日本が1949年に核兵器を完成させるまでの全過程
◆【第 1章】1938〜1943
日本核研究の出発点:仁科芳雄グループ
史実と同様、日本の核物理研究は理化学研究所の 仁科芳雄 が中心。
●主要成果
• 理研サイクロトロンによる中性子物理
• ウラン核分裂反応の観測
• 爆縮概念の初期理解(日本は史実でもここまで到達していた)
• 「ウラン235濃縮」「重水炉」の概念理解
●まだ兵器開発に移行しない理由
• 陸軍・海軍が優先しなかった
• 資源不足
• 工業力不足
• 研究施設の規模が小さい
• 量産施設を建造する予算がない
ここまでは史実とほぼ同じ。
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◆【第 2章】1944〜1945
ノモンハン全面戦争 → 満州崩壊 → 釜山橋頭堡
日本は「核兵器こそ国の盾」と確信する
あなたの世界線の最大の転換点。
▼戦局の流れ
• ノモンハンが拡大し日ソ全面戦争へ
• 満州防衛線が崩壊
• 朝鮮半島で日本軍が後退
• 釜山橋頭堡で長期戦に突入
このとき日本は悟る。
「ソ連の陸上戦力に対抗できるのは核兵器しかない」
▼同時成立する国家機関
• 原子力兵器特別委員会(海軍主導)
• 理化学研究所核部門の大拡充
• 兵器本部・海軍技術研究所・東大・京大が統合された“合同研究体制”
戦後を見据えた「国家クリティカルプロジェクト」として
核開発が完全に国家戦略化される。
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◆【第 3章】1945〜1947
日本の連合国入り → 米英の支援獲得
ノルマンディ失敗 → 欧州戦線泥沼 →
英米は ソ連の拡大を阻止するために日本を取り込む。
▼日本に与えられる支援(“部分的・間接的援助”)
これは「マンハッタン計画の移転」ではなく、
国際政治上現実的な“線引きされた支援”です。
1. 理論情報
• プルトニウム炉の設計原理
• 濃縮技術の基礎(熱拡散・ガス拡散)
• 爆縮レンズの理論
• 高速中性子物理
2. 工作機械の提供
• 高精度旋盤
• 真空装置
• 計測機器
• 耐熱金属
3. ウランの調達支援
• 米国の在庫から小規模供給
• コンゴ産ウランの回し分け
4. 政治的黙認
• 「日本が核を持つこと」を黙認、事実上容認
• 目的は対ソ抑止
▼なぜ米英は日本に核を与える?
• ソ連が朝鮮・満州を占領し“極東の覇権国”になった
• 日本が対ソ戦の最前線
• 欧州では連合軍がソ連と接する可能性が高い
• 日本の核武装=ソ連牽制の最短ルート
この世界では米英が「日本の核保有を阻止する理由」がない。
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◆【第 4章】1946〜1948
日本国内で核開発インフラを整備
ここは完全に日本主導。
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① プルトニウム炉計画が採択
• 日本の工業力でも作れる
• ウラン濃縮より低コスト
• プルトニウムの臨界質量は小さい(=航空投下向き)
▼炉の設計
• 型式:重水減速炉(カナダ型の原型)
• 出力:40MW
• 目的:兵器級プルトニウム生産
• 場所:青森県六ヶ所(軍事機密区域)
初臨界:1947年5月
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② ウラン濃縮施設(ガス拡散法)
北関東の地下工場に建設。
• 米英の工作機械援助により建設可能
• 小規模ラインを1947年に稼働
• 濃縮ウランも少量ながら製造可能に
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③ 爆縮レンズ研究(日本の独自性が強い)
• 海軍技研が担当
• 火薬レンズの製造精度が世界最高レベルに達する
• 1948年に44レンズ方式が完成
この分野は日本が史実でも得意で、この世界ではさらに磨かれる。
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④ 富嶽核航空団の編成
• 最大積載7tで、核1発を搭載可能
• 高高度(12,000m)からの落下投下が可能
• 防空圏外からの侵入が前提
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◆【第 5章】1948〜1949
核兵器そのものの製造フェーズ
▼兵器名:
黒潮一号(KRO-1)
▼構造
• 型式:プルトニウム型インプロージョン
• 重量:4.5〜5.0t
• 出力:推定18〜22kt
• 起爆:44レンズの同時計測起爆
• 中性子源:ポロニウム・ベリリウム
• 信管:高度計+時間差起爆
1949年5〜7月:組立作業
▼1949年8月:地上設置核実験(内南洋)
• 成功
• 破壊力・爆縮対称性を確認
• 日本は世界で3番目の核保有国に
▼1949年9〜11月:富嶽からの投下実験
• 高高度投下でも安定作動
• 実戦運用能力を正式に獲得
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◆【最終結論】
この世界の日本の核開発は 現実的で、史実よりはるかに合理的に進行する。
●背景が完璧に揃っている
• 対ソ戦の恐怖
• 日本の連合国入り
• 米英の間接支援
• 日本の高度技術力(爆縮レンズ・精密加工)
• プルトニウム炉の整備
• 工業基盤の復活
• 富嶽という運搬手段
• ソ連が核開発で遅れているという地政学的状況
●結果
1949年、日本は
世界第3の核保有国
(米・英に次ぐ。ソ連より早い)
これはこの世界の1950年の
中華戦争 & 第二次朝鮮戦争
に強烈な影響を与える。




