現役高校生が就職活動をしに行く話
「こんにちは!今日はどういったご用件でしょうか!」
「あの、ギルド登録をしに来たのですが、、、」
「わかりました!では、こちらにご記入お願いします!」
「ありがとうございまーす。」
ヒカルは紙を受け取りながら考える。
んー現役高校生のはずなのに就職活動をするなんてなかなかにむなしいものがあるなぁ。
「いとおかし。」
「急に趣を感じないで、早く書いてください。」
おかしいという意味で使ったんだけどな。
「あれ?そこ、メロツリー・アイラクじゃないですか?あなたの名前はヒカル・アイラクじゃねえぞ?」
「これが俺の名前ということにする。」
「あ、そこ、、、」
「うぉぉぉうぜぇ!」
いきなり大声を出したからか、パレットが飛び跳ねる。
「今パレットはキーホルダーなんだから、おとなしくキーホルダーになっとけよな。」
「たしかに我が姿を見られるのはまずいですけど、、、この世界の達人がいろいろ教えてあげようと思ったんですけれども。」
「いや、まだ達人だとか思ったことないんだけども?まあ、とりあえず頑張って書くかー!」
「ふうやっと終わったー」
ヒカルは記入書を書き終わり、ペンを置いた。
「てゆうか俺、こっちの世界の文字知らないはずなのになんか書けてんだけど、なんで?」
「それは我の能力というか魔術の能力で、いろいろなことが前の世界と同水準でできるようになってます。だぜ?」
パレットは慣れない"だぜ"という言葉とドヤ顔で自分の能力を自慢する。
「そんなドヤ顔で言われても、、、」
でも、文字とかそういうのの心配をしなくていいのは助かる。
「ま、ありがとな!」
おっとー、照れちゃったのか?急にキーホルダーになりやがって。かわいいやつだな。
「これでお願いします。」
「それではこのギルドカードをどうぞ!冒険者というのは、町の何でも屋さんを大規模でやっている感じで、街民から依頼を冒険者様方が達成することで、お礼賃の一部を報酬として渡す。というイメージです。あそこに掲示板があるのであそこから依頼を受け取ってください。依頼達成をしたらこちらの窓口に届けでてください。報酬が受け取れます。」
「わかりました。」
「ほうほうほう。ゴブリン討伐に新ダンジョン調査、薬草摘み。簡単そうな依頼がたくさんあるじゃないか。この世界の達人(笑)のパレットさんよぉ。この新ダンジョン調査位がワクワクして楽しそうなんだけど?」
「ははっ(怒)。異世界の若葉マークのヒカルさん。新ダンジョンなぞ、モンスターが多すぎてすぐゲームオーバーですよ。こうゆうのは魔法とかスキルを集めてからですね。」
「そうか、、、じゃあ採集とかがいいのかな?」
「はじめはそれくらいがいいと思います。」
依頼を受けるために依頼書を手に取る。
「依頼内容は、、、と。ポーション苔1000gか。1000g!?」
「1000g?もしかしたら研究目的で複数依頼出している奴じゃないですか?結構大変ですけど、かなり報酬もあるので最初の依頼としてはかなりいいものじゃないですか?」
「そうか。これにするか!」
ギルドカードを依頼書にかざすと依頼書か光となってカードに吸い込まれる。そして、カードに表示される1000gの文字。なかなかに骨の折れる作業じゃないかなぁ、、、




