異世界ショッピング!
「お前のおかげで逃げられたし、今回の件は不問とする。」
やっとの思いで襲ってきたゾンビどもから逃げ出したヒカル達はヒーフー言いながら話し出す。
「今回のMVPは間違いなく我なのに責められている理由がよくわかりませんが、ありがとうございます。」
「さて問題だ、パレット君。今の俺たちに必要なものはなーんだ?」
「我への信仰心ですか?」
「お前への信仰心なんて必要ねぇよ!俺らに必要なのは装備だよ装備!冒険者ギルドで話を聞きに行くぞ!」
「ひどい!悪魔への信仰心は力に直接影響するのに!」
息を整え、冒険者ギルドへ向かう。
「ヒカルさん。ポーション苔の採集お疲れさまでした。報酬の100Bです!」
「いやぁ、、、懐が温かくなる、、、!」
「装備について聞くんじゃなかったでしたっけ」
「そうだった。あの、俺は装備を持っていないんですけど、おすすめの装備屋さんとかってありますか?」
「そうですねー。ギルド内に装備を買える場所があるので、そこで買ってみてはどうでしょうか?」
「ありがとうございます!」
「すいませーん。ここで装備が買えると聞いたんですけど、、、」
「冒険者ギルド内の装備ショップ「ギルティ」へようこそだ。」
なんて物騒な名前、、、とは冗談でも言えない。なぜなら目の前に現れた店主がほんとに処刑してきそうな物騒な見た目、、、ヤクザとかに所属していましたか?
「どうも。ドワーフみたいな人間、"ティラス"だ。」
ほうほう。あの物騒な名前はギルドのティラスがやってる店ってことか。あれ?みたいなって言った?医いたよな?どゆこと?
「ドワーフのような肉体!すごいものだろ?ドワーフとの商品取引のために始めたけれど、ついハマってしまってな」
「あーそうですか。どんな装備が売っているんですか?」
「俺には冷たくしてもいいが、町の鍛冶屋には気難しいやつもいるから気をつけろよ。そして商品はこっちだ。」
「ありがとうございます!剣とか防具とかいろいろあるな、、、どれがいいんだろう。」
「(冒険者ギルドならスターターセットがあると思います。)」
「(うわっいきなりしゃべるなよ。なになに?スターターセットとな。)」
「あーこれか。」
「ん?どうした?」
「あー、うわさに聞くスターターセットとはこのことか。と思いまして。」
「そうだな。100Bは初心者には厳しいか。」
「そうですね。持ち金全部はきついですし。」
「初心者に優しい店になりたいし、そうだな、、、50Bで売ろう。どうだ?」
「買い!」
「はい、ありがとう!」
ヒカルは商品を受け取り、大満足で店を出た。
そして、パレットが口を開く。
「うれしいお知らせと悪いお知らせ。どっちから聞きたいですか?」
「悪い知らせ。」
「もっと高性能な奴が、+10Bで買えました。」
「まじかー。いい知らせは?」
「今日から路地裏から馬小屋に昇格です。」
「いや路地裏よりかはマシだけどさぁ」
「藁とかもあるので案外寝心地いいですよ?」
「そうゆうことじゃないんだよぉ」
この世界のお金単位は
1B ... 銅貨、100円
1S ... 銀貨、10000円
1G ... 金貨、1000000円
が基本で、国家予算単位になってくると別の通貨が出てくる感じです。




