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金はすべてを解決してくれっ!  作者: 人生エンジョイ勢
怪盗スドール編

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8/9

その前夜。

「あぁ、来てしまった、、、」


「我、温泉に来るのは初めてです!とってもワクワクしてます!」


「いいよな、お前はとってものんきで」


「いや忘れてないですよ?ここでドールと待ち合わせるんですよね?」


「まぁ待ち合わせるけど、、、」


断るために来たんだよなぁ


今ヒカルとパレットは普段いるはずの「アクセル」ではなく、「ブースト」という街にいる。

「ブースト」はここら辺でも有名な悪徳領主がいる街の温泉旅館で、ドールと集合ということになっている。


「まあいなさそうだし、一旦温泉に入るとするか、、、」


「そうですね!」


ヒカルは温泉に混浴がないことを残念に思いつつ、1日かかった馬車旅の疲れを癒そうと温泉に入ることにする。





「んーなんで混浴がないんだよ、、、ブクブクブク」


風呂の中でも文句を言いながら泡を出し続ける。すると、女風呂の方から声が聞こえる。


あれ、声が聞こえるほど近いのか。これは実質混浴なのでは?


という意味が分からないことを考えながら聞き耳を立てる。


「ふぅぅぅぅ温泉とはこんなに気持ちいいものなのですね、、、」


「あれ?あれあれあれ?パレットちゃん?」


ドールが背後から話しかけ、それに驚き体を震わせて、温泉のお湯で波が立つ。


「うわっびびりました!もしかしたらドールさんですか?」


「うん、そうだよー。もしかして、今日のを手伝いに来てくれた感じ?」


「そうですねー。まあこうゆう話は食べながらしませんか?今回温泉初めてで、教えてほしいです!」


「んもー♡かわいいなぁ♡」


パレットの可愛さ(?)に体をくねらせてそうな気持ち悪い言動をするドールにちょっと引きつつ、ヒカルはそろそろ入ってから1時間経ってのぼせてきた温泉から出る。






「遅いですねー。もうチェスロードを2局もやれちゃいましたよ、、、」


パレットはあまりにも長いドールの長風呂に文句を言っている、、、ヒカルとボドゲをやっていたので案外退屈していないはずなのに。


「いやぁごめんごめん。つい長風呂しちゃって。」


「じゃあ食堂に行こうか。」





「我はお寿司をお願いします。2人は何を食べるつもりですか?」


食堂につき、料理を注文し終わったパレットは2人に質問する。


「うーん。俺はピザかな。なんでかわからないけどあるらしいし。」


「私はベイクドチキンにしようかな。」


「承りました。」


「てゆうか、温泉旅館でピザなんてやってるんですね!」


「温泉旅館は「和」みたいなイメージあるんだけどな。」


「まあまあまあ、世間話はそれくらいにして、」


いつもヘラヘラしていたドールの目が光を失い、雰囲気が変わる。


「本題に移ろうか。」


「何度も言うが参加はしないぞ」


「え?じゃあなんでこっちに来たのさ!」


「いや、一応断りを入れておこうと思ってな、、、」


「そっかぁ」


「そうだな、、、」


ドールがいつもの雰囲気に戻ったはずだが、周辺には誰もしゃべらない、きまずい雰囲気が漂う。そこに終止符を打ったのがパレットだった。


「追加でグラタンお願いします!」


「お前まだ食うのかよ!」


「ドールさんのおごりらしいですよ?」


「まじか!じゃあ高級ワインをお願いします!」


「ヒカル君ってホント容赦ないよね、、、」


いやまあ久しく豪華なもの食べてないし、、、


あの後は普通に食べ終わって寝た。

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