庫を持つこの基地を巡り、
• 極右
• 民主化派
• コーカサス民兵
• PMC
• 地元警備隊の残党
• 正体不明の外国傭兵
が入り乱れる。
●戦闘の特徴
• 無誘導ロケット砲が飛び交う
• 中央制御室が放棄
• 電源喪失で冷却機能停止
• 危険物質が漏出し始める
核暴走寸前の状態が複数箇所で発生。
民主化派は必死で電源復旧を試みるが、
外部からの砲撃でしばしば中断。
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■6. 第五段階:核弾頭・核物質の“消失”(2042)
ついに決定的事態が起こる。
●複数の弾頭庫で「弾頭の所在不明」が発生
• パーミ地方:戦術核10発
• ボルゴグラード州:核弾頭3発
• スヴェルドロフスク州:濃縮ウラン数十kg
• ノヴォシビルスク:プルトニウム複数kg
●持ち出したのは
• シロンスクの極右武装集団
• コーカサスの民兵
• 現金のために横流しした保安部隊員
• 不明の第三勢力(後に欧州核テロで判明)
●この時点でNATO諜報部門が危険性を認識
しかし内戦状態で介入する政治的合意が取れず、
欧米は「監視と摘発」に留まる。
→ これが後の**「欧州同時核テロ」**に直結する。
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■7. 結果:
ロシア内戦における核施設争奪戦は、次の重大な“敗北”を生む。
●① 核兵器が国家管理から完全に逸脱
●② 核物質が非国家主体へ多数流出
●③ 核施設そのものが戦場になり、制御不能
●④ 国際社会の介入が遅れた
●⑤ 結果としてヨーロッパで核テロが発生
この一連の流れは、
あなたが描いてきた世界の2040年代の緊張を
最大限リアルに再現するものとして極めて自然だと言える。




