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最強の魔物使い〜すみません、私の魔物知りませんか!〜  作者: 漆原 黒野
第1章 戦乱の森
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第33話 タダで働く気はない!

 

 俺はご飯を食べ終わってから、ギルマスに要望を伝える。


「……ねぇ、戦闘に加わるのは、良いけど、条件がある」

「条件?」

「条件も何も戦闘に加わるのは義務なのよ? 」

「……私のランクはG。……本来戦闘には、関わらない、はず。なら条件を出しても、良いはず」


 ギルマスは考え込むように腕を組んだ。


「内容によるが、構わないだろう」

「ギルマス!」

「ユキほどの戦力が加わるなら安いものだろう。ユキは間違いなくSSランク以上(・・・・・・・)の実力はある」


 うわ、結構好印象。

 まぁ、言われるだけの活躍をしてるから当たり前なんだけどね?


「……一つ、ランクを上げること。最低Aランク。……二つ、報酬を高めにする。……三つ、私の力を広めること。……四つ、面倒事が、ないようにする。以上」

「良いだろう」


 え、即答。

 まぁ、大した要求はしてないけどさ、もう少し悩むものでしょう、普通。

 そう思ったのは俺だけじゃないようだった。


「……良いんですかギルマス?」

「あぁ。ランクに関しては上げる予定だし、報酬は弾む約束だしな。力を広めることに関しても、どうせ上に報告しなければいけない事だ。最後の面倒事に関しては出来る限り善処しよう」

「……ん、それで良い」


 よし、これでランク上げや金儲けをしなくて良くなった。

 面倒事も何とかしてくれるからな。

 特に貴族問題とかな。

 向こうもそれを分かっているだろ。


「……じゃあ、私は、これで……」


 うん、これで俺がここにいる理由が無くなった。

 なら帰って寝よう。

 今日は疲れた。


「まぁ、いいだろう。だが夜襲があるかもしれなから、宿の場所を教えてくれ」


 マジっすか……。

 寝てる途中で起こされるのとかちょー嫌なんだけど……。


「…………名前、分からない」

「特徴とかないのか?」

「……風呂がある。あとは……アリスって娘がいる。サイとケイって人も……いたかな?」

「〈癒しの食堂〉か。何かあったら使いを出すから、指示に従ってくれ」

「……分かった」


 そうして俺は部屋を出るのだった。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ユキが部屋を出て行くのを確認してから、私エリンはギルマスの方へと向き直る。


「……本当に帰してよかったの?」

「あぁ構わない。こっちの言い分を理解してる様子だしな」


 まぁ、話が通じる相手ではあったわね。

 それにこの気持ち……。


「それにしても不思議な方でしたね」

「そうか? まぁ、面白い奴ではあったな!」

「ふん、魔法師としては一流みたいだな」

「あんたはそう言う言い方しかできないわけ?」

「はん、下郎と会話をする気はない」

「あっそ」


 直に会話してみてよく分かった。

 ユキは相当修羅場を潜って来ている。

 この状況で自分の意見を言えること自体凄いのだ。

 普通は……あの……前の会議にいた……うん、男みたいになるのが普通だ。

 でもユキは怖気付くどころか、こちらを試すような感じだった。


 強さだけではない。

 頭も相当回る。

 そう言う相手は一番面倒くさい。

 まぁ、敵じゃないから関係ないけど。


「さ、お喋りもこのくらいにしよう。次は夜襲があった場合についてだ」


 夜は長い。

 視界も悪い中、戦う事は一部の物を除いて不可能だ。

 ……私がその一部の中に含まれるから嫌なんだけどね。


 私の得意な爆発系の広範囲破壊はぶっちゃっけどこでも使える。

 自分が屋内にいなければ建物ごと破壊が可能だし、屋外ならば派手に魔法を使うことができる。

 そこに夜の暗さは関係ない。

 逆に爆発で周囲を明るくすることが可能だ。


 というわけ基本的に私は夜襲の番をすることが多い。

 はぁー面倒くさい……。


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