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I P T E H  作者: 朱雀
1/2

prologue

何処にでも在る様な倉庫裏

カツカツと音を立て呑気に歩いてみる


「此処かぁ…如何にもって感じ?」


クスッと笑った紺色セーラー服の少女

赤い帯を装着し直せば堂々と扉の前に立つ


「 さーって… 」


扉に手を置き目を閉じる


「3 2 1」


呟いた瞬間けたたましい音が鳴り響き強風と共に扉が吹き飛んだ。


中に居た男達は一斉にこちらを振り向き目を見開かせる


「アラタさんがお迎えに参りましたよーっ 実験材料さん達?」


〝誰だ!?” 〝ぶっ殺せ!”


男達はテンプレ通りの声を上げる


「はいはい。そういうのいいからさ」


少女は微笑んだ。

目を細め髪を靡かせながら男達に近づく


今まで何も持っていなかった筈の手から真っ赤な剣が現れた_


「 皆、死んで? 」


少女は狂気的に笑った

男達は顔を真っ青にさせた


〝ASOUだ″ 


男達は呟いた

絶望、悲しみ、恐怖を含んだ瞳で呟いた


血潮が上がる

返り血を浴びる

その度喜びと快感が少女を支配する


「 楽しい 」


声を上げ笑う

楽しくて仕方ない

だって自分よりも強い筈の大人が、男が無様に死んでいる


後ろから鉄パイプで殴られる

ゆっくりと振り向けば満面の笑みでぶった斬る


結局化け物に人間は勝てないのか


つまんないなぁ…



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