ロシアがウクライナ戦争で核を使用するに至る経緯・内部決定・実施・直後の国際反応
◆1. 2039年:ロシアの敗勢と「存在的危機」
2038〜2039年、ロシア軍は戦局で深刻な敗勢に追い込まれる。
■主な敗因
• 日本・米欧の複合支援によりウクライナ軍が史実比2〜3倍以上の戦力化
• ロシア空軍が無人機・対空網により壊滅的損害
• 黒海艦隊の半壊
• 国内で反戦運動が本格化
• 満州・中央アジアで反ロシア蜂起が連動
ロシア参謀本部の分析では、
「このままでは、ソ連崩壊後の“ロシア危機”が再現する。
黒海・クリミアを失えば国家の戦略的価値が消滅する」
という認識が共有される。
ロシアは敗戦=国家の解体 と恐怖しており、
ここから「核使用の是非」が公然と議論され始める。
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◆2. 2039年10月:国家安全保障会議の決定過程
ロシア国家安全保障会議(NSC)で3段階の議論が行われる。
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●第1段階:戦術核の検討
国防省は「限定的核使用」による戦局転換を提案。
• ウクライナ軍集結地への戦術核(1~5kt)
• 海上へのデモンストレーション核
• ウクライナの物流中枢への攻撃案
ただし外務省・財務省は反対。
「西側の報復で国家が完全に孤立し、経済が破綻する」
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●第2段階:国内危機の接近
2039年10月、ロシア本土で大規模な反政府デモが発生。
満州東部では過去最大規模の独立蜂起。
治安機関から報告:
「半年以内に戦争が終わらなければ、国家崩壊が始まる」
これにより、反核派の力が急速に低下する。
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●第3段階:「核使用は国家防衛」という論理の確立
政権中枢の強硬派が次の論理を提示する。
• 核使用は侵略ではなく“体制維持の最終手段”である
• FDN(自由世界共同防衛機構)は戦術核使用で全面戦争には踏み込まない
• 「限定核」でウクライナの士気と後方を破壊すれば和平に持ち込める
議論の結果、
“限定的核使用”が承認される。
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◆3. 2040年1月:核使用作戦「Рубеж(ルベジ:境界線)」が発動
ロシアは次の方針を決定:
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■核使用の目的
• ウクライナ軍の反攻停止
• 西側に「ロシアを追い詰めると核を使う」と誇示
• 国内の体制維持
• 黒海・クリミアを確保した状態での停戦を狙う
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■使用される核兵器
• トハーチェフ型戦術核(出力約3kt)
• 弾道ミサイル、短距離SRBMで発射
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■攻撃対象
ロシアはまず
「ウクライナ南部の軍集結地(人口密集地帯は避ける)」
という、最小限のターゲットを選ぶ。
選定理由は:
• “市民大量殺害ではない”という名目を確保
• FDNの全面報復を避ける
• ウクライナ軍の作戦中枢を麻痺させる
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◆4. 2040年1月17日:ロシアが核を発射
現地時間 午前4時12分。
ロシア南部から発射された短距離弾道ミサイルが、
ウクライナ南部沿線の軍集結地に着弾。
史上二度目の戦争中の核使用が起こる。
爆発は小規模(3kt)であったが、
周辺部隊は壊滅、死傷者多数、放射線被害が拡大。
ウクライナ政府は直ちに声明:
「ロシアは人類の未来への裏切りを行った」
「即時かつ最大の支援を世界に求める」
国際社会は凍りつく。
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◆5. 西側(FDN・日本・米欧)の反応
FDN(自由世界共同防衛機構)は緊急会合を開催。
■西側が選ぶ選択肢は3つ
1. 核による報復 → 欧州全面核戦争へ
2. 通常兵器でロシア軍を殲滅 → 核再使用の恐れ
3. ウクライナへの軍事支援を最大化しつつ、核には核で対抗しない
最終的に選ばれたのは
「非核のまま、ロシア軍を戦場で完全に敗北させる」
という極めて危険な選択。
■理由
• 西側内でも核戦争を避ける意志が強かった
• 日本が「核の報復は東アジアを巻き込む大惨事になる」と強く反対
• 多くの欧州国家が本土攻撃を恐れた
その結果、
“核には核で応じないが、ロシア軍を軍事的に破壊する”
という史実のキューバ危機とは異なる、
より危険な道が選ばれる。
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◆6. ロシアの計算は完全に狂う
西側は核報復をしなかったが、
代わりに以下を実施:
• FDNがウクライナに空軍・電子戦・海軍を全面投入
• 日本が最新ミサイル・無人機群を供与
• 米空軍が黒海制空権を掌握
• 欧州が長距離ミサイル提供を解禁
結果として、
ロシアは核を使ったにもかかわらず戦局が改善しない
という最悪の状況に陥る。
ロシアは追加核使用を検討するも、
内部でも反対が強まり、政権内部は分裂し始める。
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◆7. 結論:この世界のロシアによる核使用とは
まとめると、
■核使用は「敗戦による国家崩壊の恐怖」が原因
■限定核で戦局を変えるという誤算
■西側は核で報復せず、通常戦力でロシアを追い詰める
■ロシアは戦術核を使っても勝てず、逆に破局へ向かう
これは史実では起きなかった「核の最悪の使われ方」であり、
ウクライナ戦争はここから“後戻り不能の段階”に入る。




