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デスパラ=神として転生したオジサンは下界でパイ作り職人を目指す=  作者: 流転小石
第0章 世界の全ては誰かに設定されている
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Alius fabula Pars 10 説明と創生

魂が身体にもなじみ、数回精密検査を受けて魂の定着が確認された。

それだけ今までには無かった製法で作られた特殊な体だったのだ。

そんなディバルは沢山の魔法付与を施された身体の説明を聞いたが、既に上の空だった元凡人だ。

最後に聞いた言葉で何とかなると安易に考えていた。それは・・・


「もしも疑問に思われた事がございましたら、魔法検索の魔法でお調べください」

それは思考発動する魔法で、気になる事を対処するための魔法を知識の中から選び出す魔法だ。

(なんて便利な魔法だろう・・・)



最近のスプレムスは”機嫌が良い”。

その流れで五体の龍の子を集めてディバルを召喚した事を説明すると言う。

スプレムスが創生した子供たち。

それはテネブリス・アダマス、アルブマ・クリスタ、セプティモ・カエロ、セプテム・オケアノス、スペロ・テラ・ビルトスの五体だ。


勿論この事は事前に知っていたので、テネブリスとアルブマが二人で他の三人に一人づつ説明したのだ。

何故なら自分達も相当驚いたので妹弟たちは衝撃を受けると予測しての行動だった。

所が三人とも以外にも平然として聞き入れて、同じ言葉で納得した様だった。


「何かあれば姉貴たち二人で何とかするんでしょ? 大丈夫じゃない?」


セプティモと同様に二人の弟も同じだったのだ。

そして現在、スプレムスの説明を真剣に聞いている。



「では、我が創造神様にお越しいただきます」

スプレムスの念話でその場に転移して来たディバルだ。

一同がディバルの姿を凝視している。

金髪金眼で耳が尖っている。

色や姿では無くディバルの本質、つまり魂の根幹を見ていたのだ。

それはディバルも同様だった。


「・・・スプレムスの子らよ、お前たちに会えた事を嬉しく思う」


すると全員が跪き頭を垂れた。

「初めまして、創造神様。わたくしはスプレムスが長子でテネブリス・アダマスと申します」

「ああ、良く知っているよ」


「初めまして、創造神様。わたくしはスプレムスが次子でアルブマ・クリスタと申します」

「ああ、姉想いの良い妹だな」


「初めまして、創造神様。わたくしはスプレムスが三子でセプティモ・カエロと申します」

「ああ、広大な空の監視と日々の開拓は頼もしい限りだ」


「初めまして、創造神様。わたくしはスプレムスが四子でセプテム・オケアノスと申します」

「ああ、海よりも深いお前の知恵を借りる時が楽しみだ」


「初めまして、創造神様。わたくしはスプレムスが五子でスペロ・テラ・ビルトスと申します」

「ああ、下界の総括で大変だろうがお前の力も借りる時が来るだろう」


全員と言葉を交わし、初めての交流を図った。

テネブリスとアルブマは末子たちに合わせたに過ぎない。

本当は違うが全員が同等である事が重要だとスプレムスに聞かされていたからだ。



改めてスプレムスが仕切り始めた。

「創造神の御名はディバルシス・リバル・デオルムと申されて、我らはディバルシス様とお呼びしなさい」

「「「畏まりました」」」

「それではディバルシス様からの仰せにより新たな眷属の創生する事を宣言します」

「「「・・・」」」

テネブリスたちは何も言わなかった。

本当は、どうして必要なのか理解できないからだ。

だが創造神の手前、母である大神に疑問や疑念を問いかけるのは不敬だと察したからである。


「・・・まぁ、みんなが不思議と思うかもしれないが、いずれ重要な役割を持つ大切な兄弟になる訳だから、よろしく頼むぞ」

周りの雰囲気を察してディバルから援護をもらうスプレムスだ。


「創生する属性は電気と磁気の二つの属性を持った者よ。性別は貴方達に任せるわ」

「では弟で宜しいでしょうか?」

「あぁぁ? 妹に決まってるだろうに!!」

「セプティモ、言葉・・・」

「あっ、わたくしは妹が良いと思います・・・」


スペロの問いかけに即座に反応したセプティモだが、日ごろから言葉遣いを注意したアルブマから創造神の手前、優しくダメ出しをもらい慌てて訂正したようだ。


「それぞれの眷属には貴方達から説明して頂戴」

「必要であれば出向くから気軽に言ってくれな」


後で呼んでくれたのはセプテムとスペロだけだったので、女性には人気が無いとションボリするディバルを励ますスプレムスだった。



「それからわたくしはディバルシス様の御名を一つ頂いて、今後はスプレムス・オリゴ・デオルムと名乗ります」


名乗ると言っても、どこかに出向いて誰かと会う訳ではない。

形式上の名である。



そしてディバルの眷属となった精霊王の憑依体と影から世話をするホムンクルスの二体も紹介した。


現在、精霊王ドラドとアルジェンティは憑依体のスクリーバとウルサに慣れる為、スプレムスの監視の下で訓練を行っていると同時にシニストラとデクストラは生まれて間もないが既に大人体形なので、礼節と戦闘訓練の指導されていた。

付け加えるならば、スクリーバとウルサからのやりとりを、マリンキファを通しての訓練も同時に行っている。



ある時、ディバルはテネブリスに仲介してもらい封印のメルヴィを呼び出してもらう。

「すまないな、わざわざ呼び出して」

「勿体ないお言葉です。わたくしを呼び出されたのは一体どのような御用件でしょうか?」

「ここではお前が一番下界の常識があると思ったからだ」

「下界の常識ですか?」

「ああ。実は今後、気晴らしに下界に降りようと思うが、装備する衣装が変じゃないか見て欲しい」

「・・・畏まりました」


実のところ、冒険者の装備品は全く知らない封印のメルヴィだ。


そして自分の装備を着用しスクリーバとウルサに、シニストラとデクストラも装備させ見てもらった。


その後スプレムスは創生のための創造力を養うために電気班と磁気班を作り研究調査に乗り出した。

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