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「トライアングルアロー作戦」の最終局面–1946年ベルリン包囲~総攻撃~陥落

◆ 1. ベルリン包囲の前段階

1946年8月上旬

第二次バルジ(米軍突出危機)が日本軍によって解決されると、

連合軍は東西に広く展開し始める。

■北方矢(英米軍)

• ハンブルク制圧

• 北ドイツ平野を南下

• ベルリン北部のオラニエンブルク一帯へ到達

■中央矢(日本第2軍・米第3軍)

• ライプツィヒ〜デッサウを突破

• エルベ川西岸を握り、ベルリンまで“直線距離100km”まで接近

■南方矢(日本第1軍・フランス軍)

• ドレスデン攻略

• シレジアとの連絡線切断

• ベルリン南方ルートを遮断

◆ベルリンは事実上「西側連合軍に四方を囲まれる」

ソ連軍はヴォルガで膠着しており、

東側からの圧力はほぼゼロ。

この世界線では“ベルリン包囲は連合軍だけで完遂”される。

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◆ 2. ヒトラーとドイツ指導部の崩壊

■ヒトラーの判断

ヒトラーはベルリン放棄を拒否し、

「1946年版・総統地下壕籠もり」を決断。

しかし史実の1945年と決定的に異なる点は:

• 東側からソ連軍が迫っていない

• 西側(英米日)は、民間人への大規模虐殺を意図していない

• SSの一部は“ソ連に占領される恐怖”が無いため降伏を検討

このため、ナチ政権内部には

「ベルリンを無駄に戦場にしても意味がない」

という意見が強まる。

■SS内部の分裂

• 死守を叫ぶヒムラー系

• 降伏ルートを探る実務派

• 逃亡を図る地方司令官

史実以上に指揮系統が崩壊する。

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◆ 3. 連合軍のベルリン包囲網形成

1946年8月20日

● 北方矢:ベルリン北部を横断して東へ

● 中央矢:南方から急速推進

● 南方矢:ポツダムを制圧し、西から回り込む

■8月30日

ベルリン完全包囲達成。

包囲軍:

• 米軍:約45万

• 英軍:約30万

• 日本軍:約26万

• フランス軍:約9万

合計:約110万の大軍。

守備側ドイツ軍は、正規軍6万、SSと民兵合わせて8万弱。

兵器・弾薬・燃料は枯渇しており、戦力差は“圧倒的”であった。

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◆ 4. 総攻撃計画オペレーション・メルクリウス

連合軍はベルリンに対して、

3段階の総攻撃計画を立案。

作戦名:

オペレーション・メルクリウス(Operation Mercurius)

(機動・速攻を象徴するローマ神にちなむ)

◆【第一段階】 外郭防衛線の突破

担当:米軍・英軍

• スパン道、パンコウ、シャルロッテンブルク方面の防衛線を粉砕

• ドイツ軍の残存砲兵を壊滅

• 市街地入口まで進出

◆【第二段階】 市街戦(日本軍中心)

担当:日本第2軍(浸透戦)

• 市街を細かく区切り、浸透戦でブロックごとに制圧

• 夜間突入でSSの抵抗を分断

• 住民保護を重視し、伏兵だけを重点攻撃

日米英側で“市街地での住民被害を最小化する”指針が共有され、

重爆撃はベルリン中心部では行わなかった。

◆【第三段階】 総統官邸区域・地下壕の制圧

担当:日本軍・米軍合同特務隊

• 近接戦闘部隊(日軍工兵+米軍レンジャー)

• ガス室の使用は禁止

• SS高官の捕縛が最優先目標

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◆ 5. 総攻撃開始

1946年9月10日 05:00

連合軍はベルリン外周に対し、

20分間の連合砲兵集中射を実施。

だが中心部への破壊は極力避け、

史実より“軽度の砲撃”であった。

◆ 9月11〜17日:外郭線突破

外郭線は2〜3日で崩壊し、

英米軍は次々と市内に突入。

ドイツ軍は地下鉄網を使って抵抗するが、

日本軍が先んじて地下鉄を制圧し、

逃げ道を封鎖していく。

日本軍の“夜襲”が決定打

日本軍は夜間行動能力が高く、

9月14日〜17日にかけて

• SS本部

• ゲシュタポ施設

• 主要通信所

• 鉄道ハブ

を夜襲で制圧。

この“暗闇の浸透戦”がベルリン守備軍を瓦解させる。

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◆ 6. 第三段階:総統官邸の戦い

1946年9月18日〜22日

日本軍工兵隊・米軍レンジャー隊が合同特殊部隊を編成。

作戦名:「白虎隊ホワイトタイガー

■戦闘経過

• 官邸外郭:半日で制圧

• 地下壕入口:夜間突入で一気に制圧

• SS親衛隊の最後の抵抗は激しかったが、

日本軍の手榴弾・火炎放射器が突破口を開く

◆ヒトラーの最期

9月21日夜、総統地下壕の残骸を日本軍特務隊が制圧。

ヒトラーは銃で自決していた、というのが公式発表。

(捕縛説・逃亡説は後に陰謀論として語られる)

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◆ 7. ベルリン陥落

1946年9月22日 午後3時45分

ドイツ軍総司令部は停戦を受諾。

連合軍はベルリン市街全域を掌握。

欧州戦線の戦争はほぼ終結した。

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◆ 8. ベルリン陥落が意味したもの

◆ 1. ソ連の衝撃

「ベルリンを落としたのは西側であり、

日本が決定的役割を果たした」

という事実がスターリンを激昂させる。

以降、

“第三次冷戦の種”がここで生まれる。

◆ 2. 日本の国際的地位の飛躍

ベルリン陥落の中心を担った日本軍は、

名実ともに“西側の大国”へと格上げされる。

日本は戦後ヨーロッパ秩序形成に深く関与する権利を得る。

◆ 3. ドイツ国内の心理変化

ソ連ではなく連合軍(米英日)による占領は、

市民の戦後復興への希望を生んだ。

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