表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/107

Alius fabula Pars45 造形の深さ

数少ない女性の被験者から聞き取り調査をした所、胸部には様々な見解があってシニストラと協議して幾つかの項目に分ける事となった。


大きさ(女性が一番こだわる項目だ)

形(主に異性がこだわる項目だ)

向き(異性にとって、とても重要な項目だ)

谷間(男女共に意識する項目だ)

この項目の意味が分からない女性が多いが、脂肪の始まる場所である。何故なら胸部を露出する衣服が無いからで、この大陸では乳あてが余り普及しておらず一般的には何もしないのが普通だ。


肌色(異性の方がこだわりがある傾向だ)

肌質(異性の方がこだわりがある傾向だ)

乳輪(男女共に好みが分かれる傾向だ)

乳首(男女共に好みが分かれる傾向だ)

硬度(男女共に好みが分かれる傾向だ)

感度(異性の方がこだわりがある傾向だ)


これは被験者の認識と、異性のこだわりは被験者からの聞き取りであり、ザックリと十項目に分けられる。

これらを被験者の要望に合わせて、木型を参考に詰めていくのだが、胸部は年齢に差は無く一様に一番大きな木型を選ぶ傾向がある。


真剣な眼差しで木型を凝視する女性たちを考慮して、事前に被験者の体型に合わせた胸像を三形用意して選ばせる様に変えた。

しかし臀部に限っては、逆の要望をする被験者も存在するので聞き取りは念入りにしている。


そして、被験者からの質問が多いのは硬度と感度だ。


感度に関しては、感覚的な要素だからと言って神経を増やしたりはしない。

感じないと思っているのは感覚鈍麻の傾向があるだけなので、感度を上げ過ぎると感覚過敏症になるので行わない。


感覚を感じるとは、見るのは目、聞くのは耳。そして受け取った映像や音を実際に認識しているのは脳だ。

音という感覚刺激が耳に届いても、それをどのように感じるかは、その人の脳の刺激の受け取り方で違うのだ。

(単に好意を持っているか、いないかとも言える)

したがって胸部における皮膚の感覚や、揉まれた感覚も、"その時"の状況次第で本人が受ける感覚は変わってくるのが当たり前なのだ。


その当たり前も、個人の育ち方で差が生じると判断でき、過去の経験が影響している場合が多い。

また、過敏でも鈍麻でも無く、無感覚症状は完全に脳の問題であり、記憶の改竄(かいざん)で処置する事が色んな意味で効果的である。


傾向が多いのは鈍麻であり、敏感にさせる為には個人に存在する負の記憶を取り去り、未経験状態にするか、良かった記憶に変える事だ。

これらは比較的簡単な記憶の改竄魔法で対象できる。

これは被験者の後日検証でも賞賛を頂いている。



そして臀部だ。

要望の多いのは見た目を"小さく"して欲しいとの依頼だが、これは脂肪が腰回り全体的に多い傾向と骨格が影響しているもので、大柄な体格の女性は望んだ大きさにはならない場合が多い。

それでも腿の脂肪や横の脂肪を取り払ったり、扁平な型を丸くしたりする場合が多く、満足される女性ばかりだ。

しかし筋肉質の場合はこの限りではないので事前に説明する事になる。

特にガッシリとした筋肉質の太もも女性だ。

多くは無いが戦士の女性も紹介されて来店されるからだ。

良く聞くと引退して幸せになりたいらしい。



臀部の像は一概に大きくするだけでは無く、骨格重視で三段階を三種類並べてある。

正面や後ろから見ると細いが、横から見ると丸く張り出す感じだ。

三段階は小さな体型、普通体型、大柄な体型だ。

三種類は普通よりも少し丸みを出した小型、見た目に大きく丸みを感じさせる中型、かなり大きな丸く張り出す程の大型だ。


種類は中型か大型で悩む女性が多いが大柄な女性は小型か中型を選ぶ傾向だ。


シニストラが秘密結社に潜入すると被験者から感謝の言葉が後を絶えないと言う。

被験者の感謝とは、異性から絶賛されて対応が変わった事に起因する。


ディバルとシニストラの行動で一部の女性達に出産ラッシュが起こり、モナスカの人口が多少増える様だ。


感覚過敏(反対語)感覚鈍麻どんま

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ