メリアスの足
舞台は空中に浮かぶ巨大な樹。そこに住むヒトは、自らが寄り添い生きるその樹を“大母樹レム・ラーズ”と呼んだ。
主人公・ザインは、レム・ラーズを蝕む“滅びの種子”から生まれる異形の化け物・アダマンデに家族を奪われた過去を持つ。
アダマンデと戦う実働部隊レム・ルシッドに入隊したザインは、やがて家族の仇である超大型アダマンデ“大尖角”を討伐するが、その代償として片足を失う。
復讐を果たしたものの、戦う力を失ったザインは、失意のまま辺境のムルト村駐在の任についた。
そこでの穏やかな日々は、次第にザインの心を癒やしたが、それでもアダマンデの引き起こす悲劇を前に無力さを感じていた。
そんなある日、ムルト村にかつて共に戦った相棒・アーケンが調査部隊を引き連れてやって来る。
アーケンの目的は、滅びの種子の大量発生――群生の調査であった。
ムルト村近郊の遺跡地帯で、ザインとアーケンはひときわ巨大な滅びの種子を発見する。
そこから開花したのは、極めてヒトに近い姿をしたアダマンデ――“ラサ”であった。
ラサは自身がレム・ラーズの“根”に行けば、すべてのアダマンデが滅びると告げる。
それがザインとラサの、根に向かう旅のはじまりであった。
主人公・ザインは、レム・ラーズを蝕む“滅びの種子”から生まれる異形の化け物・アダマンデに家族を奪われた過去を持つ。
アダマンデと戦う実働部隊レム・ルシッドに入隊したザインは、やがて家族の仇である超大型アダマンデ“大尖角”を討伐するが、その代償として片足を失う。
復讐を果たしたものの、戦う力を失ったザインは、失意のまま辺境のムルト村駐在の任についた。
そこでの穏やかな日々は、次第にザインの心を癒やしたが、それでもアダマンデの引き起こす悲劇を前に無力さを感じていた。
そんなある日、ムルト村にかつて共に戦った相棒・アーケンが調査部隊を引き連れてやって来る。
アーケンの目的は、滅びの種子の大量発生――群生の調査であった。
ムルト村近郊の遺跡地帯で、ザインとアーケンはひときわ巨大な滅びの種子を発見する。
そこから開花したのは、極めてヒトに近い姿をしたアダマンデ――“ラサ”であった。
ラサは自身がレム・ラーズの“根”に行けば、すべてのアダマンデが滅びると告げる。
それがザインとラサの、根に向かう旅のはじまりであった。
第一章・厄災の福音
1-1.厄災の、目覚め
2022/09/13 01:07
1-2.立場と、関係と
2022/09/13 09:05
1-3.はじめての、気持ち
2022/09/14 08:27
1-4.共同体の、日常
2022/09/15 08:27
1-5.答えと、来訪と
2022/09/21 10:25